正常な排卵が行われず、不妊の原因になる「多嚢胞性卵巣症候群」。
自分では「生理不順かな?」と思うくらいで、大きな自覚症状もなく、不妊治療を始めてからの検査で診断される人も多いようです。
実際に診断をされ、不妊治療を続けるのは戸惑いも不安もとても大きいものですよね。
治療に迷いを感じた時、周囲の心ない一言に傷ついた時、不妊治療が原因で旦那さんと喧嘩してしまった時…そんな時、同じ境遇の方のブログを読むと、励まされることは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、多嚢胞性卵巣症候群で妊活・不妊治療をされている方のブログを集めてみました。
子供がほしいという気持ちや不妊治療における葛藤や辛さ、そして時には旦那さんとのすれ違いなど、さまざまなことが綴られているブログ、ぜひ読んでみてください。
この方は結婚後、生理周期に異常があり、訪れたクリニックで多嚢胞性卵巣症候群の診断を受けたそうです。投薬などの治療を受けながら、タイミング法、人工授精を試みた様子がブログに書かれています。
病院での治療だけではなく、冷え対策やアロマやハーブティー、ヨガや食事改善など、自分でできる妊活にも積極的に励んでいらっしゃるのがこの方の特長。
“妊娠”だけではなく、トータルで“健康”へアプローチしている様子が、ブログからうかがえます。
多嚢胞性卵巣症候群の診断を受けてからの治療が、詳しくわかりやすくブログに書かれています。注射、薬でタイミング法を続ける中での焦りや不安など、心情面を吐露することも。
途中、治療を受けている中で疑問に思っていることを、カウンセリングで確認する機会があったそうです。
その内容をブログに一問一答でまとめてくださっているので、同じような治療をされている方は参考になるのではないでしょうか。
子供の頃から生理不順だったというこの方。結婚する前、生理が止まらず産婦人科を受診したところ、「薬を飲まないと妊娠しないかも」と告げられます。
結婚後、その言葉を思い出し改めて産婦人科へ。そこで多嚢胞性卵巣症候群と診断されたそうです。
人工授精、体外受精にもチャレンジし、無事に妊娠、女の子を出産されています。
多嚢胞性卵巣症候群と診断され、自分の“勉強ノート”的な意味合いでブログをスタートされています。
看護師さんに薬剤名を聞いたり、自身でインターネット上の論文やガイドラインを読んでいらっしゃいます。
日本生殖医学会と国際生殖医学会に、参加費を払って参加されてたりも…。
かなり専門的なこともブログに書かれているので、多嚢胞性卵巣症候群について詳しく知りたいという方は、一度覗いてみるととても勉強になるのではないでしょうか。
この方は結婚前に卵巣嚢腫と診断を受け、摘出手術を受けています。今でも右の卵巣には1センチの卵巣嚢腫が残っている状態が続いていて、経過観察中。
この卵巣嚢腫のこともあって早めに妊娠したいとクリニックに行ったところ、そこで多嚢胞性卵巣症候群が発覚しました。
これだけ聞くと、大変な妊活模様がブログに綴られていると思ってしまいますが、明るくテンポのいい文体なので、面白く読め、この方の前向きさを感じられます。
「夫婦妊活強化キャンプ、決行」「魁!妊活塾」「夫の飲み会に放屁する」など…思わず吹き出してしまいそうなタイトルと内容も。読み物としても楽しめるのではないでしょうか。
高校生の頃から生理不順に悩まされ、大学生の時に多嚢胞性卵巣症候群と診断された方のブログ。
多嚢胞性卵巣症候群の発覚から、旦那さんとの出会いや結婚に至るまでの話、そして不妊治療に踏み出すまでの経緯も書かれています。
不妊治療を開始するも、排卵誘発の副作用が起き、入院もされています。入院中は症状がかなり辛かったようで、その様子も綴られています。

多嚢胞性卵巣症候群や不妊について、診断されるまでは全く知識がなかったというご本人。
「独学で少しずつ勉強しています」とブログの紹介文にもあるように、いろいろな知識を付け、それをブログにアップしてくれているので、とても参考になります。
また、「できることをやる」ということを心掛け、食事の見直しや冷えの改善、サプリを取り入れるなど、少しずつ生活改善をされている様子も。
この方は、1人目は自然妊娠で授かり、二人目妊娠を目指し、不妊治療に励まれています。
タイトルに“家族の”と入っているだけあって、旦那さんもたまにブログを書かれていて、不妊治療をしている妻を、夫としてどう思っているのかが綴られています。
また、結婚前に多嚢胞性卵巣症候群だということを告げられたそうですが、それを聞いて「絶対に幸せにしなきゃ」と思ったとか。
とても愛情深い旦那さんですね。ぜひ、男性にも読んでほしいブログです。
基礎体温表をしっかりとつけ、それを記録としてブログに載せていらっしゃいます。そのため、どのタイミングでどういった症状が出ているのか、といったことが分かりやすくなっています。
不妊治療を続ける中で起きる、旦那さん側のナイーブな反応もブログに書かれています。
例えば、治療について話し合いをする中で、「俺は道具じゃない」「今、頭の中それ(妊娠)しかないでしょ」など、グサッと来ることを言われてショックを受けられたり。
男性と女性との間の、不妊治療の捉え方や考え方などの違いに悩んでいる方も、ぜひ読んでみてください。
この方は、多嚢胞性卵巣症候群だと診断されてから、タイミング法や人工授精に2回挑まれましたが、妊娠には至らず…。
卵巣に穴をあける手術(ラパロ手術)を受けることを決断されます。
自然排卵や薬の効きが良くなる効果があるそうです。手術後、体外受精にステップアップし、無事に妊娠、出産されました。
まとめ
一説には、若い女性の20人に1人はこの多嚢胞性卵巣症候群だとか。適切な治療をしていけば子供を授かる人も多いので、あまり深刻にとらえなくてもいい…と言う医師もいます。
とは言え、不妊治療はお金も時間もかかり、精神的にも参ってしまうものですよね。
旦那さんや家族など身近な人に気持ちを聞いてもらうのもいいですが、たまにはブログを覗いて見るのもおすすめです。
きっと、「悩んでいるのは自分だけではない」と前向きな気持ちになれるはずです。