個々に症状の感じ方が異なるPMSは原因がはっきりしないこともあり、病院での治療になかなか踏み出せないものです。また産婦人科にかかるという行為そのもがネックになって、治療までの過程もあれこれ気になります。
そこでPMSで病院に行こうか迷っているときに知りたい情報を、治療までの経緯に沿って段階ごとにまとめてみました。
病院にかかるまえ・診察・治療の3つのSTEP順で知りたいことをピックアップしてお伝えします!
下記のページでは、PMSの重い症状を乗り切った、体験者の口コミからまとめた9つの対策案についてまとめてご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
STEP1 病院にかかるまえに知っておきたいこと
病院に行く前の気になる疑問や必要事項をチェックして、受診しやすい環境を整えておきましょう。診察がスムーズになり、ドクターにきちんと症状を伝えられますよ。
1.病院にかかる目安は?
PMSは自覚症状に沿ってセルフケアで対処していくのが一般的です。生活習慣や食生活を有意義なものにしたり、鎮痛剤などの市販薬で症状を和らげたりしていくなかで、つらさがコントロールできない状態または、日常生活に支障が出るときを病院にかかる目安にすると良いでしょう。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 一日中、異常な眠気を感じて何もできない。
- イライラなど攻撃的な感情がセーブできず家族や親しい人に迷惑をかけている。
- 自己嫌悪に酷く陥り、ネガティブな思考から抜け出せない。
- 鎮痛剤や市販薬の効き目が悪い。
- 回を重ねるごとに不定愁訴がどんどん悪化している。
- 症状が辛すぎて体を動かすのもきつく、寝込むことが多い。
- 買い物などちょっとした外出も面倒に感じ、人に会うのも嫌で家にこもっている。
- 月経前だけ子どもにきつくなり、叱りすぎたり手をあげてしまうことがある。
- 集中力がかけて仕事などが全く手につかない。
心身ともにあきらかに自分ではない感覚や精神状態が現れているときは、受診を急いで症状を一刻も早く改善するのがベターです。
勿論、症状が軽度であっても診察は可能です。PMSに手厚く親身なドクターであれば、個人に合った対処療法などを提案してくれるので、次回の黄体期に向けて先手を打っておけます。
2.病院に行くタイミングは?
PMSは月経のサイクルのなかで現れるものなので、受診のタイミングに迷うところです。
基本的に行ってはいけない時はありません。症状そのものが気になりだしたら、診察を受けるタイミングにしましょう。月経期間中、月経終了後、月経前で比較しますので、参考にしてみてください。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]月経前はまさにPMSの症状が出ているときなので、一見して受診のタイミングとして最適と言えます。
しかし、体験談などを見ていくと
「気持ちが不安定だったのでうまく症状を伝えられなかった」
「体が重くだるいので、長時間の診察待ちが耐えられない」
と言った声があがっています。
予約をきちんと取れるシステムがあるか確認をとり、そのうえで自分の体調を考慮して受診するのがよいですね。
PMSで病院に行くのをためらう理由の上位が「内診を受けるのに抵抗がある」という回答です。
基本的にPMSは卵巣も子宮も異常がないのが特徴なので、内診台に上がることはほとんどありません。ただ、ケースによっては内診を受ける可能性もあります。そういったことを考えると月経期間中は精神的に憂鬱なときなので、内診となると抵抗感がさらに増しそうです。
実際にPMSは月経がはじまると症状が消失もしくは減退するものなので、あえて月経期間中に診察を受けるのは適していないかもしれません。また、ピルの処方になった場合には不正出血のチェックを行うこともあるので、月経期間中の受診はおすすめできません。
月経リズムの中で一番心身ともに爽快な時期です。ホルモンバランスの変化による影響を受けていないときなので、気分的にも楽に診察が受けられます。
病気のほとんどは症状が出ているときに受診することが多いですが、PMSではあえて気持ちが落ち着いている月経終了後がグッドタイミングになります。的確にドクターにPMSの経緯を伝えられますよ。
3.病院はどこに(何科)かかればいい?
女性に特化した医療機関が増えてきたため、従来の産婦人科で良いのかわからない方が多いようです。
PMSは月経の開始が早いほど出現年齢も早くなり、下は10代後半から上は閉経の近くなる40代前半までと幅広い年齢層で現れるのが特徴です。そのような背景から、妊婦さんがメインとなる産婦人科は行きづらい雰囲気も感じます。
気になるようならば、女性特有の疾病を手掛ける婦人科にかかるのがおすすめです。また、PMSは問診が重視されるので、しっかりと個人の心と体に向き合って対処をすすめてくれる女性外来、ウィメンズクリニック、レディースクリニックを選択すれば更に安心感があります。
薬だけの処方にとどまらず、長期的な目で見たトータルケアを重んじているので、月経リズムとうまくお付き合いしていくすべも教えてもらえますよ。
最近はストレスによる精神的症状がつらいPMSが増えています。心の負担が大きなケースでは、PMSを専門に扱う心療内科もあるので視野に入れておきましょう。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]希望する科と場所を検索にかけるだけで、病院を探してくれるサイトは重宝します。いくつかピックアップしましたので病院選びの参考にしてみてください。
病院なび
https://byoinnavi.jp/medical_basics/pms
Doctor’sFile
http://doctorsfile.jp/search/kanto/ds231/
QLife
https://www.qlife.jp/search_kuchikomi11_PMS_0_0_1
Benesse ウィメンズパーク
http://women.benesse.ne.jp/kensaku/obstetrics_and_gynecology/t11.html
PMSは月経がある以上ずっとおつきあいしていくものです。通いやすいなどの利便性も考慮したうえで、心身の症状を和らげて生活の質を高めてくれる病院を選びましょう。
また口コミをあたる場合では、あくまでも他人の評価なので、しっかりと治療方針やドクターのPMSに対する理解度をリサーチしておきましょう。
[/surfing_su_note_ex]4.事前に用意しておくことはある?
PMSはホルモンバランスの変化によって生じる不定愁訴なので、判断に必要な診断基準があります。この基準に照らし合わせるのに重要なのが、個人で記したPMSの記録です。事前に用意してあると診断がスムーズに進み具体的な治療に踏み込めます。
症状が現れる時期や、どんな症状が出るのかといった内容をメモして持参しましょう。PMS専用のカレンダーを作っておくと、記入しやすく遡って状況が確認しやすいので便利ですよ。
婦人科系疾患の推測ができるので、余裕があれば3か月分の基礎体温表も用意しておきましょう。基礎体温の計測が日課になっていない方は、最終月経開始日を含めて3か月分の月経開始日を正確に言えるようにします。
ドクターが推奨するPMSの記録の付け方
専用のカレンダーや手帳を用意して、以下のPMSに関する記録をつけてみましょう。症状のリズムがわかり、セルフコントロールもしやすくなります。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]PMSは自分ではないような感覚から周りの人を傷つけたり、職場などにも影響を及ぼします。症状によって生活に支障が出ていないか、その都度振り返ってみましょう。
チェック例- 子どもの行動に過度に敏感になり、きつく叱りすぎてしまう。
- 普段しないようなミスが多くなる。
- 欲しくもないものを衝動買いしてしまう。
- アルコールを飲まずにいられなくなる。
- 約束の時間に間に合わないなど、ルーズになる。
- 攻撃的な態度で周りの人との関係がぎくしゃくする。
- 普段できることがうまくできなくなる。
STEP2 診断方法について知っておきたいこと
日本産科婦人科学会の定める診断基準にそった問診が重要になります。内診を含めた検査がどのようなパターンで適用されるか理解しておきましょう。
1.問診では何を聞かれる?
本人の感じる不定愁訴を知ることが唯一の治療につながるので、問診ではPMSの診断基準をもとに以下のような質問を受けます。
- 身体症状→乳房圧痛、腹部膨満感、頭痛、四肢のむくみ
- 精神症状→抑うつ、怒りの爆発、いら立ち、不安、混乱、社会からの引きこもり
診断基準のなかでも重要なPMSの発症時期。一般的には月経開始日の1週間前から月経が始まる日までとされています。しかし人によって時期に曖昧さがあるので、診断基準の中では次の発症期間もPMSとして認められています。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 排卵直後から月経開始まで現れる。
- 排卵前後にも現れる。
- 月経が終わるまで症状が続く。
さらに、精神症状が重いケースでは以下のような質問をうけることもあります。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 社会面で、または経済的に立ち行かない環境に陥っていませんか?
- 配偶者または家族、職場の同僚などを含めた人間関係に悩んでいませんか?
- 子育てで悩んだり、育児そのものをストレスに感じていませんか?
- 家事や職場での仕事の能率が低下して、やる気がなくなっていませんか?
- まわりが嫌になって社会から孤立していませんか?
- 法律的なもめごとをかかえていませんか?
- わけもなく悲観的になって死にたいと思うことがありますか?
2.内診はあるの?
基礎体温が2相になっていて、子宮や卵巣の病気が疑われる症状がなければ内診を行わない病院がほとんどです。しかし癌が急増する今日では、早期発見・早期治療が大切なので検診の一環として必ず内診を行う病院もあります。
内診は恥ずかしい気持ちが強いものですが、健康管理のためにもPMSの診察を期に思い切って受けてみるのが良いと思います。内診に抵抗がある場合は、電話で事前に訪ねてみましょう。また、精神症状が強い場合は心療内科の診察ですと内診がないので気分的に楽ですよ。
PMSで内診を受ける例
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- これまでに不正出血があった。
- 基礎体温が低温相と高温相の2相にならない。
- 妊娠の可能性がある。
- 女性特有の疾病が疑われる場合。
- ピルの処方があるとき(不正出血があると服用が禁じられているため)
- 内診を検査の一環として行う病院で受診した場合。
3.問診や内診の他にどんな検査を受けるの?
PMSは、はっきりと原因が特定されない不定愁訴なので、先ほどあげた診断基準が重視されます。そのためPMSかどうかを見極めるには基本的に問診のみになります。
ただし発症する年齢がちょうど婦人科系の病気に罹患しやすい時期なので、他の病気が疑われる場合には、並行して他の検査も診察内容に加えられます。
受ける可能性がある検査項目
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 貧血の有無
- 甲状腺ホルモンの分泌異常の疑い
※腫瘍の疑いがある場合は腫瘍マーカーも含まれます。
- 妊娠の可能性
- 膣内の細菌の有無
- 多臓器からの不正出血のチェック。(白血病、膀胱炎、腎がんなど)
- 尿タンパク質の有無。(心不全、ネフローゼ、妊娠中毒症など)
- 尿糖、ケトン体の有無。(糖尿病など)
※婦人科系疾患の疑いが出るケースでは、細胞組織検査、MRI、CT、腹腔鏡検査、膣分泌検査、超音波検査、膣鏡などが必要になることもあります。
[/surfing_su_note_ex]STEP3 治療内容について知っておきたいこと
処方される薬や治療方法は病院によって異なります。全般的な治療内容を理解しておくと、自分にあった病院を探すのに役立ちます。
1.治療にはどんな方法があるの?
治療内容はおおまかに、悪循環のもととなる原因を断ち切って症状を軽減させていく非薬物療法と薬を用いて症状を抑える薬物療法(対症療法)の2つがあります。
最近では非薬物療法を充実させて、薬に頼らない方向へ進める治療メニューを積極的に導入するクリニックも増えています。
薬物療法(対症療法)
苦痛をともなう辛い症状を緩和させる目的で、次のような薬が用途別に処方されます。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]体質改善を目的に、PMSによる不定愁訴を緩和してホルモンバランスを整えます。
※体質に合ったものでないと改善効果が見られないため、漢方薬に精通した医療機関を探しましょう。
支持療法
ポピュラーな心理療法の一つです。カウンセリングを通して医師あるいはメンタルケア従事者が患者の話を傾聴することで、症状を和らげる効果が期待できます。
PMSは家庭内・職場・育児のことなど、普段の生活の中で受けるストレスが蓄積して精神状態を不安定にします。第三者に気兼ねなく悩める気持ちを話すことで、理解し支持してもらえるので自然と心の持ち方が明るくなります。
食事療法
軽症から中等症のPMS患者に対して、最初に行われる非薬物療法です。バランスの良い食事の提案や、普段の食事において気を付けるべきポイントが指導されます。
食生活の指導例
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]ホルモン合成にかかわる伝達物質の受け渡しにはビタミンやミネラルの力が重要です。不足しがちなビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、ビタミンE、ヘム鉄、γリノレン酸が必要摂取量に届くよう、補充によってホルモン合成を促します。
※まだ少ないですが、不足するビタミンや必須アミノ酸などを直接体内に補充する「PMSレス注射」を導入する病院もあります。持続性は3日程度で、PMSが現れる期間に注射を行います。
保険が効かないので少々割高ですが、ダイレクトに体に栄養分を摂取できるので効き目が早く実感できるそうです。
空腹時間が長くなると血糖値が下がって集中力がなくなったり、イライラが強くなります。とくに月経前は低血糖を起こしやすくPMSの精神症状を誘発する影響が大きくなるので、決まった時間に3食きちんと食べるスタイルが推奨されます。
※パンやおにぎりだけの食事は血糖値を急上昇させる一方で、短時間のうちに血糖値が急降下します。PMSを悪化させる状態を回避するためにも、炭水化物系は加減して野菜や果物もまんべんなく摂取しバランスの良い3食食べを実践します。
チョコレートやケーキなどのスィーツも血糖値を急上昇させるのでPMSの期間中は制限されます。
下記のページでは、PMSとビタミン、ミネラルとの関連性や、うまく摂り入れる為の食事のコツについてご紹介していますので、参考にしてみてください。
→ ビタミン&ミネラルが不足しているかも!PMSを和らげる食事の秘訣
運動療法
適度な運動によって血流を改善して、PMS特有の冷えや下腹部痛、腰痛、肩こりを改善します。
がむしゃらに肉体を酷使するスポーツは症状をかえって酷くするので、散歩などほどほどの運動を実践します。また長時間同じ姿勢をとらないように心がけて、こまめに動くようにします。
芳香療法
神経系に有効な作用のアロマテラピーを取り入れたスタイルです。症状の緩和にラベンダー、クラリセージ、ゼラニウムなどが使われます。リンパマッサージを同時に行うクリニックもあるようです。
ホルモン療法
卵巣ホルモンを増やした状態にして、PMSそのものを出現しないようにする治療法です。経口避妊薬のピルを服用して排卵を抑制する方法が一般的ですが、症状の度合いや体に合わないケースではピルの量を調節したり、異なるホルモン剤を用いて様子をみます。
服用の仕方は難しくなく、1日1錠の服用でホルモンバランスが整い体がスッキリとして快適に過ごしやすくなります。
副作用の心配が少ない安全性の高い低用量ピルが使われます。効き目には個人差がありますが、早くて服用開始後の翌月から改善がみられます。
使われるホルモン剤
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]GnRHアゴニスト療法といわれる、重症のPMS症状に使われるホルモン剤です。ほぼ閉経の状態にして月経リズムそのものを止めるので排卵もSTOPし、これによりPMSを誘発する子宮内膜の増殖をなくします。
症状は消失しますが、骨量が低下したりのぼせるなど更年期特有の症状が出ます。また重症を前提としているので長期の使用ができず、即効性のある点鼻薬と注射によって投薬されます。
2.漢方薬はどの病院でも処方されるの?PMSに効く漢方は?
総合病院の婦人科など、本人が希望すれば大半のところが漢方薬の処方をしてくれます。ただし漢方に精通していないと体質を考慮した効果がみられないので、希望する場合は事前に漢方薬の対応について問い合わせておきましょう。
基本的にPMSでは個々の体型や体調に合わせて、改善効果の高い婦人科系三大漢方薬から適したものが処方されます。
婦人科系三大漢方薬
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]体力や抵抗力が人並にある人に処方される。
効能→冷え性、むくみ、情緒不安定の改善。
背格好が大きく、体力がある人に処方される。
効能→腹痛、のぼせ、めまい、肩こり、頭痛の改善。
痩せ気味で体力のない人に処方される。
効能→血行不良、頭痛、肩こりの改善と鎮静作用。
さらに、細かく症状別に特化した漢方薬が調合されることもあります。以下はPMSの諸症状に効くと言われる漢方薬です。
症状別に処方される漢方薬
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]効能→のぼせ、便秘の改善
※体力がない人には処方されません。
穏やかな効き目が特徴の漢方薬ですが、お使いの常備薬によっては副作用が出たり効き目を悪くするものがあります。処方を希望する場合には必ず医師に服用している薬を伝えましょう。
また、薬以外にもグレープフルーツにも要注意です!薬効を阻害するので、服用期間中はグレープフルーツジュースであっても飲まないようにしましょう。
[/surfing_su_note_ex]漢方薬と一緒に服用してはいけない薬剤
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- H2ブロッカーなどの制酸剤→漢方薬の副作用が出やすくなる。
- カルシウム剤→薬の成分の吸収を低下させる。
3.ピルは妊娠を希望していると処方されないの?副作用は大丈夫?
ピルはPMSの症状全般に処方されるオーソドックスなホルモン剤ですが、服用によって妊娠が回避されるので妊活中の女性には処方できません。また妊活希望の方以外にも服用が禁止されるケースもあるので注意が必要です。
よく副作用を心配する声もありますが、これはピルが妊娠と同じようなホルモン状態にする働きを持つために、妊娠初期に似た身体症状が飲みはじめに誘発されるからです。
副作用がほとんどない安全性の高い低用量ピルが使われますが、相互作用によって副作用が現れるサプリメントや薬剤もあるので確認しておきましょう。
ピルの服用で飲みはじめに現れやすい症状
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 脂肪の取り込みが促進されて太りやすくなる。(中用量ピルで現れやすい!)
- 食欲が増進する。
- つわりのような吐き気。
- 体がむくむ。
- 乳房の張り。
相互作用に気を付けたいサプリメントと薬剤
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]ピルの服用ができないケース
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 妊娠を希望している人
- 35歳以上で、タバコを1日に15本以上喫煙する習慣がある人
- 原因不明の性器出血および不正出血がある
- これまでにピルによって過敏症を起こしたことがある人
- 妊娠中に黄疸や妊娠ヘルペスが現れたことがある人
- 血栓症、脳血管障害、高脂血症、乳がん、子宮体ガン、抗リン脂質抗体症候群、肝臓障害を患っている人
- 授乳中の人
まとめ
PMSは周囲の理解が希薄なため、症状が辛くても特別な配慮を受けられないのが悩みどころです。とくに出産後の育児に忙しいママ世代ではPMSの影響が強く出やすいので、日常生活に支障をきたしやすい面がみられます。
そのなかで一番多い悩みが、わけもなくイライラしてしまうという声。月経前になると子どもにきつくなってしまったり、夫婦げんかになったりと、自分が自分でない状態になるのがたまらなく悲しいと話すママもみえます。
でも、大丈夫です!PMSは自覚して正しいセルフケアで対処していけば上手におつきあいできます。症状の大小にかかわらず気になったら、PMSに手厚い婦人科やクリニックを尋ねてみましょう。きっと、うまくPMSをコントロールする方法を教えてもらえますよ。
私もずっと我慢してきた一人ですが、良い婦人科と巡り会って今ではセルフケアで対処できるようになりました。PMSは自分自身の感じ方が症状の度合いを示す物差しになります。周囲の状況に妥協しないで、体からのサインにしっかりと向き合いましょう。