プレ幼稚園とは?いつから通えるの?費用はどのくらい?

幼稚園育児

幼稚園には、「プレ保育」と呼ばれる未就園児を対象にしたクラスがあることをご存知でしょうか。

地域や園によって取り組みや決まりが違いますが、それぞれの定めに応じて親子が園を知り、入園前までに環境に慣れることができます。

まだ本入園とは違うプレ保育ですので、何処に通わせようか入園を迷っているのであれば、プレ保育を検討をしてみると良いですよ。

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プレ幼稚園とは?メリットやデメリットについて

女の子

プレ幼稚園とは?

プレ幼稚園とは、幼稚園入園前の子供に対する取り組みのひとつです。親子、もしくは子供1人で、1日~半日、数時間、決められた日に登園し幼稚園の生活を体験します。

メリット

園に慣れることができる

今まで家庭で育ってきた子供にとって、3年・2年保育でいきなり週5日間幼稚園に通うのはストレスになります。

プレ保育で少しずつ通うことで、無理なく新しい生活スタイルに慣れることができます。同時に子供を送り出す親も、周りの先生や親とコミュニケーションをとることで、入園に向けて情報交換をすることが出来るでしょう。

入園優先権を獲得できる

子供の数に対して園の数が少ない幼稚園激戦区や、人気の園であれば、プレ保育に通わせることで入園優先権を獲得できる可能性が広がります。

どの園に通わせるのかによって、教育方針や出会うお友達が変わるので、どうしても通わせたいと思う園があれば、早めに行動をして損はありません。

協調性が生まれる

言葉が豊かになり、周りの大人に対して嫌々が始まる頃は、家族とは違った大人や同学年の子供と過ごすことに大きな価値があります。

親子とは違った関係を周りと築く中で、友達と協力をし、先生や友達の親などと接することでこれまでとは違った経験ができます。親子だけでは身につかない協調性など、生きるうえで大切な能力が早いうちに育ちます。

デメリット

子供にストレスが加わる

3~4歳の未就学児は、生まれ持った子供の性格、月齢や家庭の方針により、できることや行動パターンがまちまちです。

例えば、人見知りが激しい子供であれば、周りになじむことができず、余計に内気になることがあります。偏食や小食であれば「何で食べないの?」「食べいとだめだよ」など、周りに注意をされて嫌な思いをすることがあります。

子供の成長にママが不安になる

まだまだ発達途上の子供であるからこそ、ついつい同学年の子供の成長が気になるものです。

例えば、周りの子供の話し方、オムツ外れの状況を見て、「うちの子は大丈夫かしら」「早くトレーニングを始めないと」と、これまでの教育方針やプランを忘れて焦りを覚え、子供に無理強いをさせるきっかけになってしまいます。

生活が慌しくなる

これまでとは違う生活が始まるわけですから、そのための準備や実際のプレ保育期間は生活が慌しくなります。子供一人のプレ保育は、午前中保育であれば朝9時に送り出して11時過ぎに帰って来ます。

子供と親が一緒に保育に参加する場合であれば、1日予定を空けておかなければならずバタバタとしてしまいます。結果的に家庭保育以上に家事に追われることになるでしょう。

プレ幼稚園はいつから通えるの?

黒板

実際にプレ幼稚園に通えるのは、幼稚園によってまちまちです。それぞれの保育園の決まりに基づいて募集をかけているので、細かいことは幼稚園ごとに配られる募集要項に目を通すしかありません。

通える年齢に関しては、「2歳になったら」申し込みができる保育園もあれば、「平成○年4月~平成○年3月生れ」と学年ごとに区切っていることもあります。

実際に私が通わせた保育園では、翌年度に保育園入園1年前になる子供を対象に11月に募集要項が配られ、12月から一斉申し込みが始まりました。

一般的には、年末~年明けの頃に応募がスタートし、春にプレ保育がスタートするというスケジュールです。プレ保育を検討しているのであれば、半年前の秋ごろに情報収集を始めて、何処の園に申し込みをするか絞ると良いでしょう。

1つの園で応募を待っているうちに、他では募集が締め切られてしまうことがあるので、気になる幼稚園があれば、実際に園に脚を運ぶか、ホームページ、地域の情報誌などを早めに細かくチェックして下さいね。

プレ幼稚園にかかる費用は?

電卓

プレ幼稚園の費用は園によって大きく異なり、どんなお金が掛かるのかは方針により異なりますが、一般的にどのような費用が必要なのか相場についてご紹介します。

申込費用:10,000円~30,000円程度
「入室料」「入園金」などと書かれている費用です。園によってはプレ保育で支払った申込費用を、実際の入園金で差し引くところがあります。
保育料(月謝):10,000円~20,000円
費 用は保育時間や園により大きく幅が開きます。例えば、「1日1000円」「無料」という手軽な金額から、「月々5万円以上」という高額な金額までありま す。園の方針や、通う頻度によっても大きく変わるので、詳しくは問い合わせをすると良いでしょう。
実費:1日500円~2000円
昼をまたぐ保育は給食費が掛かります。冷暖房代や清掃代、絵本代など、細かな実費を月謝と別途で請求する園もあります。
バス代:1ヶ月2000円~5000円程度・1日500円程度
徒歩や自転車での送り迎えなら関係ないですが、バスで通う子供はバス代を負担する必要があります。
制服代
プレ保育でも制服や、鞄、靴、名札、夏の時期には水着などを購入する必要があるでしょう。

補助金について

プレ保育は、園によってとてもお金が掛かりますので、補助金があれば受けたい物です。お住まいの地域によって補助金の金額や対象者の決まりに違いがありますが、一般的に申し込みができるのは「正規の保育園児」になってからで、プレ保育に補助金が生じる可能性は低いです。

プレ保育の時期には補助金の受け取りができない場合でも、入園時に掛かる「入園費用」や入園後の「保育料」の補助は多くの地域でしてくれるので、早め早めに役場や通っている園に問い合わせをしておくと良いですね。

まとめ

幼稚園に通わせようと思っている家庭にとってプレ保育は、とても大切な制度です。プレ保育に参加しなければ入園できないような人気の園もある程です。

特に、私のように早生まれの子供をもつ親は、まだまだと思っているうちに期日が近くなってしまう傾向が高いですから、遅くても正規入園の1年前には情報収集を始めましょう。

メリットもデメリットもあるプレ保育ですが、幼稚園への入園を検討しているのであれば正規入園の情報とあわせて、プレ保育の有無や詳細について希望園に問い合わせをしておくと良いですよ。

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