和食に大活躍する大根。大根サラダのように生で食べるとシャキシャキ、大根おろしはさっぱり、熱を加えると水分たっぷりでやわらかく、様々な料理に使われています。
そんな大根は離乳食にも大活躍してくれます。そこでここでは、離乳食で大根はいつから食べられるのか、おすすめレシピや便利な冷凍保存法などをご紹介していきます。
離乳食で大根はいつから食べられるの?生は?
大根は離乳食初期から食べることができます!大根おろしにすれば生の状態でも、離乳食初期から大丈夫です。
大根の部分ごとの特徴は?
1本の大根でも、このように部分ごとに違いがあります。
葉に近い部分・・・甘味が強いけど固い
真ん中・・・甘味が強くやわらかい
先端・・・辛みが強く筋が多いので固い
離乳食には、真ん中の部分が赤ちゃんに好まれ、調理もしやすいです。カットした大根を買う時などに参考にしてくださいね。
栄養豊富な切干大根は後期から
大根をカットし、お日さまをたっぷり浴びた切干大根はとっても栄養が豊富です。太陽の光を浴びることで、カルシウムは大根の15倍、鉄分は32倍アップします。
また賞味期限も長く、水で戻すだけで調理できるので便利です。
その他、2日酔いで弱った肝臓や胃腸を回復し、食欲を増やしてくれる効果や、冷え性予防の効果があります。離乳食にも、大人のメニューにも上手く取り入れましょう。
補足:大根の栄養大根おろしは消化に良いとよく聞くように、大根には消化酵素がたくさん含まれています。
この消化酵素は、消化を助け、腸の働きを整える働きがあるので、離乳食を始めた赤ちゃんにはぴったりです。さらに食物繊維も豊富で、便秘解消にも役立ちます。
大根は古くから薬膳効果があると日本人に親しまれてきました。今でも、大根をはちみつで漬けたものは、咳を止める自然療法として知られています。
私も伯母に教えられてから風邪の時などによく作っています。はつみつを使うので1歳を過ぎてから、試してみてください。
離乳食初期から完了期までの大根のおすすめレシピは?
初期
大根おろしにすると生でも食べることができますが、最初はおろした後に加熱しましょう。加熱することで辛みも減ります。
出典:cookpad.com
基本のペースト。固くて大根をおろすのが苦手な方も、ゆでた後におろすと力がいりません。
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食べられる食材が少ない初期の中でも、栄養がしっかり摂れる1品です。
中期
この時期は、歯茎を使って食べ物をすりつぶせるようになります。大根はや加熱するととてもやわらかくなるので、固形のものに挑戦するにはぴったりです。
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大人用にアレンジできるので、調理する時に取り分けると便利です。
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納豆の粘りがちょうどよいとろみになって食べやすくなります。おかゆに飽きた時にも良いですね。
かぼちゃの甘味で、食事が進みやすくなります。お麩を最後に加えるだけで、また一味変わって嬉しいですね。
後期
やわらかくした大根を、食べる段階を見て少しずつ大きくしていきましょう。食べられる食材も、どんどん増えてくる時期なので、色んな食材との組み合わせも楽しめます。
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煮汁や大根の水分との組み合わせが、まぐろを食べやすくしてくれます。
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大根もちだけでもとっても美味しく食べられます。さらに野菜のあんをかけると、栄養も満点ですね。
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大人用にぶり大根を作る時には、こうして取り分けて並行しながら作れます。忙しいお母さんには助かります。
完了期
離乳食完了期に入ると、歯も使えるようになり、やわらかくすれば大きくても大丈夫です。噛むことに慣れたら、生の大根をスティックにして豪快に食べるのもおすすめです。
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お味噌汁やシチューとは違った新鮮な味です。赤ちゃんがどんな反応をするのか楽しみな1品です。
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喜ばれる炊き込みごはん。材料を切って、調味料を入れて、炊飯するだけなのでお母さんも嬉しいですね。
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おでんの残りもこの様にアレンジできます。おでんをたくさん作った次の日などに、大人にもおすすめです。
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離乳食で使う大根の冷凍保存のやり方は?
大根は色んな状態で冷凍保存ができます。冷凍保存を上手く活用して、料理の手間を省き、楽しく調理しましょう。
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離乳食初期の頃は赤ちゃんが食べる量が少ないので、小分けにして冷凍保存すると便利です。
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大根を1本買っても、意外に余らせてしまうことってありませんか?大根おろしはそのまま冷凍でき、焼き魚に添える時などはそのまま置くだけですぐに解凍できます。
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大根は、好きな大きさにカットし、水気を切ればそのまま冷凍できます。保存袋に入れて冷凍すれば、使いたい分だけ取り出しやすく便利です。離乳食だけでなく、普段の食事全般に使えます。
まとめ
大根は離乳食初期から食べることができ、加熱すると柔らかくなるので離乳食には使いやすい食材です。
忙しい時にも、大人のメニューから取り分けたり、冷凍保存を上手く活用しながら楽しく調理しましょう。
お母さんが笑顔でいることが、赤ちゃんにとってはとても嬉しいことです。
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