離乳食が始まると、食材ごとにいつから食べられるのか知ることが必要です。
大人が普通に食べている生野菜は、いつから生で食べられるか、その前の調理法はどうしたらいいのかなどたくさんの疑問が浮かぶでしょう。
生野菜と言えば・・・とすぐに思いつくきゅうり。スーパーでは1本から買えたり、そのままでも食べられる便利さや、家庭菜園でもよく作られ、いただく機会も多く、食卓に並ぶ率も高いものです。
そこでここでは、離乳食にもうまくきゅうりを活用できるように、離乳食で使える時期や調理法、保存法などを紹介していきます。
離乳食できゅうりはいつから食べられるの?生は?
ズバリきゅうりは離乳食初期の段階で食べることができます!ただし、初期の場合は熱を加えてから。
皮も固いので、あらかじめ皮をピーラーなどでむき、両端を切り落として加熱しましょう。きゅうりは水分も多く、加熱した後、すりつぶすのも簡単です。
生で食べられるのは?
離乳食中期に入る8~9か月頃です。この時期になると、生のまますりおろしたり、細かく刻んだ状態で食べられるようになります。
ただし月齢の目安だけでは判断せず、赤ちゃんのうんちで消化の状態を確認しながら進めていきましょう。
離乳食後期には、赤ちゃん自身の食事に対する興味が増し、手づかみ食べを好むようになります。
この頃にはきゅうりをスティック状に切るだけで赤ちゃんも手に持って食べることができます。
きゅうりは歯ごたえもよく、水分が多いので消化しやすく、手間もかからないので使いやすい食材の一つです。
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初期
離乳食をスタートさせたばかりの頃。この時期の赤ちゃんは、まだ雑菌に対しての抵抗力がないので加熱することが必須です。
固い皮はむき、お湯でゆでてもよいですが、ラップに包んで電子レンジでの加熱もおすすめです。きゅうりは90%水分なので、レンジで加熱しても柔らかくなります。
出典:cookpad.com
基本のきゅうりペーストです。きゅうりのペーストができれば、他の食材と組み合わせてバリエーションも豊富になります。
お豆腐は柔らかくてつぶしやすく、レンジで加熱するだけで離乳食に使えるので、手間がかからずお母さんの負担も軽くなりますね。
お豆腐の白に、加熱してより鮮やかになったきゅうりの緑色がとっても映えて見た目もきれいです。
出典:cookpad.com
初期なのにポテトサラダ??なんて思ってしまいますが、マヨネーズの代わりにヨーグルトを使うことで納得。ヨーグルトのとろみが赤ちゃんにとっては食べやすい食感になります。
中期
離乳食中期になると赤ちゃんにも前歯が生え、噛む力もついてきます。体も発達し、抵抗力も少しずつつき、この時期には生野菜にも挑戦できます。
生野菜を始める前に、うんちの状態をチェックしましょう。
チェックするポイントは、「食べたものがしっかり消化されているか」「下痢をしていないか」のふたつ。おむつ替えの際にじっくり観察してみるとよいですね。
生野菜の代表、きゅうりとトマト。生に挑戦する前に、生に近いさっとゆでたきゅうりとトマトで練習してみましょう。みじん切りの形を上手く噛みつぶせるか確認もできます。
出典:cookpad.com
大人のマカロニサラダと並行して調理できます。まずはこの様に生のきゅうりをみじん切りにして食べてみましょう。
出典:cookpad.com
生のきゅうりは少し生臭いので嫌がる赤ちゃんも。そんな生臭さはしらすを和えることで気にならなくなります。
しらすにはカルシウムが豊富に含まれているので、赤ちゃんの体の発達にはよいサポーターになってくれます。
後期
手づかみで食べようとし始める後期。この時期には、きゅうりの固い皮もしっかり噛みつぶせるようになるのでスティックにして豪快に食べるのもおすすめです。
食べられる食品や味付けも多くなるので、色々な組み合わせをお母さんも楽しみましょう。
出典:cookpad.com
中期でもご紹介したマカロニサラダ。こんな感じでマカロニサラダも離乳食の進み状況でバージョンアップしてみましょう。
出典:cookpad.com
離乳食後期の赤ちゃんは、鉄分が不足しやすく貧血の心配があります。鉄分を補う赤身の魚やレバーを上手く取り入れましょう。
鮭のピンクにきゅうりの緑の組み合わせは食事が楽しくなりそうですね。
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麺類は赤ちゃんにとっても大人気。スプーンを使うようになると、麺類はすくいやすく赤ちゃんも喜びます。
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離乳食で使うきゅうりの保存法は?冷凍してもいいの?
きゅうりは水分が多いため、冷凍保存することに抵抗があったりしませんか?
しかし、きゅうりも他の野菜と同じように冷凍保存することができます。離乳食用に保存する方法として3つご紹介します。
きゅうりペーストキューブ
皮をむいてゆで、すりつぶしたきゅうりを市販の製氷器に入れキューブ型にいれて冷凍。離乳食を作る時に定番になってきたペーストをキューブ型にする方法。
離乳食の進み状況を見て、ペーストの濃さも変えながら、他の野菜と同様、きゅうりも作ってみましょう。
ゆでて1本のまま冷凍
初期の頃は皮をむいてゆで、熱を冷ましたらそのまま冷凍しましょう。調理する時は、1本のままおろし金でおろすことができます。
赤ちゃんの機嫌に左右され、食事を作る時間がなかなか取れない時に手間がかからず便利です。
みじん切りにして冷凍
みじん切りを食べられるようになる中期に入ってからはみじん切りにした後、キッチンペーパーなどで水分を取って保存袋などに入れて冷凍します。
自然解凍で食べられるほか、トッピングにほんの少しだけ使ったり、用途は意外に多いものです。タルタルソースやサラダなどにも使えるので、大人の献立にも使えます。
まとめ
離乳食でもきゅうりの使い方はたくさんあります。加熱すれば初期から使え、中期には生で食べられるようになります。
ただし、固い皮はしっかりと噛みつぶせるようになってから使いましょう。
色も緑で、パリっとした食感も楽しめるきゅうり。離乳食から少しづずつ取り入れて、食事することが好きになることはもちろん、きゅうりを含めた野菜を好きになってほしいものです。
子育て中で忙しいお母さんは、調理や食事もついバタバタしてしまうものです。
調理の時に、冷凍保存を活用したりしながら調理したり、一緒に食事する時間をお母さんも楽しめることが大切です。