離乳食に卵(卵黄、卵白)はいつから使えるの?与え方や注意点

卵育児

離乳食が始ると、わが子の成長をより一層はっきりと感じるようになり、食材や献立もバリエーションを増やしたくなりますね。

取り入れやすい食材である「卵」ですが、アレルギーが心配なママも少なくないようです。

離乳食初期からレシピに加えられていることもありますが、個人差が大きいので、じっくりとお子さんの様子、成長具合を観察して進めていきましょう。

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離乳食に卵はいつから使ったらいいの?

卵も赤ちゃんの腸の成長にしたがってきちんと消化できるようになっていきます。

早いお子さんですと6ヶ月くらいから卵も消化できるようになります。

ですが、離乳食を無理に早めることが体調不良などを引き起こす要因にもなるので、慌てずに7~8ヶ月を目安に始めてみてはいかがでしょうか。

始めはしっかり茹でた卵(ゆで時間15分)の黄身だけを与えます。1~2ヶ月様子をみて異状がなければ、白身も与えるようにしましょう。

いずれも「完全に火が通っている」状態にしてください。

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離乳食での卵の与え方は?

考えている女性

最初はしっかりゆでた卵から黄身だけを取り出し、耳かき1匙くらいの、ほんのちょっぴりをお湯やスープでのばしペースト状にしたものをあげてみてください。

これで下痢などの不調を起こさないようでしたら、スプーンに1匙(10g程度)を同じように伸ばし与えてみましょう。

粥や野菜のスープにカタゆで卵の黄身だけを加えるなどしてレパートリーを増やしていってください。

鶏卵の代わりにウズラの卵を使うこともできます。ウズラの卵の黄身3個で鶏卵のM玉の黄身1個程度になります。量の調整がしやすく便利で栄養価もあまり変わりません。

黄身だけから白身へ、ステップアップしましょう

黄身だけ加えた離乳食で1~2ヶ月様子を見て異状を起こさなければ、今度は白身をあげてみましょう。白身のほうが消化しにくくアレルギー反応が出やすいと言われています。

かき1匙くらいから始めてスプーン1匙へと、ゆっくり様子をみながら進めていきます。

ただし、毎日毎日卵を摂らせるのは避けましょう。食の偏りもアレルギーをひきおこす要因となります。

スープや粥、雑炊など黄身と同じ要領で食事の幅を広げていき、問題が起きないようでしたら、全卵を使ったフレンチトーストなど手づかみOK、柔らかく食べやすい物で卵を使っていきます。

レシピ探しは安心基準が大切です

アレルギーなど多少のリスクが心配される食材を使っての離乳食のレシピは、産婦人科や助産院などで開かれている離乳食教室や、管理栄養士が監修しているレシピサイトを参考にするのがお勧めです。

※cookpadベビー&ママ(外部サイト)
管理栄養士さんが設定した安心基準に基づいています。

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離乳食で卵を使う際の注意点は?

これまで書いてきたように離乳食で卵を使う際の注意点は、下記の三点があげられます。

  • 食中毒予防として完全に火を通す。
  • 消化しにくい食品なので卵黄から与え始める。
  • 傷みやすい食品なので離乳食用の卵は冷凍・冷蔵問わず「保存はしない」ことで安全確保する。

また市販の卵加工食品については、下記の点を注意しておきましょう。

卵焼き、卵豆腐

離乳食完了期に少しづつ与える。塩分や保存料などの食品添加物のリスクを考慮する

茶碗蒸し

離乳食後期から与える。できれば家庭での手作り品が望ましい。理由は卵豆腐などと同様。

半熟卵、温泉卵

食中毒の恐れがあるので1歳を過ぎるころまでは与えない。

味付け卵、燻製卵、伊達巻

味付けが乳幼児の食としては濃すぎるので、1歳を過ぎてからほんの少量を与える。

卵という食材がもともと腐りやすいものであることを念頭に安全を優先してください。また、できることなら卵は良質のオーガニックなものを選びたいですね。

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まとめ

卵に関してはアレルギーを心配されるママも少なくないようですが、これは内臓の成長具合によります。

人間の赤ちゃんの内臓の機能は、生まれてからおよそ3年をかけて整えられていきます。赤ちゃんの腸を成人の腸壁と比較すると、とても薄く、構造も脆弱です。

また消化酵素を分泌する膵臓もまだ未熟なため、糖質や乳タンパク以外のタンパク質、乳以外の脂肪分の消化吸収がとても困難です。

こういったことからアレルギー反応が起こる場合もあるので、便の状態などよく観察してください。

未発達の腸に関連してお勧めなのが「腹巻」です。夏場でもおなかを冷やしてしまうと、同時に腸も冷やされ、未発達の上に機能低下を起こし、腸内細菌が体中に蔓延して感染症~高熱を出すケースがあります。

市販の腹巻が大きくて使いづらいうちは、タオルをくるっと巻いておくだけでも冷え防止、体調不良予防になります。心配事を増やさないように、おなかは冷やさないようにしましょう。

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