ヨーグルトは赤ちゃんの血液や臓器、筋肉など、赤ちゃんが成長する上で欠かせないタンパク質を摂ることができる食品です。
また、乳酸菌やビフィズス菌なども含まれており、腸内環境を整える働きも持っています。
最近では赤ちゃん用のヨーグルトも流通しており、割と早い時期からでもヨーグルトを食べられるようになってきています。
トロトロとしたなめらかな食感のヨーグルトは、すぐにでも食べられそうなイメージがありますが、大人と一緒のものを与えるときにはちょっとした注意が必要です。
それでは、離乳食にヨーグルトを使うときのポイントや注意点について見ていきましょう。
ヨーグルトを使う際のポイント
ヨーグルトは、そのままで食べることはもちろん、料理をまろやかにしたり、酸味を加えたりと、アレンジもできる食品です。
果物だけではなく、野菜とも相性が良いので、レシピの幅を広げ、色々な食べ方で楽しみましょう。
いつから食べさせていいの?
ヨーグルトは野菜やお肉などのように噛む必要がなく、飲み込みやすいので、初期の5~6か月頃から使うことができます。
消化・吸収もされやすいので、体への負担もあまりありません。商品によっては酸味が強く、すっぱく感じるものもあるので、いくつか試して赤ちゃんが食べやすそうなものを選んであげましょう。
選び方は?
ヨーグルトは健康に良い食べ物ですが、それだけ色々な成分が含まれているということです。
また、種類も様々で、無糖や加糖、低脂肪、無脂肪など、味だけでなく栄養成分が異なるので、選ぶ時にどれが良いのか迷うと思います。
ヨーグルトはできるだけ味のないプレーンのものとし、必要に応じて程よい甘みを足して使う方がオススメです。
脂肪分が強いと下痢をすることもありますので、最初は低脂肪・無脂肪のものを選ぶようにし、徐々に標準のヨーグルトに近づけていきます。
下ごしらえは?
普通は離乳食は加熱が必須ですが、ヨーグルトは製造過程でしっかりと殺菌されているため、その必要はありません。下処理の必要もなく、とても使いやすい食品です。
保存はできるの?
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]ヨーグルトはしっかりと冷蔵庫で保管をします。使ったらそのまま室温で放置せず、すぐに元に戻しましょう。
ヨーグルトは発酵食品だから賞味期限が切れていても大丈夫と思われるかもしれません。しかし、赤ちゃんの体はとてもナイーブで、まだまだ体の機能は未熟です。
記載してある賞味期限は遵守し、開封後は2~3日以上経ったものを与えるのは避けましょう。
赤ちゃんだけが食べるなら、小さめのヨーグルトを買って使い切りにした方が良いでしょう。
ヨーグルトと相性のいい食材は?
ヨーグルトは果物や野菜ととても相性が良いです。砂糖を足して甘みをつけるよりも、果実の自然な甘みで食べる方が健康にも良いでしょう。
大人であればハチミツを入れることも多いですが、1歳未満の赤ちゃんは、ボツリヌス菌の感染の心配があるので、ハチミツは使用できません。
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月齢別の進め方
月齢別のおすすめ簡単レシピ
離乳食初期(5~6ヶ月)
材料
- ヨーグルト 30g
- 人参 5g
作り方
- 人参は柔らかく茹でて、すり鉢やミキサーでペースト状にする。
- ヨーグルトの上に人参を飾る。
離乳食中期(7~8ヶ月)
材料
- じゃが芋 50g
- ヨーグルト 20g
- 人参 5g
- ブロッコリー 10g
作り方
- じゃが芋は茹でて潰しておく。
- 人参、ブロッコリーは、茹でて、2~3mmの細かいみじん切りにする。
- 材料を全て混ぜる。
離乳食後期(9~11ヶ月)
材料
- ホットケーキミックス 50g
- 粉ミルク 25cc
- ヨーグルト 20g
- ほうれん草 20g
- オリーブオイル 小さじ1
作り方
- ほうれん草は茹でて5mm程度の長さに切る。
- 材料を全て混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルを敷き、両面を焼く。
離乳食完了期(12~18ヶ月)
材料
- 食パン(サンドイッチ用) 2枚
- シーチキン(水煮) 40g
- ヨーグルト 20g
- レタス 1枚
作り方
- シーチキンとヨーグルトを混ぜ合わせ、具材を作る。
- レタスは水で洗い、軽くラップに包み電子レンジで20秒(500W)加熱する。
- 食パンにレタスとシーチキンを挟み、食べやすい大きさに切って完成。
ヨーグルトを使う際の注意点
乳製品はアレルギーを起こしやすい食品です。初めて与えるときはしっかりと様子を観察し、異常が見られたらすぐに病院へ連れて行きましょう。
まとめ
ヨーグルトは、下ごしらえの必要がなく、とても便利な食品です。その上、たんぱく質やカルシウムなど、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素をとることもできます。
そのまま食べるだけではなく、色々な料理にアレンジして食べさせてあげましょう。
ヨーグルトと同様に乳製品である牛乳の離乳食の進め方については、下記のページにて詳しく紹介していますので参考にして頂ければと思います。