強い日差しが和らいでくると、つい手抜きをしてしまうUVケア。夏はフル装備でガードしていたのに、北風の訪れとともに一変して無防備になっていませんか?この油断、産後の肌に決定的なダメージを与える行為なんです!
妊娠前に比べてシミ・シワが沢山できやすく、毛穴の広がりが目立つ老けた印象の肌へ確実に変えてゆきます。
お日様が昇っていれば季節を問わず紫外線の猛威は降り注いでいます。後の祭り状態にならないためにも、一年を通して産後のUVケアを徹底しましょう。
紫外線対策として、日焼け止めと併用して、飲む日焼け止めを使われている方も増えています。
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産後の肌が紫外線に弱い理由は?乾燥肌に要注意!
妊娠・出産を機に女性はホルモンバランスの崩れから心身ともに様々な不調があらわれます。
その一つが肌のバリア機能の低下です。バリア機能は体の中へ有害な物質が入り込むのを阻止する肌が持つ特有の仕組みです。働きがうまくいかなくなると妊娠前までは何ともなかった外的環境にも負けやすくなり、弱い肌に変異させます。
例えば普段使いの化粧品、水道水、食べ物などあらゆるものが引き金となって湿疹、アレルギー等の症状を招くのです。
こうした産後の肌の不調は通説では数か月で落ち着くといわれますが、実際には長い年月にわたって状態の悪さが長引くケースも多いようです。
バリア機能が低下すると、まず心配になるのが肌の水分が奪われやすい状態になること。潤い成分の代表格セラミドが通常の40%も減ってしまうのです!
乾燥した肌は表皮の角質層をカサカサにするため、紫外線のダメージを受けやすい過酷な環境を作り出します。肌が乾燥してきたらバリア機能が低下しているサインと捉えましょう。
粉を吹いた状態ではなくても、少しでも肌がつっぱたりかゆみを感じるようならば、既に産後の影響が肌を直撃している可能性が高いかもしれません。
バリア機能が低下しているサインとは?肌の状態はどんなふう?
バリア機能が低下すると様々な肌の不調が現れます。実際に産後に現れている症状例をあげてみますので、紫外線に弱い肌になっていないか今のお肌と照らしあわせてみましょう。
産後の肌のバリア機能低下のサイン&症状例- 赤い小さなブツブツが体中にできる。
- 腕の内側や胸周りに細かくシワが寄りカサカサした状態になる。
- 肌全体がくすんだように薄黒く、見た目が汚く感じる。
- 背中を中心に体のあちこちがかゆくてたまらない。
- かきむしって、じゅくじゅくの傷のようなお肌が目立つ。
- 湿疹や吹き出物などが足や背中、胸元に沢山できる。
- 肌着に細かな皮膚が沢山つくほど乾燥肌がひどい。
- 抗生物質の塗り薬を使っても、かゆみの強い湿疹が繰り返してすっきり治らない。
- シミやシワが急激に増えた。
- 湿疹の跡やかきむしった跡がいつまでも消えない。
- 毛穴が広がり黒ずんできた。
- 肌を触るとガサガサしている。
- 水道水の塩素でも刺激を受けるほど肌が敏感になった。
二人目を産むとさらに症状がひどくなるママも多いようですが、中には肌を見せるファッションが楽しめない、水着を着れない、温泉にも行けないといった切実な肌の悩みに発展しています。
ダニ、アレルギーなど原因はほかにも考えられますが、やはり根本的にバリア機能の低下によって肌の健康状態が損なわれているのです。
バリア機能が低下したところへ紫外線が当たるとどうなるの?
バリア機能が低下した肌は紫外線のダメージが通常よりも強力で、日焼けによる肌の感受性を高めます。
感受性とは紫外線によって肌が受ける影響のことで、紫外線の成分中にあるUVA(サンタン)とUVB(サンバーン)の2種類が肌にダメージを与えます。
色素細胞内のメラニンを活発にして肌を黒くする作用を持ちます。日焼けによる皮膚の炎症が収まってから数日後に肌を黒くし、肌が再生されるまでしばらくの間この色素沈着は消えません。真皮層まで到達するのでシミやシワ、たるみ、肌の老化を誘発します。
紅斑といって皮膚を火照ったように赤く炎症させます。UVAと違い、紫外線をあびてから数時間で肌を赤くします。皮膚へのダメージが強く、免疫力の低下・皮膚がんなどの皮膚障害を招きやすい性質も持ち合わせているので注意が必要です。
紫外線の影響で黒くなった肌はターンオーバーによって古い角質ごと排出され、また元の健康的な肌を維持するプロセスを持ちます。
しかし、バリア機能の低下を起こした肌では、このターンオーバーがうまく働きません。そのためシワを作りやすくし、黒いメラニン色素を肌の内部に閉じ込めてシミを作るプロセスに至るのです。
産後の肌は角質層の潤いをキープするセラミドの量が少ないので、セラミド、グリセリン、ヒアルロン酸、コラーゲン、レシチン、エラスチンなど保湿に有効な成分の入った肌に優しい化粧水などを上手に利用してお肌の乾燥を予防しましょう。
UVケアの前に知っておきたいスキンタイプ豆知識
肌にダメージを与える紫外線にはUVA(サンタン)とUVB(サンバーン)の2種類がありますが、人によって感受性が異なるため肌が黒くなったり、赤くなったりと日焼け後の症状はまちまちです。
そこで日焼けによるダメージを把握できるように作られたのがスキンタイプの分類一覧。2種類の紫外線に着目して肌への影響をわかりやすくあらわしています。
このスキンタイプを知っておくとシミやシワを招きやすい肌質なのかが理解でき、産後のUVケアにも役立ちます。夏の日光に1時間以上あたったときの肌の状況を思い出して、スキンタイプをチェックしましょう。
日本人のスキンタイプ分類一覧
- UVAの反応→ほとんど黒く焼けない
- UVBの反応→すぐに火照ったように真っ赤になる
- UVの感受性・高い
- UVAの反応→健康的な適度な黒さ(小麦色)になる
- UVBの反応→少し赤くなる
- UVの感受性・中程度
- UVAの反応→真っ黒に焼ける
- UVBの反応→ほとんど赤くならない
- UVの感受性・低い
どのスキンタイプになりましたか?
結論から言うと、スキンタイプⅢのようにUVAの反応が強く肌が黒く日焼けしやすい人ほど、シミやシワ、毛穴のたるみなどを引き起こす確率が高いことがわかります。
しかしタイプⅠも決して安心ではありません。UVの感受性が高ければそのぶん、肌の紫外線に対する防御システムが弱いので皮膚がんなどの皮膚障害のリスクが上がるからです。
スキンタイプは遺伝します。UVの感受性が高いパパやママは、紫外線を過剰に浴びないようにお子さんにも気をつけてあげましょう。
産後の肌を守るUVケアには何が一番効果的!?
ここまで産後の肌がいかに敏感で紫外線のダメージを強く受けるかをまとめてきましたが、それゆえ一番効果的なUVケアを知りたくなります。
紫外線回避のテクニックは日傘をかぶる、帽子をかぶる、衣服で体をおおう、日陰を利用するなどが基本中の基本ですが、気象庁や皮膚科学会では以下のことに特に気を付けるように言及しています。
- 日焼け止めは上手に使う
- サングラスで目を守る
- 紫外線の強い時間帯の外出を避ける
- 生活習慣を見直す
この4つの要チェックポイントは根本から肌を改善する最強のUVケアに繋がっています。それぞれの項目ごとに産後の肌を守るUVケアをまとめてみました。体を健康にして体質を改善する!そんなイメージで取り組んでいきましょう。
UVケアの法則1.紫外線量が多い時間帯は出かけない!
さてこの対策、陽ざしが強いときだけ出かけなければ大丈夫じゃないの?と思っていると後悔することになりそうです。
たしかに5月から8月にかけて、そして9時から15時の時間帯は警戒モードですが、たとえお天気が曇りでも雨でも、お日様が昇っているかぎり紫外線は地上に到達しているからです。
お天気別紫外線量- 快晴での紫外線量 → 100%
- 薄曇りでの紫外線量→50~80%
- 雨雲での紫外線量 →20~30%
お天気別紫外線量を見てもわかりますが、昔と違い今は紫外線のストッパーであるオゾン層の状態が不安定なので、毎日紫外線には配慮したいものです。
そこで、知っておきたいのが紫外線の強さを指標化したUVインデックス。UVインデックスはWHOも推奨する世界共通のもので、1から11の数字で紫外線量を段階別で区切って人体への危険性をあらわしています。
気象庁のHPを見るとお住まいの地域ごとにわかるUVインデックスがアップされているので、1日の時間軸で紫外線量をチェックできます。お出かけのときには必ず見る習慣をつけておくとよいですね。
ちなみに産後のお肌ではUVインデックスがレベル3以上のときに外出を見合わせるのが賢い選択になります。
紫外線の強い場所も合わせて知っておきましょう!
紫外線は場所によって降り注ぎ方が異なるのでこちらも注意が必要です。
山は高くなればなるほど太陽に近づくので必然的に紫外線を浴びる量が増えます。標高が1000メートル高くなると10%紫外線量が増加することを覚えておきましょう。
しかし、標高にプラスしてエーロゾルの影響でもっと紫外線量が高まる懸念もあります。
エーロゾルとは大気中に浮遊する液体の微粒子で、PM2.5や黄砂などの大気汚染物質のこと。大気中にエーロゾルが浮遊していると紫外線が散乱して紫外線量が多くなってしまうのです。黄砂やPM2.5が気になるシーズンは特に気を付けましょう!
水 辺や雪のある場所は基本的に鏡と同じ原理で、照り返しによって紫外線量が倍増します。海水浴やプールに行くママのなかに時々水につかっていれば大丈夫!と 言う方がいますが、水深50cmでも紫外線量は40%透過しているうえに、水面の照り返しでシミ・シワの予備軍を作っているんです。
また海ではビーチに座っているだけでもエーロゾルの一種の海塩粒子が風で巻きあげられるので、さらに注意が必要です。
以前某化粧品メーカーの追跡調査で、海風や山風が強い地域に住んでいると肌が乾燥して毛穴が広がりやすくなるというデータがあきらかになりました。シミやシワもひどくなるようです。
産後の肌は乾燥気味なので、風が強い日のお出かけには保湿をいつもより念入りにしてストールやタオルなどで顔を覆うようにしましょう。
UVケアの法則2.日焼け止めは上手に塗ること!
日焼け止め、どんなふうに塗っていますか?外出前に手にたっぷりとって、両手で伸ばして一気に刷り込むように肌につけていませんか?
実は日焼け止めは塗れば良いというものではないんです。塗り方によってかえって紫外線の影響を受けやすくし、シミやシワを多くすることがあきらかになっっています。
上手に塗る秘訣は刷り込まずに塗ること。そして鼻の頭と頬を特に入念に塗ります。
日焼け止めの正しい塗り方:フェイスライン編
クリームタイプはパール粒1個、リキッドタイプなら1円玉硬貨1枚程度の量がベスト。
5点置きとは点のようにチョンと顔の上にのせることです。おでこの真ん中、右頬、左頬、鼻の頭、あごの5か所に日焼け止めを均等にのせましょう。
刷り込んでしまうのはNGです。人差し指のお腹を使ってペタペタ細かくタッピングするように日焼け止めを伸ばします。タッピングで広げていくとむらなく塗ることができます。
日焼け止めの正しい塗り方:腕&足編
面積の広い腕や足は容器からそのまま1本の直線を引くように腕と足に沿ってのせます。
顔よりも皮膚が強いので、手のひらを使ってグルグルと小さな円をらせん状に描くようにして日焼け止めを伸ばします。
産後の肌に適した日焼け止めは?
紫外線吸収剤が多く含まれる日焼け止めはSPFの数値も高くとても魅力的です。でも、肌への負担はその分大きくなり、使用した後もダブル洗顔の必要から肌のバリア機能を壊しやすい面もあることを知っておきましょう。
敏感な産後の肌には紫外線散乱材を用いた日焼け止めが肌への負担も少ないのでおすすめです。日本皮膚科学会がまとめたSPFとPAのシーン別・適正数値を参考にして、日焼け止めを選ぶと良いですよ。
UVケアの法則3.目を守ること!
粘膜を露骨に太陽にさらす目は紫外線を肌以上に吸収しています。肌を防備しているはずなのになぜかシミやシワが体中にたくさんできる場合、目から吸収した紫外線の影響が考えられます。
大阪市立大の研究グループの調べによると目の日焼けは、肌の日焼けと同じようにメラニン色素の防御反応を活発にする情報伝達機能を持つのだそうです。
目の日焼けはあまり聞きなれない言葉なので実感がわきませんが、強い日差しに当たったあとは清涼剤など刺激物を一切含まない、涙液と同じ成分の目薬で瞳を潤して落ち着かせましょう。
次のように日焼け症状が重い場合は早急に眼科への受診をおすすめします。
目の日焼け症状例- まぶしくて目がしばしばする
- 真っ赤に充血する
- ゴロゴロとした異物感がある
- 瞼を開くことができない
- 乾燥が気になり、まばたきが多くなる
- あくびをしたときのような涙が絶え間なく出る
太陽の照っているときはできるだけサングラスで目をカバーして、無防備な裸眼でお出かけするのはやめましょう。
また夏日だけではなく春先から秋にかけての朝夕の時間帯は目から吸収される紫外線量が日中の2倍になるデータも出ています。季節を問わず、長時間のお散歩やお出かけでは目をしっかりおおうデザインのサングラスで守ってあげるのが良いですね。
目を守るのに最適なサングラスとは?
サングラスにUVカット率を記したシールが貼ってあるのを見かけますが、カット率が高ければ高いほど最適なサングラスになります。90%以上のものを選びましょう。
ときおりUVカット率ではなく紫外線透過率で表したサングラスがありますが、この場合UVカット率とは反対に数値の低いものがより良いサングラスになります。
紫外線透過率1.0以下の表示ならば、UVカット率に換算すると99%以上の紫外線をシャットアウトする力があることになります。UVカット率は高く、紫外線透過率は低くと覚えておきましょう。
陽ざしをさえぎるのは濃いレンズ!というイメージが強いと思いますが、目にとっては逆効果なのをご存じでしたか?
たしかに黒い色はUV対策の着こなしには効果的ですが、目の場合視界を暗くすると瞳孔が開いてしまうため紫外線の吸収を強くします。
鏡で見るとよくわかりますが、暗いとこらから明るい部屋に来ると瞳孔がシュッとちいさくつぼみます。これは目が紫外線を取り込まないように瞳孔を小さくして目を防御しているからです。
サングラスの色が濃ければ瞳孔が大きく開いた状態を作り、せっかくの防御反応が機能せず紫外線を沢山取り込むことに・・・。UVカットを施したクリアな薄い色目のレンズを選びましょう。
UVケアの法則4.新陳代謝が活発な健康体を維持すること!
紫外線に強い肌は新陳代謝が活発な健康体であることが第一条件です。産後の体はお疲れモードで生活習慣も不規則になりがちです。健康の基本である生活習慣を見つめなおして、紫外線に負けない肌を作りましょう。
新陳代謝を活発にするための5つの心がけ
代謝を高めて肌のサイクルをスムーズにする睡眠方法があります。それは良質な睡眠時間をとること。
以前は22時から2時までのゴールデンタイムの睡眠が肌を美しくするという考えが一般的でしたが最新の美肌情報によると、入眠からしっかり集中して3時間~4時間眠るスタイルが良い眠りを確保できるそうです。
途中で起きることはしないで3時間~4時間の熟睡を行うと、ホルモン産生機能を有効に働かせて若々しい素肌を作る力がアップします。眠りにつく時間帯に決まりはありませんが、体内時計を正確にするためにも夜の10時までには入眠しておくのがおすすめです。
ストレスを感じるとイライラして、やがて血行不良を起こし細胞の隅々まで代謝が悪くなり肌にも露骨に影響が出ます。でも不思議なことに日常に感謝の目を向けて身の回りの幸せを感じることができれば、ストレスは払しょくされ体は生き生きと元気になるものです。
以前オノ・ヨーコさんがおすすめしたことで話題になった「自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本」という書籍があります。
この本の中に、幸せを感じるときは心が純粋になって迷いが消え、今日は悪い日でも明日はよい日にするという気持ちを持てばストレスでパニックになるネガティブなエネルギーを吹き飛ばせるとの記述があります。
幸せの物差しを忙しさやちっぽけなつまらない気持ちで短くしないように、日々の生活の中でたくさんの幸せをみつけて、ストレスのないハッピーな毎日を送りたいですね。
バランスの良い食事内容を重視したうえで取り組みたいのが、新陳代謝を高めて肌の老化を防ぐ抗酸化作用のある食品を積極的に摂取すること。
ピーマンやトマトなどの色が濃い野菜や、ネギなど香りが芳しい野菜には、紫外線から身を守るために自然の知恵が作り出した抗酸化物質が沢山含まれています。
抗酸化物質には色々な種類がありますが、そのなかでもおすすめなのがシミやシワ・たるみを改善する力に優れたオスモチンという成分です。オスモチンは野菜や果物の皮の部分に沢山含まれるので、皮つきで食べられるものは丸ごといただくようにしましょう。
オスモチンを多く含む植物毎日きちんとお通じはありますか?体から不要なものを排出することは生命維持に必要不可欠な行為です。
脂っこいもの、甘いものといった消化の悪い食べ物の摂りすぎは便秘の慢性化を引き起こし、やがて肌のバリア機能を容易にもろくします。体が本来必要としている栄養にしっかり目を向けて、バランスの良い内容の献立を常に心がけましょう。
繊維質の多い食品のほかにも、内臓機能を温める食事は体への吸収も良くお通じ改善の近道になりますよ。
ホットヨーグルトで腸を温めて新陳代謝をアップ!温かさの目安はミルクの調乳と同じ人肌程度で、ほんのり温かな口当たりです。うっかり日焼けしたときにもホットヨーグルトを食べれば、代謝がアップして古い角質層がきれいに剥がれるので、シミやシワの心配が軽減しますよ。
お手持ちの食材から検索して、栄養バランスの良いレシピをピックアップできます。簡単に作れて心もほっこりするおいしさが魅力です!
節約アドバイザーの武田真由美さんが考案するレシピは、栄養バランスが良いだけではありません。時短できてお財布に優しい食材費で作れるので何かと助かります。
体の機能を活性するためには普段からの運動がとても大切です。でも、子育て中は何かと忙しくて毎日運動をこなすには根気がいります。そんなときにはお洗濯、掃除などのなにげない作業を、メリハリをつけて体を動かすように意識して行いましょう。
ポイントは筋肉を使って体を動かすこと。筋肉はマッチョなイメージが強いですが、吸収したエネルギーを分解して体に栄養を届ける役割を担っています。
普段の動作で筋肉を鍛えれば、肌の細胞組織にもしっかりと栄養が行き渡るのでプルプルのコラーゲンが産生され健やかなお肌が手に入るはずです。
メリハリ動作の実践例- 椅子に座るときには背筋をピント伸ばして背もたれにもたれかからない。
- 歩くときには歩幅を大きく、お尻にきゅっと力を入れる。
- 階段をあがるときにはつま先に力を入れて脹脛と太ももを意識する。
- 髪を洗う時には肘を目線の高さまで上げた状態にして二の腕を鍛える。
まだ間に合う健康なお肌へ!産後ママの肌診断チェック
東洋医学の思想ではシミやシワは体の不調と直結しているため、健康のバロメーターとして捉えられています。もし、産後の日焼けでこれまでみられなかったシミやシワが現れたなら、ひょっとすると体からの不調のサインなのかもしれません。
シミ、シワから今の健康状態をチェックして、体質改善に向けたUVケアを実践しましょう。
このシミとシワのタイプは保湿力を失った肌質が特徴で、腎虚といわれるホルモンの働きを促す内臓系が弱っている状態です。口が乾きやすい、白髪が増えるなど実年齢以上に体の老化が進行している恐れがあります。
抗酸化作用の多い黒ごまや、ムチン質が多く含まれる納豆などのネバネバ系の食品を意識して食べるようにしましょう。
目元の頬に隣接するシミは肝斑でも知られますが、その名の通り肝機能が弱っている可能性が考えられます。
イライラ、寝つきが悪い、肩こり、足がつる、月経不順などの症状が出ていませんか?
体内時計を正常に導く早寝早起きの習慣をつけ、肝機能を強化するレバーや緑黄色野菜を積極的に食べるようにして弱った肝機能を回復させましょう。良く笑うこと&ポジティブシンキングも効果的ですよ。
血液がドロドロとした粘性を持ち、血液循環がうまくいっていない状態です。代謝が悪くなる一方なので肌のバリア機能もますます低下する傾向に向かっています。
規則正しい生活を心がけ、消化に時間のかかる脂肪分の多い動物性の食品の摂取を控えめにしましょう。また、ストレスが一番血流の良し悪しを左右するので、育児の合間にリラックスできる時間を作るようにこころがけるとよいですよ。
シミやシワができると出来た部分ばかりが気になって、美白重視のスポットケアに走りがちです。でも、それでは根本からの対処法にならないのでお肌の状態は一向に改善されません。
紫外線のダメージを受けやすい肌は肌のバリア機能がくずれていることをさし、すなわち代謝の悪い体に傾いた証です。健康効果を高めるUVケアを取り入れて、若い頃のようなすっぴん自慢の肌を取り戻しましょう。