産後ハイとは?いつまで続くの?友人に迷惑がられない為の確認事項

スマホを見ている女性健康

産後ハイで子供に変な名前を付けてしまった、産後ハイで友達とケンカになってしまった…など、よく耳にする「産後ハイ」。なんとなく理解はできても、詳細は知らない方もいるのではないでしょうか。

そこで、産後ハイとはどのようなものなのか、状態や原因など紹介します。

さらに今回いくしぇあで独自調査を行い、産後ハイだった友人のどのような言動や行動に嫌な思いやウザいと感じたのか、実際に体験された方に聞いてみましたので、こちらも参考にしてみてください。

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産後ハイとは?

携帯を見る女性

産後にハイテンションになってしまうことを、産後ハイと言います。ではハイテンションになると、どのような行動をしてしまうのでしょうか。

動き回る

産後、ゆっくり体を休めなければならないことはご存知ですね。しかし産後ハイになってしまうと、手が空くたびに家事や買い物をしてしまい、必要以上に動き回ってしまうことがあります。

産褥期にしっかり休まずにいると、あとあとになって産後鬱やノイローゼにつながることもあり、注意が必要です。

眠れなくなる

体は疲れているのに気分が高揚してしまい、眠れなくなります。また、今後の子育てに関する不安や疑問などが気になって眠れなくなるケースもあります。

病院によっては睡眠薬が処方されることもありますが、基本的に薬には頼ることができないため、リラックスできるグッズなどを準備しておくのがおすすめです。

しゃべり続ける

いつも以上に声が大きくなり、ペラペラとしゃべり続けてしまうことがあります。産後でなくとも、ハイテンションなときはついしゃべり続けてしまいますね。

しかし産後だと、しゃべり続けることで体力を消費してしまうため、しゃべりたい気持ちを堪える必要があります。

冷静な判断ができなくなる

子供に変な名前をつける

産後ハイによくある行動のひとつで、子供に変な名前をつけてしまいます。

そのときはこれ以上ないほど素晴らしい名前に思えるのですが、産後ハイが落ち着いたあと、どうしてこの名前にしてしまったんだろう…と後悔することが多いようです。

出産時のエピソードを武勇伝のように語る

出産時のエピソードを武勇伝のように、会う人すべてに語ってしまいます。

相手に望まれて話をするなら構いませんが、もしかしたら中には不妊治療中で複雑な思いの方もいるかもしれません。また、同じエピソードを何度も語ってしまいがちです。

出産を急かす

子供のいない女性に対し、出産や子供がいることの素晴らしさを語り、早く子供を産むよう急かしてしまうことがあります。

出産は素晴らしいことですが、出産のタイミングは人それぞれだと忘れずにいたいですね。

産後ハイになってしまう原因は?

落ち込む女性

厄介な状態を引き起こす産後ハイですが、なぜそのようになってしまうのでしょうか。

体の変化による影響

出産を終えると、体の中ではたくさんの変化が起きています。子宮を支えるために伸びていた筋肉や、開いた骨盤が元に戻るなど、少しずつ変化しています。

そのような変化が体や心の様々な場所に影響を及ぼし、産後ハイを引き起こしているのではないかといわれています。

ホルモンバランスの変化

妊娠中は女性ホルモンが活発になりますが、出産を終えることで女性ホルモンの分泌が減少します。

ホルモンバランスの変化が起こり、自律神経が乱れるのです。人によってはネガティブになったり、産後ハイと呼ばれるハイテンション状態になったりします。

ちなみに出産後に減少する女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンです。また、母乳を出すためにプロラクチンと呼ばれる女性ホルモンが増加します。

睡眠不足や疲労

出産という大仕事を終え、休む間もなく新生児のお世話にかかりきりになっていると、産後ハイの原因になることがあります。

病院や家族の助けを借りて、しっかり休む時間を作れるといいですね。

産後ハイっていつまで続くの?

女性

母体に負担を与える産後ハイですが、おおむね産後3ヶ月まで続きます。

3ヶ月まで

産後すぐにはじまる産後ハイですが、3ヶ月ごろまで続くことが多いです。

というのも、3ヶ月まではあまり外出もできず、外の世界と接する機会が減ってしまうため、自分を客観的に見ることが難しくなるからです。

また、3ヶ月ごろになると育児にも慣れ、授乳も落ち着いてくるころなので、負担が減って精神的に安定することで産後ハイが解消されます。

個人差が大きい

おおむね3ヶ月ごろで終わりを迎える産後ハイですが、人によっては1年近く続いた方もいます。

そもそも産後ハイにならない方もいれば、1年以上ずっと続く方もいるなど、産後ハイの期間は人によって様々です。

産後ハイが原因で体調を崩してしまう場合は受診の必要がありますが、そうでなければ、いつか必ず落ち着くので焦る必要はありません。

産後ハイで周りに迷惑がられない為に確認しておきたい事

女性

できれば避けたい産後ハイですが、どのようなことを確認しておけば周囲に迷惑をかけずに済むのでしょうか。

育児のイメージトレーニングをしておく

産後ハイの原因のひとつが育児に関する悩み、または楽しみです。あらかじめイメージトレーニングをしておくことで、考えすぎて産後ハイになるのを予防できます。

身近な経験者に産後の育児に関して体験談を聞いたり、インターネットで育児ブログを読んだりと、イメージを膨らませましょう。

家事に関して家族と相談しておく

産後の家事の分担や程度などを家族と決めておくことで、動きすぎてしまうことを防ぎます。できる限り体を休められるよう、どの程度まで家事をするのか相談しておくとよいですね。

子供の名前はあらかじめ決めておく

子供の名前は、マタニティハイの時期を避け出産前に候補を出しておきましょう。

マタニティハイや産後ハイの時期に決めてしまうと、本来の希望とは違う名前になってしまうこともしばしば。あらかじめ名前を決めておくことで、後々後悔してしまうことを防げます。

産後ハイになったら止めてもらうよう頼んでおく

家族や友人などに、産後ハイになったらしてしまいがちな行動について伝え、もし自分がしてしまったときは止めてほしいと頼みましょう。

産後ハイで興奮状態になっていると、失礼な言動があったとしてもなかなか気づくことができません。遠慮なく指摘してもらい、産後ハイによる後悔がないようにしていきましょう。

産後の自分へ手紙や音声でメッセージを残す

産後の自分に宛てて、手紙を書いたり音声でメッセージを残しておきましょう。産後ハイになっているとどれだけ周囲が制止しても、振り切っておかしな行動をとってしまうことがあります。

しかし過去の自分からの言葉なら、メッセージを残した当時の気持ちを思い出し、冷静になれることも。スマートフォンにボイスメッセージを残すのがおすすめです。

産後ハイの友人からの言動に嫌な思いをされた方の体験談

産後ハイの友人のどのような言動や行動に嫌な思いやウザいと思ったのか、実際に体験された方に聞いてみました。

新米ままさん
新米ままさん私が出産して6ヶ月後に友人も出産したのですが、連絡の量が異常でした。朝も昼も夜も連絡が絶えず、自分の子供の写メを大量に送りつけてきました。

一気に何十枚も送ってくる事もあり、少し角度が違うだけのものがほとんどでした。

それに加え、まだ赤ちゃんは生まれたばかりで喋れもしないのに電話をかけてきて、寝息などを長々と聞かせてきました。

友人は陣痛が始まってから産むまでに2日かかったそうで、何度も何度もその時の話をされました。私も初めての育児に追われ暇ではないのに…うんざりでした。

アブさん
アブさん子供が産まれたばかりの同期の友人の話ですが、初めての子供で、女の子でかわいいのは分かる。確かに遊びに行ったときに見せてもらったら、かわいかったです。

その気持ちは良く分かるのだけど、昼飯の途中で、いくら可愛いからといって、おむつを変えている写真まで見せる必要は絶対ない。

また、親バカしているなと思いつつしょうがないかと、子供が寝ている写真や笑っている写真を見ている時に、おしめを変えている写真を見た瞬間、口に含んでいた味噌汁を噴出しそうになってしまいました。

その後、やんわりと注意したことは言うまでもありません。

トリマーママさん
トリマーママさん我が家は2人女の子なので、2人目を妊娠したとき、男の子がほしいなという希望がもちろんありました。その気持ちを知っていた友人は、初めての子が男の子でした。

お互い同じ年に出産したのですが、2人目も女の子だと洋服とか買わなくて済むね、とか男の子はさ、小さな彼氏だから本当に可愛いんだ、など嫌味っぽく言われ、かなり嫌な思いをしました。

それ以来、会う回数も徐々に減り、今は会っていません。妊娠ハイも、産後ハイも、言動には気をつけなければいけませんね。

ここままさん
ここままさん私も子供がいるので可愛いのはわかります。我が子は成長が遅く1学年下に見られることが多かったです。

我が子より1年後に出産した友人が、産前からハイだなと思いましたが産後酷かったです。私もお祝いは送りましたが、向こうからお祝いは何故かこれが欲しいと指定され内祝いはありませんでした。

写真が何枚も送られてきました。私は送ったことがありません。送ってくるだけならまだしも電話してきていかにかわいいかを自慢され、会う人会う人に可愛いと言われると何度も聞かされました。

こちらの感想も求められます。一番嫌だったのが相談と言う形で毎日のように電話してきてマウンティングすることでした。〇〇が心配、息子ちゃんは〇カ月の時どうだったという電話をしてきました。

正直に答えると「家は大丈夫だわ。もうできる。」と返され嫌でした。私の子が成長が遅く念のため病院にかかっているのを知っているのに自分の子が上を連呼されとても嫌でした。

我が家にも強引にやって来て1才上の息子と比べ自分の子の方が出来が良く、顔がいいと自慢していました。

りりぃさん
りりぃさん20歳の頃、高校のクラス会の幹事をしていて、不参加の連絡が来ていた子がいたのですが、クラス会当日にその子が「こども産んだからみんなに見て欲しくて」と言って、生まれてまだ2、3ヶ月くらいのこどもを連れて会場の居酒屋に現れました。

まだクラスの殆どが大学生で、結婚、出産した子がその子以外いなかったのもあり、みんな「かわいいね」とか言ってちやほやしていたのですが、見せてすぐに帰るかと思いきや、そのまま居座り、その子中心のような雰囲気になりました。

飲み食いしながら「出産は早い方がいいよ」などと散々周りを見下すような発言をしたあげくに、「ミルクの時間だから」と帰っていきました。

その子が帰った後は、「なにあれ、自慢?」「飲み食いするなら金払え」などと、全体がかなりしらけたムードになり、とても不快なクラス会となり、私も幹事として、参加者にだけ会場を教えれば良かったと後悔しました。

コッコさん
コッコさんなかなか結婚できず、40間近で結婚した友人。

不妊治療を経て、やっと生まれた我が子が可愛いのは十分わかるし、とってもオメデタイことだとも思っていますが、会うたびに延々と自分の子供の自慢話と自分の子供の写真をずっと見せられることに、さすがにウザイと思い始めました。

可愛い我が子の話は自分の旦那とすればよいことで、友達にまでその話しかしなのはどうかと思います。なんとなく、私も含め周りの友達もその友人に会う事を避けてしまっています。

みみりんさん
みみりんさん我が家は、やんちゃな3歳違いの兄弟が居ます。幼稚園で知り合った友人は、同じくかなりやんちゃな男の子が居ましたが、妊娠して二人目に女の子が生まれました。

みんなでお見舞いに行ったりして、まぁまぁ仲良しでしたが、ある日、「うちは2人目女の子でほんっと良かった~!」と言われました・・。

目の前の私にそれを言うのかとかなり腹が立ちました。だって、うちの次男を否定されたようなものですから。

でも大人なので態度には決して出さず笑顔でその場を乗り切りました。結局その後私は長女を授かりましたが、言動には本当に気をつけようと思った出来事でした。

いろはにこんぺとさん
いろはにこんぺとさん自分の子供がかわいいのは分かるのですが。産まれましたのメールに、自分と子供のツーショットで、しかも何て言うか、「優しく我が子を見つめる私」みたいな写真が添付されていました。

その後も、「早く子供、産みなよ。みんな子供産んだ方が良いよ」と、流産を経験し、子供を諦めた友人にも一斉メールを。

また、諸事情で子供を持たないと決めた友人にも「○○にも、子供産んで欲しいな」と言ったり。

「ホラ、こんなにかわいいんだよ」と、写メの嵐がみんなに送られてきて、周りの事情や気持ちを考えろ!と嫌な気持ちになりました。

くじらさん
くじらさん早産で出産した為、1ヶ月の間、息子だけ入院していた時期がありました。

その時に知り合った双子を出産された方とお互いに病院に通ううちに仲良くなり、連絡先を交換し、お付き合いが始まりましたが、お互いの子供が退院し、自宅に帰った途端、真夜中や明け方にメールが届くようになりました。

最初は間違いかと思いましたが、その後も、午前3時や4時にメールが来て、私も授乳しているので睡眠時間を削られているようでしたし、双子の育児で時間がわからなくなってしまったのかなと解釈していましたが、時間帯が非常識だなと思い、しばらく連絡を取らなくなりました。

歯磨き好きさん
歯磨き好きさん自分よりも1か月先に産んだ友人が、自分の子供のイベントをわざわざLINEで連絡して、返事が遅れると「ママがそんなに余裕がなくちゃ子供がかわいそう」と言ってきました。

お食い初めはこう、洋服はハイブランドじゃなきゃなど、色々こちらの育児方法にもケチをつけてこられたのは辛かったです。

共通の友人から聞いた話だと、もともとその友人は娘が欲しかったようですが、息子が産まれ、娘を産んだ私が羨ましかったようです。

「息子はもちろん可愛いけど、娘を育てているんだからこうしなくちゃかわいそう」と何度もかわいそう呼ばわりされたので、産後すぐのホルモンバランスが崩れていて傷つきやすかった自分は、本当に娘がかわいそうなんじゃないかと思ってしまったほどです。

こちらからの連絡は一切せず、返信もスタンプ1つくらいにしていたら連絡は半年で途絶えました。友人は産後ハイから1年してうつ病になったようです。

まとめ

産後は休む、というごく当たり前のことでさえ、産後ハイだと「時間あるし家事しようかな」となってしまいがち。家族をはじめ、周囲の人々と産後ハイになったらどうするか、相談しておくと安心ですね。

また、冷静なうちに産後ハイへの対策を立て、産後ハイを乗り切りましょう。

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