特に初産の場合、夫婦二人で乗り越えられそうに思えても、産前、産後が母子ともにどのような状態なのかわからず、里帰り出産をするべきなのか、迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
そこでいくしぇあ事務局の方で独自調査を行い、里帰り出産をされたママさんに、どういったメリット、デメリットがあるのか経験談をもとに答えて頂きました。
設問1
里帰り出産を経験してみて、どういったメリットがありましたか?
設問2
里帰り出産を経験してみて、どういったデメリットがありましたか?
先輩ママへのアンケート一覧
設問1
やはり実母に家事全般を頼ることができるので、とても助かりました。
産後はゆっくり寝ていたほうが良いと言われていたので、自分は赤ちゃんの世話にだけ集中でき、献立を考えることもなく、ご飯や洗濯などはお願いできたのでよかったです。
設問2
1回家を出た身なので、気を使うし申し訳ないなあという気持ちもあります。
それに世話になっている手前、逆らうことはできず、赤ちゃんのことでとやかく言われると自分の思い通りにはできず、母親のいいなりになり、母乳で育てたかったのにミルクを飲まされたりしました。産後の情緒不安定な時期に気を使うので、ストレスも溜まります。
設問1
切迫早産で予定より早く里帰りしました。絶対安静でしたので、身の回りのことを全て母がしてくれました。夫より安心して家事などをお願いできますし、最も頼りやすい存在なのでとても助かりました。
産後も先輩ママとして1番身近な人ですから、何でも相談できて本当に里帰り出産出来て良かったと思います。
設問2
1ヶ月程入院していたので、高額療養費等の申請など様々な手続きを主人にして貰いました。
産後は産後で児童手当の申請や健康保険の加入手続きなどで、母子手帳や様々な書類を送付したりととても手間と時間がかかりました。主人には苦労をかけてしまったと思います。
設問1
人手がたくさんあること。父母や妹もいたので、泣いたときにあやしてくれたり、沐浴を手伝ってくれたり、私一人ではできないことを協力してくれたので助かりました。ゆっくり食事をしたり、昼寝をすることができました。
設問2
私自身はじめての子育てでわからなことばかりなのに、「どうして泣いてるの?」「おっぱいが足りないんじゃないの?」といちいち言われ、おっぱいはちゃんと出ているのだろうか、泣いている理由がわからない自分はだめな母親なんじゃないかと不安が増しました。
里帰り後半にはもうストレスがたまって、ほっといてよ!と苛立つこともたびたびありました。
設問1
第一子の時はなんにもわからず、出産準備の仕方や準備するものなど全て両親に教えてもらいました。出産後も夜中の授乳や寝かしつけなど、度々手伝ってもらい、両親も寝不足になっていたが実の両親なので気を遣わず育児ができました。
第二子以降も同じように手伝ってもらい、自分のメンタル面でも助かりました。両親が自分をこうやって育ててくれたのかと、再確認することができて、両親への感謝と偉大さを痛感しました。
設問2
数ヶ月間、自宅を離れたので夫が体調をくずしました。両親が寝不足や疲労がたまり、少し体調を崩しました。
自宅に戻ってからは、家事と育児を両立する生活に慣れるまでに、少し時間がかかりました。実家が離れているので、行き来するのに交通費が高額でした。
設問1
赤ちゃんが泣き止まなかったりどうしたらいいのかわからなくて不安に思うことがよくありましたが、その度に母に相談することができて良かったです。どうしても眠い時なども代わりに抱っこしていてくれたりと助かりました。
設問2
実家から夫の職場も近いので毎日のように夫も顔を出してくれて、休み前日には泊まって行ってくれたので、赤ちゃんと夫の時間もしっかりとありました。
でもその分夫は休みでもゆっくりすることができず、いつもより疲れていたのではないかと思います。
設問1
家事をしなくて楽でした。実家だといままで育ってきた所なのでかってもわかるので。
赤ちゃんのお世話だけに集中できました。母親も自分の勝手がわかる方が家事もしやすいので、お互いにメリットがあったと思います。
設問2
主人がなかなか会いに来れなかった点です。なるべく休みの日はきてくれてましたが、仕事をしながら行き来するのは大変だったみたいです。
主人の親は、里帰り中は遠慮されて来なかったのですが、見せてあげれた方がよかったのかなとも後から思いました。
設問1
なにかあったときに他に人がいるというのは精神的に安心しました。あまり動けないので買い物なども誰かに頼めばしてもらえるし、光熱費なども実家もちなので節約にはなりました。
常に人がいたので話ができるとウツっぽくならずに済みました。
設問2
子供は1人しか産まなかったので、里帰りに対してさほどデメリットはなかったです。自分と子供が実家にいればいいだけだったので。
ただ、夫は子供ができるまで家事等を一切しない人で、私が里帰り中はどうするのかと考えましたがいい大人だからとあまり干渉しませんでした。
終わったあとで思うことは、全部外食したために食費は高額になったし、掃除もまったくしなかったのでカビやほこりがすごかったのを覚えています。
洗濯だけは作業着がないと仕事にならないのでしていたようです。
設問1
産後1ヶ月は寝不足の毎日で疲れるので、母が栄養のある食事の支度をしてくれたことや、おむつやミルクなどの買い物を代わりに行ってくれたことが一番助かりました。
また、自分がお風呂に入っている間に子どもを見ていてくれたので、せかせかせずゆっくり出来る時間を取ることができてリフレッシュになりました。
設問2
家族全員子どものペースに合わせることになったので、入浴や食事の時間を狂わせてしまったことに申し訳なかったと思いました。
夜中も子どもの泣き声で起こしてしまったり、家の中をバタバタ動き回っている音で落ち着いて寝られなくしてしまったことに気を遣いました。
設問1
二人目だったので上の子を見てもらうことができて助かりました。どうしても二人を見ることには自分一人では体力的にも精神的にも限界を感じたので。
家事もほとんどすることなく、安心して育児と体力回復に集中することができました。
設問2
子供の面倒を見てくれるのはすごく助かりましたが、必要以上に孫をかまってしまうのでストレスを感じました。
あんまり近すぎると親でもイライラしてしまうものだなと思ってしまった。二人目なので言われなくてもわかってることに口を出されるとイライラした。
設問1
自宅がある地域で産むとなると、夫は帰宅が遅くなるので、一人で陣痛が来たら病院に行く事になりますが、実家は自営業で必ず病院に連れていってくれる人が家にいたので、陣痛が来た時、とても安心でした。
また退院後、母が仕事を5日程休んで一緒に赤ちゃんを見ていてくれたので、つたない育児の私をサポートしてくれたので、心強かったです。
設問2
昔から喧嘩の多い両親だったので、里帰りをしてもやはり両親が喧嘩する事が多く、ストレスがたまりました。
特に赤ちゃんが寝ているのに、大きな声を出され、赤ちゃんが起きて泣いてしまった時は、さすがに私も怒ってしまいました。
設問1
住んでるのが横浜で実家が田舎だったので、都会と違い自然に触れることが多く、出産前のウォーキングが充実していました。
電車とかでマタニティセクハラ受けたりしたことがあり、電車に乗ることが嫌でしたが、実家は車移動だったので、何も気にすることがなかったです。
産後は産後鬱になっていたので、実家の母に家事炊事を手伝ってもらったり、首のすわらない赤ちゃんをお風呂に入れるのは1人では到底ムリだったので助かりました。
設問2
実家といえども兄の家族も住んでいます。住み慣れた家といえども、自分の使えるスペースは限られたり、使うのに兄のお嫁さんや姪に気をつかったりしました。
また産後赤ちゃんが生まれからといって、しょっちゅう近所の方がアポなしで訪問。産後すぐはそれに対応するのはきつかったです。
設問1
慣れない新生児との生活と出産でダメージを負った体は予想よりも辛く、体力が追いつかなかったのでとても食事を準備する気力などありませんでした。
なので食事を用意していただけるのはとても助かりました。しかもバランスの良い和食です。あと、お風呂に入る時は子供を見てもらえるのでゆっくり入る事ができリフレッシュできました。
設問2
車がないと買い物に行くのが困難な土地なので、思うように買い物に行く事が出来なかったこと。部屋の関係上、子供を夜10時くらいまで寝かしつけできる環境がなかった事です。
それから、台所が遠いのでミルクの調乳が大変でした。
設問1
兄弟児がいたので、散歩に連れて行ってくれたり一緒に遊んだり、上の子の面倒を見てくれるのが一番助かりました。
臨月から床上げまでの間、三食用意してくれて、赤ちゃんの沐浴のお手伝いまでしてくれました。おかげで産後の回復も早かったように思います。
設問2
自宅から実家までが飛行機の距離なので、約3ヶ月間夫に会えませんでした。
産前の不安な時期に側に居て欲しい、産後の赤ちゃんもすぐに抱いて欲しいという気持ちがありましたが、やはり上の子に寂しい想いをさせてしまったことに申し訳ない気持ちです。
設問1
ご飯や身の回りのことをしてくれるのは本当にありがたかったです。体の復活に専念できたのですごく楽に過ごすことができました。
しかも、子供の世話なども仕方を教えてもらいながらできるというところも、メリットだと思いました。
設問2
やはり気を使いました。自分の時間がないのでとても遠慮するし、逆にそこで疲れることもありました。
あと、わりと親はきっちりなんでもする人なので、私が疲れてしまうというところはデメリットだったかなと思いました。
設問1
出産後のだるい体で家事や育児は非常に辛かったので助かりました。特に、食事の心配をしなくても良い点が1番良かったです。
母乳中心だと、どうしても食事は大切になりますが、赤ちゃんのお世話をしながら自分の為に食事を用意する余裕はなく、作れても手抜きになってしまうと思います。
また産後自分一人だと、不安な気持ちになりがちですが、里帰りすることで一人ではない安心感がありました。
設問2
自分が日に日に母親としての自覚や経験を積んでいく一方で、夫はどうしても自覚や経験不足になってしまい、自宅に帰ってから夫に対してのイライラや衝突が多かった気がします。
お風呂の入れ方やおむつ交換など、些細なことでも、実家では母が手際よく手伝ってくれたのに、自宅に帰ると気の利かない夫にイライラしていた気がします。
設問1
産後の体調があまりよくなかったので、家事全般をしてもらえたのはとても助かりました。日中は節約のため布おむつを使っていたので、洗濯と赤ちゃんのお世話で手がいっぱいでした。
母乳だったので、食事もバランスのいいものを作ってもらいとても感謝してます。
設問2
頻繁に夜泣きをするので他の家族が寝れないことがよくありました。生活のリズムも変わってしまうので、慣れるまではしんどかったです。
実家でも気を使っての生活だったので大変でした。主人は休みの日しか来れなかったので少し寂しそうでした。
設問1
産後1ヶ月間は、特に赤ちゃんの世話や授乳に明け暮れて寝不足で大変でしたが、夜中にオムツ換えを手伝ってくれたり、沐浴も毎日やってくれて助かりました。
食事も朝食、昼食、夜食と準備してくれて、ゆっくり食べる時間も確保出来てとても助かりました。
設問2
義理の実家にお世話になったので、何もしなくていいと言われましたがやはり気を遣いました。
義理の祖母には母乳が足りてないんじゃないか、泣いているから母乳をあげなさいと言われて、プレッシャーというかストレスで相談できる相手もおらず辛かったです。
設問1
私は義母の家へ里帰りしました。義母と一緒に子供の世話をしているうちに今まで以上に仲が良く、何でも相談できる親子のような関係になれました。
2人目の出産のときにお世話になったので、上の子もおじいちゃんおばあちゃんに懐いてくれました。
設問2
いくら良い関係となっても、今までの生活スタイルが全く違う者同士が同じ屋根の下に住んで1ヶ月。
私も義母も最初は赤ちゃんの世話で忙しくも楽しく生活していましたが、気を使う部分も多々あり疲れて体調を少し悪くしてしまいました。
設問1
家事を実家の母にしてもらったので、とにかく赤ちゃんの世話以外で休むことができたのがとてもよかったです。
初めての育児は想像以上に大変で、夜も1~2時間おきに起こされるので、とても家事ができるような状況ではありませんでした。
食事も母が作ってくれたので、とてもありがたかったです。実家じゃなかったら、自分の栄養もとれず体力的、精神的にもつらかったと思います。
設問2
デメリットは私にとっては特にありませんでしたが、やはり夫にとっては赤ちゃんに会えずさみしかったようなので、それがデメリットだと思います。
夫も里帰りすること自体は、安心感がありよかったようですが、会えないので若干孤独を感じていたようです。
まとめ
里帰り出産は、人によってメリット、デメリットは異なってきますが、実家の家族のサポートはやはり大きな支えになってくると思います。
周りの環境などを考えて、不安であれば旦那さんと相談して決められては如何でしょうか。