生理不順と不妊の関係は?おすすめの漢方は?命の母はどうなの?

体温計妊活・不妊

妊活中だけれど、なかなか赤ちゃんを授からないのは生理不順で排卵日が分かりにくいせいかもしれない、と悩んでいませんか。

生理不順だと妊娠しづらいと言われていますが、それはなぜなのでしょうか。生理が来ているだけではなぜだめなのか、生理不順と不妊の関係についてお話しします。

また、生理不順を改善するために役立つ漢方や、生理不順によいといわれる「命の母」についてもご紹介します。

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生理不順と不妊の関係は?

体温計

ひと言でいうと生理不順はホルモンの乱れ。それによって妊娠しにくくなっている可能性があります。

ただし、生理不順といっても色々なタイプがあります。それによって不妊の原因も違ってくるのです。

正常な生理とは、周期が28〜38日くらい、期間が3〜7日くらいのものをいいます。

少しくらいの周期の乱れはそれほど気にしなくても大丈夫です。ただし、あまりにそれが続く場合は、単なる生理不順だと放置してはいけません。

  • 排卵ができていない
  • 子宮内膜が育っていない
  • 女性特有のの病気

という理由によって生理不順が起きている場合は、不妊につながる可能性があるからです。

排卵日が掴みにくい

生理周期が一定でないということは、排卵日が特定しにくいので、妊娠のタイミングを掴みにくいものです。

病気でなくても、排卵日が分からないためになかなか妊娠できないという人も多いです。

卵巣の機能が低下している

ちょっとしたストレスでもホルモンバランスは乱れるものですが、卵巣の機能が低下してしまっているためにきちんと排卵できなくなっている可能性もあります。

生理不順のタイプ

お腹を抑える女性

生理不順には周期が長い、短いなど種類があります。あなたはどのタイプに当てはまるでしょうか。

稀発月経

希発月経とは39日以上周期が空いてしまうことを指します。もちろん排卵していれば妊娠は可能なのですが、卵巣の機能が低下していて、そもそも排卵ができていないことも多いのです。

また、多囊胞性卵巣症候群(PCOS)によって排卵障害を起こしている可能性もあります。

まずは基礎体温を測り、排卵できているかどうか確かめてみましょう。

頻発月経

稀発月経とは逆に生理の周期が短く、24日以下できてしまうことを指します。

卵巣の機能が低下していなければ単なるストレスが原因の周期の乱れかもしれませんが、ホルモンバランスが乱れているので、排卵していないこともあるので注意が必要です。

ゆっくり休んでストレスを和らげることで改善されることもあるので、まずは自分をいたわって欲しいと思います。

あまり頻発月経が続くなら、黄体ホルモンの分泌が不十分で、子宮内膜が十分に厚くならないまま排出されてしまう「黄体機能不全」の可能性もあります。

せっかく妊娠しても流産のリスクも高くなるので、1度検査してもらった方がいいでしょう。

過長月経

過長月経とは8日以上もダラダラと出血が続く状態です。貧血になりやすい他、子宮の病気によって出血が止まらない可能性も考えられます。

子宮筋腫や子宮腺筋症など、不妊につながるとされる病気の場合は、早めに治療の必要があります。

過多月経

過多月経とは出血量が多いことを指しますが、こればかりは人と比べるのが難しいので、どのくらいからが「多い」となるのか、判断がしにくいところでもあります。

ただ、これまでと比べて明らかに量が増えたとか、急に経血の量が変わる場合は注意が必要です。

また、レバー状の塊が出てきたり、生理痛が急に重くなった時などは病気の可能性もあるので、早めに婦人科を受診した方がいいでしょう。

過少月経

過少月経とは、経血の量が極端に少ないことを指します。例としては、1日ナプキンを変えなくてもいいくらい、表面が汚れる程度しか出ないという状態です。

経血が少ないということは子宮内膜の厚みが足りていないということです。

子宮自体に機能の異常があって子宮内膜が十分に育たない可能性もあるので、生理が軽くていいなどと放置してはいけません。

また、経血が少ないと不正出血との区別もつきにくく、もしかしたら病気が隠れている可能性もあります。

過短月経

過短月経とは生理の期間が2日以内で終わってしまうことを指します。これも過少月経と同じで、子宮内膜が薄いために経血の量が少なく、生理が短くなってしまうのです。

女性ホルモンの分泌が悪く、排卵が起きていない可能性もあります。

また、子宮が未発達であるために子宮内膜が十分に育たないまま生理を迎えてしまう、ということもあります。

無月経

何ヶ月も生理が来ていないなら、それは無月経の状態です。排卵が起きていないため、生理が来ないのです。

排卵が起きていないので、当然妊娠も出来ない状態です。

不規則な生活、過剰なダイエット、運動のし過ぎ、極度のストレスなどによって起こります。

あまりに続く場合は早めの受診を

女性はストレスの影響を受けやすいですし、人の体は機械ではありません。たまには生理の周期が乱れることもあります。

ですから、1度周期が長かったり短かったりするくらいで神経質になる必要はありません。

ただそれが数ヶ月〜半年以上続くといった場合は、妊娠を望む、望まないに関わらず早めに婦人科を受診して検査をしてもらいましょう。

できれば基礎体温表を持っていく

婦人科を受診する際は、基礎体温をつけたものを持っていくと診察がスムーズになりますし、医師の方でも判断がしやすくなります。

生理不順かな?と思ったら、まずは基礎体温をつけてみましょう。もしかしたら数ヶ月で元に戻るかもしれませんし、戻らなければその基礎体温表を持って受診するといいでしょう。

生理不順におすすめの漢方は?

漢方

生理不順になってしまう一番の原因はストレスだといわれていますが、冷え性なども原因になります。

弱っているところに働きかけてホルモンバランスを整えていくには、どのような漢方を使えばいいのでしょうか。

自分の体質を知る

漢方は生薬の効き目だけでなく、自分の体質に合わせて選ぶことも重要です。あなたの体質はどれに当てはまるでしょうか。

瘀血(おけつ)タイプ

生理の周期が長めの人が多く、経血が多めだったり、レバー状の塊が出ることもあります。生理痛も重く、肌のくすみや肩こりなどの悩みも多いです。

おすすめ漢方

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)がおすすめです。血液の滞りを解消してくれる生薬が含まれています。

身体の巡りが良くなるので、肩こりや頭痛などにも有効です。

気滞タイプ

生理の周期が不安定で、生理前になるとお腹が痛くなることあります。2〜3日目が最も量が多くなりますが、その後は割とすっと終わります。

イライラしがちで怒りっぽく、気が滞っているのでお腹の張りも感じます。

おすすめ漢方

加味逍遥散(かみしょうようさん)、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、女神散(にょしんさん)がおすすめです。

元気がなくて身体が弱い人、ストレスを溜めやすい人には、イライラや抑うつ的な気持ちも改善してくれる漢方です。

血虚タイプ

生理の周期が長いというよりは、1ヶ月来ないこともあります。めまいや立ちくらみが起きることも多く、経血ややや少なめです。

おすすめ漢方

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)という漢方がおすすめです。主成分は当帰なので、足りない血液を補い、身体の循環も良くしてくれます。

生理不順の改善だけでなく、貧血や冷え性にも効果的です。

気虚タイプ

生理の周期が短めで、経血の量は少ない時と多い時の差があります。体力があまりなく、風邪も引きやすいです。

おすすめ漢方

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)がおすすめです。足りない気を補って、身体の内側から元気をくれる漢方です。

胃腸の働きも良くしてくれるので、体力も食欲もないという時にも有効です。

陽虚タイプ

下半身の冷えが強く、周期はやや遅れ気味です。胃腸が弱いので下痢をしやすいです。

おすすめ漢方

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)がおすすめです。冷えた身体を温めて、生理の周期を整えていきます。

食欲不振や冷え性にも有効です。

陰虚タイプ

熱がこもっていてのぼせやすく、生理は予定より早めに来ることが多いです。最初から割と量が多めですが、生理期間は割と短めです。

おすすめ漢方

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)がおすすめです。体力はあるけれど熱がこもりがちで、イライラしやすい人に向いています。

生理不順だけでなく便秘や更年期障害にも有効です。

水滞(水毒)タイプ

身体に水分を溜め込みやすく、むくみも出やすいのが特徴で、生理の期間は長くなりがちです。

おすすめ漢方

柴苓湯(さいれいとう)がおすすめです。水分の巡りを良くしてくれるので、排尿をスムーズにし、のどの渇きや食欲不振にも有効です。

柴苓湯は排卵障害にも有効であるという臨床結果もあり、副作用もなく不妊治療に役立つのでは、と期待が高まっている漢方です。

漢方薬局で相談してみる

人の体質はどれか一つに限定できるものではありませんし、不妊の原因は様々です。

上記に示した漢方はほんの一例ですから、専門家に相談すればもっと詳しく問診してもらい、あなたに適した漢方を選んでもらえるでしょう。

命の母は不妊や生理不順に効果あるの?

女性の不調に良いとされる「命の母」をご存知でしょうか。小林製薬から販売されている、生薬が配合された医薬品です。

生理不順の改善なら命の母ホワイト

命の母には、更年期障害によいとされる「命の母」と、生理痛やPMS(月経前症候群)など女性の不調全般によいという「命の母ホワイト」があります。

生理不順の改善を目指すなら、「命の母ホワイト」を選びましょう。

命の母ホワイト
出典:amazon.co.jp

生理不順の改善効果も期待できる

配合されている生薬には、芍薬(しゃくやく)、当帰(とうき)、茯苓(ぶくりょう)、人参(にんじん)など、前章でおすすめした「生理不順によい漢方」にも含まれているものがあります。

血行をよくしてホルモンバランスを整えてくれる医薬品なので、生理不順や生理前の不調を改善してくれるのです。

1〜2ヶ月続けること

生理不順の改善には、生理前だけ飲むのではなくて、1〜2ヶ月毎日服用して様子を見るようにしてください。

1回4錠、1日3回服用し、女性ホルモンのバランスを整えていきます。

命の母の口コミでの評判

実際に使用してみた人の口コミを見てみると、

  • 飲んですぐに生理が来た。
  • 飲み始めて1日半で生理が来て、イライラもなかった。
  • 2ヶ月来ないこともあったのに、生理が定期的に来るようになった。

など、生理周期が整ってきたという声が多く見られます。

同時に、PMSや重い生理痛などに効果があった、という声がたくさんありました。

冷えや血行不良の不妊に

不妊の原因は生理不順だけではないので、命の母ホワイトを飲めばすぐに妊娠できるかというと、それは正直なところ分かりません。

ただし、配合され血ている生薬によって血行が良くなり、生理のリズムが整ってくることは事実としてあるようです。

ですから、冷え性や血行不良が原因で生理のリズムが乱れていることで妊娠しづらい、という場合には効果が期待できるかもしれません。

まとめ

生理不順になってしまう原因は、ストレスや仕事の忙しさ、疲労などによるホルモンバランスの乱れです。

漢方などの力も借りながら、まずはしっかり休んで体力をつけることが大切だと思います。

ストレスも、全く感じないで生きていくことは出来ませんが、解消することは出来るはずです。自分なりの解消法をたくさん見つけて、楽しく過ごすことを心がけてみてください。

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