切迫早産のため自宅安静となった場合、悩んでしまうのが家での過ごし方ですね。
家事はしてもいいのか、入浴は問題ないのか、食事に気を付けたほうがいいのか、普段何気なく行っていたこと全てが気になってしまいます。
そこで、切迫早産の際の自宅での過ごし方を調べました。
切迫早産による自宅安静とは?
自宅安静になるケース
切迫早産とは、早産になる手前を示しています。原因は子宮の病気や炎症であったり、妊娠高血圧症であったり、ストレスであったりと様々です。
しかしこれといった治療法がないため、自宅で安静に過ごして経過を観察することになります。この状態が切迫早産による自宅安静です。
赤ちゃんの心拍数が乱れている場合は入院しなければなりません。
絶対安静とほどほど安静
自宅安静と一言で言っても、二種類の安静があります。
入院まではいかなくとも、食事や排せつ以外は横になっていなければならないのが絶対安静です。最低限の動作以外はしてはならない状態ですね。体に負担をかけず過ごすことで次第に回復し、ほどほど安静へ移行できることもあります。
基本的に横になって過ごすのがほどほど安静です。絶対安静に比べると多少動いてもよいとされていますが、それでも体を休めていなければならない状態となっています。無理をせず、ゆっくり横になって過ごすのがよいでしょう。
切迫早産による自宅安静の過ごし方は?
できる限り横になっていることを基本として、自宅安静の過ごし方を紹介します。
寝方
基本の姿勢は横向きです。しかし、いくら横向きで右や左に寝返りをうてると言っても、ずっと寝ていると骨が痛くなりますね。お腹の様子を見て、二分だけうつ伏せになった経験者の方もいますが、お腹も張ることがなくリフレッシュできたそうです。
もしお腹がまだ大きくなく、張っていないようであれば、少しだけうつ伏せになってもいいかもしれません。なお、寝返りをうつ際は、ゆっくりと時間をかけて行うのがよいでしょう。
横向きに寝る際にぴったりなのが、抱き枕です。足の間に挟んだり、足元に置いて足を乗せて寝ることで、体への負担を減らしてくれます。
時々でいいので、足首を動かすのがおすすめです。ずっと横になったままで関節を動かさずにいると、かえって足に負担がかかってしまいます。
つま先をぐっと伸ばしてみたり、少しだけ足首を前後左右に動かしてみましょう。なお、体が辛いと感じるときは無理に動かす必要はありません。
家事
家事は立ち仕事が多く、思っているより体全体を使うことになります。料理や洗濯や掃除などの家事全般は、基本的に家族に行ってもらいましょう。
加熱するだけのレトルト食品を中心に、焼くだけのものや和えるだけのもので済ませてしまいましょう。お金はかかりますが、食事の宅配を利用する手もあります。
また、まとめて作って冷凍保存することで、台所に立つ時間を減らすことができます。食器はアルミホイルや紙皿での代用が洗う時間が省けておすすめです。
下着やインナーなど、どうしても洗わなければならないものだけを洗濯しましょう。ハンガーなどに干した衣類は、乾いたらそこから取るようにすると、畳む手間が省けます。
掃除も最低限にするのがよいでしょう。掃除機は本体が重く、使用する際にお腹に負担がかかってしまうので、なるべく使わない方針で。週に一度フローリング用のモップを使ったり、お掃除サービスを利用しましょう。
食事
切迫早産では、食事制限はありません。医師から食事制限を支持されていない限り、普段どおりの食事になります。
入浴
浴槽に浸かることは控え、シャワーも2日に1回程度にし、お湯で絞ったタオルで体を拭きましょう。シャワートイレなども利用し、局部を清潔に保つことが大切です。どうしてもお湯に浸かりたい場合は、子宮収縮を防ぐためぬるめのお湯にしてください。
外出
基本的に外出は控えることになります。買い物は家族に頼むか、ネットスーパーや宅配サービスを利用しましょう。
その他
上の子のお世話は家族を頼り、安静を心がけましょう。家族を頼ることが難しいようであれば、ベビーシッターを利用する手もあります。
あるいは、添い寝をしたり絵本を読んだりと、横になったままで可能なスキンシップをはかるのもよいでしょう。どうしても落ち着かないようであれば、医師に相談の上、入院する方法もあります。
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診断書など必要な書類を職場に提出し、産休に入りましょう。日常生活さえ困難な状態ですので、必ず仕事は休んでください。
切迫早産による自宅安静の際の注意点は?
自宅安静となった場合の、注意したい点を項目ごとにまとめました。
食べ物
ずっと横になっていなければならないので、体重の大きな増加には気を付けましょう。また、生ものは下痢となる恐れがありますので、安定するまでは加熱調理したものを食べてください。
外食も、いつどのような体調の変化が起こるかわからないのと、食中毒になる可能性もゼロではありませんので、避けた方がいいでしょう。
飲み物
子宮に負担をかけるカフェインの摂取は控えてください。水をしっかり飲み、水分不足による便秘・膀胱炎・血栓といったリスクを避けましょう。
安静にしなければならないからといって、トイレの回数を減らすために水分を控えるのは本末転倒です。
外出
外出は基本的に控えます。どうしても外出しなければならない場合は、歩きやすい服装と靴を選びましょう。
階段の利用はできる限り控え、長時間の移動などもしないよう心がけてください。どうしても利用する際は、転ばないよう時間をかけて、ゆっくりと上り下りしましょう。
検診に行く際は、念のためにマスクをして行くのがいいでしょう。特に冬場は風邪がうつりやすく、咳はお腹への負担になります。夏場であっても、暑さを堪えてマスクをしておくのが安心ですね。
上の子の運動会があると行きたいのが親心ですが、自宅で安静に過ごしましょう。人も多く、砂埃など舞っている場所へ行くのはおすすめできません。
友人の結婚式や美容室、母親学級といった様々な外出先も、出産を無事に終えるまでは控えたほうがよいでしょう。
歯医者に関しても、切迫早産であるうちはまともな処置が受けられません。もし虫歯などで痛みが辛いときは、担当医に相談しましょう。
夫婦生活
体に負担がかかることを行ってはならないため、夫婦生活も控えなければなりません。パートナーに寄り添ってもらったり、手を繋いだりしてお腹に負担のないスキンシップを心がけましょう。
その他
妊娠中に体を冷やさないことは基本ですが、切迫早産の場合、よりいっそう注意しなければなりません。お腹や腰だけでなく、首、手首、足首といった首のつく箇所もしっかりと保護してください。
首や足首などは動脈がありますので、その部分が冷えてしまうと血液まで冷えてしまい、体中に冷たい血液が流れることになります。体を締め付けないパジャマに、ネックウォーマーなどをあわせて使うと冷えの予防につながります。
まとめ
切迫早産で自宅安静となった際に重要なのは、とにかく布団の上で横になっていることです。何もしないことが基本であると頭に入れて、安静に過ごしてください。
気になる点や不安があれば、専門医に電話でもいいので相談することが大切です。ひとりで抱え込まず、周囲の人々やサービスを頼ってくださいね。