初めての出産を迎える方にとって、出産や育児の悩みは尽きませんね。
30代で初産がまじかに迫っていた頃の私も、「産まれたばかりの赤ちゃんに何が本当に必要なのかよくわからない」と頭を悩ませていました。実家は遠くにあることから母に相談することもできず、旦那のお義母さんからもいいアドバイスをもらえなかったのを覚えています。
中でも、近年多くのママさんたちが愛用している抱っこ紐は、新生児への使用に対して賛否両論別れるアイテムでもあります。便利でありながら、メリットもデメリットも存在するのが抱っこ紐です。
ここでは、抱っこ紐について多くの新米ママさんたちが抱える不安や疑問と、注意点についてまとめてみました。
新生児に抱っこ紐って必要なの?
産まれたばかりの赤ちゃんを抱えて外出をしなければならないという人もいるでしょう。退院一週間目、そして1か月検診の2回は最低でも2人で外出する必要があります。
それ以外でも、日用品の買い物等に近所に一緒に出ざる負えないこともあるでしょう。そんな時に必要な抱っこ紐ですが、使用するにあたってメリットとデメリットがあります。
メリット
安心感
お互いにくっついていることで安心感を感じることが出来るでしょう。
手が空く
赤ちゃんのおむつやミルクを持ち運ばなければならないお母さんの手が空きます。
授乳可能
母乳ママさんならではのメリットは、どうしてもという時にそのままの体制で授乳ができることです。
デメリット
危険性
ママの注意の仕方によって事故の割合はぐんと減らすことが出来ますが、依然として事故の件数が0になっているわけではありません。
手が空かない
新生児では、縦抱きではなく横抱きで使用するママが多いです。赤ちゃんが前に来るので、結局手が空いているようで空いていないような状況になります。
新生児への抱っこ紐っていつから使えるの?
抱っこ紐は、横抱きと縦抱きの2パターンの使い方があり、それぞれに推薦使用時期と言うものがあります。
横抱き
抱っこ紐の「横抱き」に関しては、生後1週間程度から使えます。
一般的な産婦人科であれば、お産をした日を含み5日前後は入院になります。赤ちゃんと始めの外出は1週間検診であり、1週間以内に使いたいというケースはほぼないでしょう。
縦抱き
縦抱きに関しては、「首が据わってから」という規定を設けている場合が多いです。大体3カ月を過ぎ4ヶ月位には首がしっかりするので、安心して縦に抱くことが出来るでしょう。
中には横抱きを嫌って、縦抱きを好む赤ちゃんもいます。そういう場合には、首が座るまでは抱っこ紐を諦めて普通にダッコすることをおススメしたいですが、そうもいかない場合があるはずです。
ママ側もどうしても抱っこ紐を使いたいという場合には、首をガードする専用のカバーが売られています。首が完全に座っていないうちや、座ったばかりのころなどには、この専用のカバーの使用をおススメします。
新生児に抱っこ紐を使うことによる影響は?
赤ちゃんへの影響
医学的見解
医学的な検証でも、どちらがいいかは意見が分かれるところです。
まず、「横抱き」派の意見では、縦抱きは背骨が曲がる・内臓が横になるという事を懸念しています。一方で、「縦抱き」派の意見は、新生児のうちから内臓を真っ直ぐする方がいいと言う意見があります。
この辺りは、お産をした病院や信頼をできる人の意見などを参考に信じる話を従うのが一番いいかもしれません。
個体差
新生児と言っても立派な人間であるので、抱っこ紐の影響や好き好きはかなり個体差があります。抱っこ紐で縦抱きにだからているのが落ち着く子もいれば、抱っこ紐で横抱きにしてほしい子もいます。
一方で、完全に抱っこ紐を受け入れず、ベビーカーやそのままのダッコを好む子もいます。
ママへの影響
肩こり
赤ちゃんをダッコして、大きな荷物も持たなければならないので、かなり身体に負担がかかります。
母乳ママ
特に前抱っこでは、赤ちゃんが前に来るのでおっぱいが赤ちゃんに擦れてしまう事があります。少しの刺激でも痛みが伴う乳腺炎の時、母乳の出が良いママさんなど、思わぬトラブルが起こることがあるでしょう。
注意点
使用時間
長くても3時間程度の移動だけにして、適度な休息をとることが大切です。
説明書をよく読む
細かい注意点は説明書をしっかりと熟読して後悔しない使い方をするべきでしょう。
まとめ
抱っこ紐は、生後2年くらいまで利用することが出来る必須アイテムです。一つ持っていて損はないと言えるので、赤ちゃんが生まれる前に用意しておくべきでしょう。
一般的には、横抱きであれば産まれてすぐのころから使用をすることが出来ます。しかし、横抱きで赤ちゃんが安定しない等のトラブルが起こることもあるので、利用方法に十分注意をして安全面に気を付けるべきでしょう。
縦抱きをする場合であれば、首が座ってから暫くの間使用する事が可能です。とても便利なアイテムであるのでメリットが多い一方で、デメリットや注意点も少なからずあるので、自分なりの使い方を見つけて使用するといいでしょうね。
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