新生児がミルクを吐く原因や病気との関連性は?対処法も紹介

新生児育児

小さな赤ちゃんは、ミルクも母乳も関係なく飲んだものを吐いてしまうことがあります。

赤ちゃんの体質によっては、毎回のように吐いてしまうことがあるので、本当に大丈夫かどうか心配になってしまう人もいるのではないでしょうか。

赤ちゃんが吐くという行動は、赤ちゃんの体質上仕方が無い部分と、重い病気が原因として隠れていることがあります。

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新生児がミルクを吐く原因は?

お母さんと新生児

新生児のうちは、毎日といって過言ではないくらいミルクを戻してしまう自体が発生します。新生児がミルクを吐く原因を追究してみましょう。

量が多い

赤ちゃんが口にしたミルクや母乳を戻してしまうのは、一度に口にする量や相対的に飲む量が多すぎるというケースが多いです。大人だって沢山食べ過ぎれば気持ち悪くなりますよね。

実際に赤ちゃんの胃袋の容量は50cc程度で、それ以上の量は胃袋を膨らませることで飲んでいます

当然量が多ければ口からあふれ出してしまうのが当然なので、ミルクは量を決めて、授乳は時間を計測して与えるようにしましょう。

いつ乳

タラタラと口からミルクが出るのはいつ乳といわれる赤ちゃん特有の症状です。

生後3ヶ月頃までの赤ちゃんの胃袋は、大人の胃袋のように曲がっているわけではありません。

壷状の形をしているだけなので、沢山飲んだ後に横になっり、しゃっくりやげっぷが出たと同時に、口からミルクが溢れだしてしまうのです。

吐いた後に何事も無かったかのようにケロりとしていれば特に心配は要りません。

げっぷ足らず

赤ちゃんがミルクを飲んだ後は、しっかりとげっぷをさせてあげなければなりません。

飲むと同時に空気も一緒に取り込んでしまっているので、余分な空気は飲んだ後にきちんとげっぷで出させるようにしましょう。

胃袋の筋肉が弱い赤ちゃんは、自分でげっぷをすることが出来ません。

また、げっぷと同時にミルクを履いてしまう恐れがあるので、授乳後には縦抱きして、軽く背中を叩いて出してあげましょう

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新生児がミルクを大量に吐くのは異常?病気が疑われるケースは?

お母さんと新生児

新生児がミルクを吐くのは正常のことなのであまり心配は要らないものの、中には病気が疑われるようなケースもあります。

腸や頭の病気

一番恐ろしいのが腸の病気です。いくつか恐ろしい病気が隠れていることがあるので、吐き方や汚物の色を見て一刻も早く病院に連れて行きましょう。

腸閉塞

吐いた汚物が緑色がかっていると、胆汁が混じっているという証拠です。腸回転異常である腸閉塞の疑いがあります。

幽門狭窄症

口からだけではなく、鼻からもミルクが出ていて血色が悪い場合には幽門狭窄症の可能性があります。

幽門狭窄症というのは胃の出口にある幽門が狭い病気です。飲んだミルクが胃を通過しにくく、溜まった水分を戻してしまう症状です。

髄膜炎

吐くという症状は、脳に何かしらのトラブルがある可能性がある証拠です。自然に流れ出るような吐き方ではなく、ゲロゲロと吐いていれば注意が必要です。

髄膜炎や脳炎は頭の感染症の一種で、放置しておくと重篤化し手遅れになることがあります。

風邪

風邪を引いている場合には、吐き気を催す事があります。

これまでなんとも無かったのに何度も吐いている場合、熱が出ていてボーっとしている、機嫌が悪く泣き続けている場合には風邪の可能性があるでしょう。

便秘

大人も便秘であれば食欲が減退するのと同じように、出るものが出ていない赤ちゃんはミルクの飲む量が減ってしまいます。

同時に摂取したミルクや母乳を、身体がためておくことが出来ずに吐いてしまいやすくなります。

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新生児がミルクを吐いた時の対処法は?

女性

新生児がミルクを吐いら、とても心配になってしまいますが焦らず適切に対処をしてあげましょう。

寝かせ方を工夫する

横になるときには寝かせ方に注意をします。上向きに寝かせてしまうとまた吐いたときに汚物が口の中に溜まり窒息に繋がりかねません。

横を向かせて首を少し上向きにむかせて、気管支の通りがスムーズに行われるように調整しましょう。

清潔な服装に変える

吐いてしまったら、汚くなった部分はもちろん綺麗にお洋服を取り替えてあげましょう。また、口の周りはガーゼで拭って清潔にしてあげるようにするべきです。

大人も吐いた後にそのままにするのは気持ち悪いのと同じように、赤ちゃんにとっても不愉快なままでは快適に過ごすことが出来ません。

水分補給

水分のみで栄養を摂取している赤ちゃんは、吐いているからといった何も飲ませないというわけにはいきません。

吐いているからこそ水分不足になることがあるので、30分以上経って吐きけが治まっていればこまめに水分補給をさせましょう。

その場合にはミルクではなく、湯冷まし、麦茶、経口補水液などを少量ずつ与えると良いでしょう。

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量を調整する

ミルクを再開する場合には、量の調整をして吐かないように様子を見てあげましょう。

1~2時間経って吐き気がおさまっていれば、いつもの半分~1/3の量から始めて無理をしないように様子を見て与えましょう。

受診する

吐いた量が少なくケロっとしている様子であれば、病院に行く必要は特にありません。

しかし、ぐったりとしている風邪の症状、激しく泣きやまない、緑色やピンク色の汚物が出た、頭を打った後に吐いたという場合には、夜中であっても迷わず直に受診をするようにしてください。

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まとめ

赤ちゃんがミルクを吐くのは日常茶飯事と言って間違いはありません。

未熟な赤ちゃんの内臓の構造上、寝ている赤ちゃんが突然吐いた、げっぷと同時に吐かれたなどの症状は、見守ってあげて問題はありません。

しかし、中には頬って置けない吐き方もあります。熱が出ている、色がついた汚物が出た、便秘の症状など、何か気になる点があれば早めに病院に連れて行きましょう。

ちょっとした吐くという行動も、赤ちゃんの中のSOSである可能性もありますので、注意してみてあげてください。

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