生まれたばかりの可愛い新生児ですが、生まれ持った性格や環境によって寝ぐずりが激しい子がいます。
泣き方や泣いている理由は個性が出るものですが、少しでも抑えるためにはどのように対処すればよいのでしょうか。
新生児が寝ぐずりをする原因は?
新生児が寝ぐずりをするはっきりとした原因はいまだ解明されていませんが可能性として考えられる要因は大きく別けて3つあります。
何か不快なことがある
何か不快なことがあるときに、多くの赤ちゃんが寝ぐずりを起こします。
例えば、気候が暑すぎるときや寒すぎるときに眠ることができずに泣き出します。また、お腹が減った、痒い、痛いなど不快感を感じているときも同様に寝ぐずりをします。
周りの人を呼んでいる
まだ言葉を上手く発することができない赤ちゃんにとって、お父さんやお母さんなど周りにいる誰かを呼ぶ方法は泣くしかありません。
うっすら目が覚めたときに誰もいない、近くからいなくなったのを察したときなど、「こっちにきて」と声をかけているのかもしれません。
自己主張をしているだけ
赤ちゃんといえど一人の人間です。自分の気持ちや存在をアピールしたいことから、何の理由もなく寝ぐずりすることがあります。
まだまだ小さな赤ちゃんが、激しく自我を主張する方法は泣くことですから、温かい目で見守ってあげることが大切です。
関連記事:新生児が泣く12の原因&泣き方による要求・病気の見分け方
新生児の寝ぐずりは放置してもいいの?
新生児の寝ぐずりは絶対に放置しないでください。放置することによって今後の成長においていくつか問題が出る可能性が高くなります。
感受性が無くなる
泣くということは何かしらのサインですが、呼んでも親が反応してくれないとなると次第に泣くのを抑えるようになる事があります。
いくら小さな赤ちゃんでも、感情を表に出すことを控えるようになると成長したときにも無意識のうちに心を閉ざしやすい人間に成長してしまいます。
そのときは、寝ぐずりが少なくなり静かになったように親は感じますが、大きくなってから笑顔が少ない、泣かないなど、精神的にトラブルを抱えやすくなります。
反抗的になる
泣いても泣いても親が反応してくれないことで、より寝ぐずりが酷くなるタイプの性格の赤ちゃんもいます。
このような子は、SOSを出しても反応してくれない親に対して、何時まで立っても反抗的になる傾向があります。
寝ぐずりを放置する親に対して、本能的な部分で信頼を置かず、何を言っても言うこと聞かない、反抗的で暴力的な性格に発展することがあります。
大きく成長したときにも手を焼く反抗的な子供に育ちやすくなります。
命の危険
寝ぐずりが酷い、親にとって理由もなく泣き続ける赤ちゃんは、「泣くのが当たり前」とSOSを軽視しやすくなります。
しかし、時には本当に風邪や病気など命の危機に繋がるトラブルを抱えて泣いていることもあります。
また、そうではなくても激しく泣き続けることで体内の血中酸素濃度が低くなり、脳に酸素が運ばれなくなります。
涙と同時に出た鼻水や唾液が気管に詰まって窒息死、暴れて被った布団や枕で自ら首を絞めてしまうなんていう自体も報告されています。
関連記事:元保育士ママが伝授!新生児の寝かしつけに大切なポイント
新生児が寝ぐずりをする時の対処法は?
添い寝をする
寂しがりやの赤ちゃんは、ほんの少しでもパパやママが離れることに不安を覚えてしまいます。
そんなときには、添い寝をして手を握ってあげるなどして、安心させてあげることが大切です。
最初のうちは面倒かもしれませんが、いつでも隣にいてくれることを理解して納得できれば、寝ぐずりも少なくなり聞き分けの良い親思いの子供に育ってくれるかもしれません。
昼間に沢山遊ぶ
寝ぐずりをするのは、眠りが浅いことが原因である可能性が高いです。深く眠れば夜中に泣き出すことも少なくなるので、昼間のうちに月例にあわせた遊びで遊んであげると良いでしょう。
お座りやハイハイができる頃であれば、好きなおもちゃが出てくればおもちゃを使って時間を忘れたように真剣に遊んでくれるようになるでしょう。
昼寝を調整する
新生児のうちは寝ている時間がほとんどですが、日に日に大きくなれば少しずつ体内時間ができてきてお昼寝の時間を調節してあげなければなりません。
赤ちゃんのペースに合わせてばかりいると、昼と夜の区別がつかず寝ぐずりが酷くなることがあります。
昼寝は夕方5時ごろまでとして、夕飯とお風呂、家族団らんの時間は目を覚ましていてもらうなどリズムを整えていくと次第に泣きも収まります。
ママがリラックスする
赤ちゃんにとってママのイライラは心の不安に繋がります。寝ぐずりが酷いとママはイライラしやすいですが、ママの疲れている顔は赤ちゃんに全てお見通しです。
「大好きなママを怒らせている」と、更にぐずぐずが始まりやすいですので、上手くリラックスできるように気分転換をしましょう。
パパや実家などに預けて数時間出かける、一人のときは隣の部屋に行って一度深呼吸をするなど気分転換を図りましょう。
関連記事:新生児に抱き癖ってある?降ろすと泣くのを防ぐ&疲れ軽減のコツ
まとめ
可愛らしい赤ちゃんですが、毎日のように寝ぐずりされてしまうと心が折れてしまうお父さんやお母さんも少なくはないでしょう。
真の理由は分からない寝ぐずりですが、「まだ眠るのがヘタなんだ」と赤ちゃん側の立場に立って考えやさしく見舞ってあげましょう。
また同時に、小さな赤ちゃんが「自己主張できるようになった成長の証」だとプラスに考え、前向きに育児に取り組むのがストレスをためないポイントです。
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