受験勉強中の子供のやる気は親の声かけ次第!やる気を奪う言葉とは?

変顔をする子供育児

受験勉強に頑張っている子どもを、誰よりも応援しているのは親だと思います。そして、そんなふうに思いが強いため、ついつい口出ししてしまうことがありますよね。

しかし、受験を志していると言っても、まだまだ小学生。親の一言の影響って大きいのです。応援するつもりのその一言が、実は子供のやる気を奪っているのだとしたら、本末転倒ですよね。

そのNGワード、逆に子供のやる気をアップさせる言葉に変えてみませんか?

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「勉強しなさい」

この言葉を子どもに発したことがない親っていないのではないかと思うくらい、よく言ってしまう言葉ですよね。私も、我が子が勉強もしないでリビングのソファでゴロゴロしていると、つい言ってしまっていました。

ソファーに寝転んでいる子供

命令口調はNG

誰でも「~しなさい」と命令されることは、気分の良いことではありません。そして、命令口調は、思春期にさしかかっていたり受験勉強でストレスが溜まっていたりする子の反抗心を煽るだけかもしれません。

実際、私が「勉強しなさい」と言って我が子がすんなり勉強し始めることなど一度もありませんでした。

提案形に言い換える

「勉強しなさい」ではなく、「先にご飯食べる?それとも勉強する?」と提案してみると良いでしょう。勉強しなければならないことは、本人が一番よくわかっているのです。

大切なのは、その本人の気持ちに寄り添い、意思を尊重してあげることなのです。提案し、子供に決めさせることで、子どもも「自分で決めたことだから、やらなければいけない」と思うようになります。

「あの子の方がすごいね」

私の場合、男の子だったこともあり、負けず嫌いな気持ちを育てたくて、他の子と比べるような発言をしてしまいました。

「あの子の方がすごいね」という発言は「あの子に負けるな」という私の気持ちの裏返しであり、我が子に「あなたの方が劣っている」と言っているようなものだったのです。

落ち込む子供

誰かと比べるのはNG

確かに、勉強のモチベーションを保つためにも競い合うことは大事です。

でも、その比較対象は子供が決めることであって親が決めることではありません。ましてや友達と比べられるのは、子どもにとってとてもつらいことだと思います。

比較対象は、過去

親が、今の子どもの成績を何かと比較する場合、過去の子供の成績と比較すれば良いのです。

「あの子の方が算数の成績がいいじゃない」ではなく、「国語の成績が前回より上がっていてすごいね。でも、算数が前回とあまり変わらないから、今度は算数に力を入れてみようか。」と言い換えると良いですね。

「だから言ったじゃない」

親が助言したのに、子供が失敗したときによく言ってしまう言葉ですよね。

例えば、「子供が自分で勉強法を考えて実践しようとしたけれど、親はうまくいくはずがないと助言した。でもその助言も聞き入れずに実践したところ、案の定結果は駄目だった。」というとき。

親は、「あのとき私の言うことを聞いていれば」と思いますよね。そして言ってしまう一言が、「だから言ったじゃない」です。

結果だけで判断するのはNG

自分で考えて自分で実践したことを、結果が悪かったというだけで、「だから言ったじゃない」と言ってしまうと、子供は自尊心を傷つけられてしまいます。そうなると、今後やる気を出すことは難しくなってしまうのです。

大事なのは結果ではなく過程

まずは、自分で考えたということと、実践した努力を褒めてあげましょう。その意欲は、必ず次に繋がります。親としては子供に失敗して欲しくなくて、どうしても先回りに助言してしまい、結果を優先しがちです。

でも、失敗は悪いことではなく、むしろ失敗した後、失敗をどう捉えるかを教えられるチャンスなのです。「だから言ったじゃない」ではなく「頑張ったね」「この発想は良かったね」「次はうまくいくよ」など、子どもを励ますことが、次への意欲に繋がるのです。

褒められて喜ぶ子供

まとめ

これらのNGワードの根源は、子供を応援しすぎるあまり、子どもの気持ちを考えていないという親のエゴの表れなのかもしれません。子供の気持ちに寄り添い、子どもの立場になって考えた声かけができると良いですね。

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イラスト by hiro

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