子供(幼児・小学生・中学生)に集中力をつけさせる為の対策法まとめ

勉強している子供育児

勉強をしていると思ったら次の瞬間には漫画やゲームに手が出ている、そんな子供も多いと思います。

親としては勉強に集中してほしいところですが、遊びたい盛りの子供を机に向かわせるのは一筋縄ではいきません。

口うるさく注意をしたところで効果は期待できませんし、かえって子供のやる気をなくすことも。

そこで子供に集中力をつけさせるにはどういった対策を行えばよいのかをまとめてご紹介しています。

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幼児

ひらがなの勉強をする幼児

人が話しているのに途中で席を立ってしまったり、着替えの途中でおもちゃで遊び始めたりしていると、集中力がないと感じてしまうでしょう。

好奇心旺盛といえば聞こえはいいかもしれませんが、毎日一緒に過ごす親にとっては悩みの種です。

指示することをやめる

例えば「もうすぐご飯だからおもちゃを片づけて」と、子供に対して指示を出してしまいがちです。

始めは素直に従ってくれる子供でも、あれこれ指示ばかり続いては嫌になったり飽きたりしてしまい、そうしたマイナスの気持ちが集中力の妨げになることも

子供が自主的に行動したくなるような伝え方を、できる限り心がけてみましょう。

おもちゃの片づけが上手にできたら大好きなハンバーグが食べられるよ」「ご飯が済んだら大好きなアニメを見ようか」といったふうに、楽しみが待っていることを教えてあげましょう

褒められることや、お手伝いが好きな子供であれば「お片づけしてくれたら嬉しいな」と気持ちを伝え、上手にできたら褒めてあげるのもおすすめです。

絵本の読み聞かせをする

絵本が終わるまで座り続けることができれば、例え物語に集中していなくてもそれだけで充分に集中力が身についています。

しかし物語の途中で席を立ってしまう場合、クイズを出してみましょう。

「桃太郎の仲間は何だったかな?」

「このページの中で、青い色はどこにあるかな?」

毎回クイズを出すことで自然と、物語や目の前の絵本に集中するようになります。クイズだけでは飽きてしまうようであれば、スタンプカードを手作りして、正解のたびにスタンプを押してあげてもよいでしょう。

集中することと楽しいことはイコールでつながっていると、理解させてあげるのが大切です。

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TOPICS幼児のうちから色々な経験をさせてあげたいとお考えの親御さんへ

子供の話に耳を傾ける

話をしている親子

気持ちや時間に余裕のない日々を送っていると、子供の話を聞いているようで実は聞いていない状態に陥ってしまいがちです。

親としては子供の声に耳を傾けているつもりでも、子供の立場にたってみると、ちっとも話を聞いてもらえていないこともあります。

子供が親に充分に構ってもらえていないと感じてしまうと、落ち着きのない行動ばかり見られるようになってしまいます。

1日に5分や10分だけでもよいので、子供と向き合う時間を作ってあげましょう。その時間だけは家事も仕事も忘れ、できることならテレビや携帯電話もオフにして、子供から話を聞き出してください。

その日いちばん楽しかったことや悲しかったこと、新しい発見などを質問してみましょう。思い出や気持ちを共有することで、子供は親からの愛情をしっかりと感じることができ、情緒や行動も次第に落ち着いていきます

また、親とじっくり向き合って過ごす時間に夢中になることで、集中力を身につけることができます。

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小学生

勉強をする小学生

学校で授業を受け、長時間座ったままであることに慣れていく年齢ですが、それでも集中力がない、続かない子供もいます。物事に取り組む際の環境や、本人の気持ちに注意する必要があります。

部屋を片づける

机や床に漫画などが置いたままであると、他にすべきことがあっても、ついそちらに手が伸びてしまいます。部屋の片づけを一緒に行い、気分をすっきりさせましょう。

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ルーティン化する

ルーティンとは、決まった手順を意味します。例えば、子供がピアノ教室に通っており自宅でも練習する場合、すぐにピアノを弾くのではなく、まずピアノの手入れから始めましょう。

毎回必ず同じ手順を踏むことで、手入れのあいだに気持ちが練習へと切り替わるようになります。

時間を決める

例えば宿題であれば、学校から帰ってからの一時間は宿題の時間として決めてしまいます。時間を決めることで習慣化でき、子供自身が宿題を意識するようになります。

15分ごとに5分の休憩をはさみ、めりはりを付け集中力を持続させましょう。

兄弟がいる場合は同じ時間に宿題をさせ、親もその時間のテレビはひかえ、読書などをして静かに過ごすのがおすすめです。

騒音をなくす

テレビやラジオから音が聞こえてしまうと、どうしても意識がそちらへ向いてしまいます。電源をオフにして、できる限り静かな空間を作ってあげましょう。

興味を持たせる

例えば子供が勉強に興味を持てず、机に向かっても5分ほどで飽きてしまう場合、集中力よりも興味に注意を向けてみましょう。

勉強に対してつまらないと感じているため、集中力が続かないのかもしれません。どうしたら面白いと思ってもらえるのか、子供に合った方法を探してみましょう。

勉強であれば、科学館へ行ってみるのもよいでしょう。楽しく科学について学ぶことができ、勉強の楽しさを実感できます。

中学生

勉強をする中学生

中学生にもなると、集中しなければならない場面かどうか、子供が自分で判断できるようになります。それでも意識をうまくコントロールできず、集中できない子供もいます。

小学生の項目にあったよう環境を整えても集中できない場合、子供の体調や気持ちに目を向けることが大切です。

生活環境を見直す

睡眠時間が不規則だったり、三食しっかり食べていなかったりすると、集中力の低下につながります。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きているでしょうか。朝食を抜いてしまう日が続いていないでしょうか。

10代のうちは体力もあり多少の無理ができてしまうため、そうした不規則な生活に陥ってしまいがちです。子供の生活環境を見直し、叱るのではなくそうなってしまう原因を探してみましょう。

睡眠時間が不規則になっているのは、もしかしたら枕が合っていなかったり、悩みがあったりするのかもしれません。

子供が野菜をあまり食べてくれない、好き嫌いが多いので栄養をしっかりと摂れているか不安と言う方は、下記のページも参考にしてみてください。

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精神的に疲れている

悩みなどのプレッシャーを感じるような出来事があると、集中力は途切れがちになります。子供の将来を思えば、成績や進路に関して細かく言いたくなってしまうのが親心ですが、ぐっと我慢しましょう。

親が心配して言葉をかけることで、かえって子供に負担がかかる場合もあります。子供の気持ちをいちばんに考え、できる限りプレッシャーを与えないよう意識することが大切です。

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まとめ

子供の集中力が続かないからといって、決して親の教育が悪かったり愛情が不足していたりするわけではありません。

子供に集中力を身につけさせ、続けさせるためには、いくつか方法があり、年齢によっても対策が異なりますので、年齢に合った方法で集中力をアップできるよう子供と一緒に取り組んでみてください。

またのんびりと自分のペースで物事に取り組む性格なのだと捉え、おおらかな気持ちで見守っていきましょう。

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