たんぽぽ茶は不妊に効果ある?飲み方や注意点は?【妊活中の方必見】

たんぽぽ妊活・不妊

妊活中の人は、たんぽぽ茶がいいと聞いてどんな効果があるのか気になっているのではないでしょうか。

たんぽぽ茶がなぜ不妊にいいのか、どのように飲んだら効果的なのかなど、妊活への役立て方についてまとめました。

スポンサーリンク

たんぽぽ茶が不妊に効果的だといわれる理由は?

ハートを持つ女性

道ばたに咲いているたんぽぽは、私たち日本人には雑草の類いかもしれません。

しかし中国では「蒲公英(ほこうえい)」という生薬として漢方にも使われていますし、ヨーロッパでも古くから薬草として親しまれてきました。

直接妊娠に役立つわけではない

たんぽぽ茶を飲んだら妊娠する、というような即効性のあるものではありません

ですから、過剰な期待は禁物です。妊娠するかどうか、人の身体はそれほど単純ではありませんので、たんぽぽ茶を飲みさえすれば不妊が改善されるというものではない、ということを頭に入れておいてください。

妊娠しやすい身体を作るということ

ではなぜたんぽぽ茶が不妊によいといわれているのか、それはたんぽぽ茶に含まれる栄養素が妊娠しやすい身体作りに役立つと考えられているからです。

たんぽぽT-1エキスが卵子を元気にする

たんぽぽに含まれる「タンポポT-1エキス」という成分が、女性ホルモンのエストロゲンを分泌するように働きかけ、妊娠しやすい身体を作るサポートをすると考えられています。

これは、たんぽぽの葉に含まれる成分で、卵子を元気にして成長を促す働きが期待できることから、妊活に役立つとして注目を浴びているのです。

冷え性を改善

たんぽぽ茶には鉄分やカリウムなどのミネラルも豊富に含まれています。これらのミネラルが酸素を身体の隅々まで運んでくれるので、血行も良くなり、冷え性が改善されると考えられています。

身体の冷えが解消されれば各臓器の働きが良くなります。卵巣の働きも良くなって、排卵機能の活性化に役立ちます。

利尿作用でむくみを改善

たんぽぽ茶には利尿作用があるので、身体の余分な塩分や水分を排出し、むくみを改善するのに役立ちます。

巡りの良い身体になることで、女性特有のトラブルも軽減できる可能性があります。身体がスッキリすると月経痛や月経不順などのトラブルも減ってくるので、それが妊活に役立つと考えられています。

ノンカフェインで安心

たんぽぽ茶はノンカフェインのお茶なので、妊娠を考えている人には最適です。

コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物を多く摂っていると身体が冷えやすくなるので、温かいたんぽぽ茶を飲むことで、身体を温めることができます。

妊活中にたんぽぽ茶を選ぶ際のポイントは?

ポイント

たんぽぽ茶にも色々あるようですが、妊活に役立てるためにはどのようなたんぽぽ茶を選ぶと良いのか、そのポイントをまとめました。

たんぽぽコーヒーとの違い

たんぽぽ茶と同じような飲み物にたんぽぽコーヒーがあります。この2つは基本的に同じものだと考えても差し支えありません。

ただし、メーカーによっては

  • 根を乾燥させて焙煎したものがたんぽぽコーヒー
  • 葉や茎、根などを乾燥させてお茶として飲むのがたんぽぽ茶

としているところもあるので、名称に関わらずどのような製法で製品化されているのか、購入する場合はどの部分が使われているのかということを確認した方がいいでしょう。

ショウキT-1エキスとの違い

タンポポ茶と間違えられやすいのが「ショウキT-1」です。

たんぽぽ茶の成分にタンポポT-1エキスというものがありました。妊娠に役立つと考えられている成分ですが、1g採るためにたんぽぽの葉が50kgも必要だといわれています。

たんぽぽ茶に含まれているタンポポT-1エキスはごくわずかなので、そのエキスを抽出したものが「ショウキT-1」です。

レトルトパックに入ったタンポポエキスなので、普通にティーバッグでお茶として飲むたんぽぽ茶とはまた別物だと思ってください。

原材料を確認すること

妊活のためにたんぽぽ茶を飲むなら、余計なものが入っていないたんぽぽ茶を選びたいので、必ず原材料を確認しましょう。

農薬や添加物が含まれていないこと

当然ですが、無農薬で化学肥料の使われていないものを選びましょう。そのためには、栽培方法なども開示しているメーカーのものをおすすめします。

有機栽培もしくは自生しているたんぽぽを使っているものが最適です。

他の成分も確認

たんぽぽ100%のものもあれば、他に様々な成分を混ぜているお茶もあります。

100%でなくても構いませんが、たんぽぽ以外に配合されている成分にどんな効果が期待できるのか、それは妊活の妨げにならないのか、ということを確認しましょう。

カルシウム、鉄分、ビタミンなど、身体を整える成分が入っているなら、それは妊活にも役立ちますし、たんぽぽ茶のみでなくても大丈夫です。

他のお茶とのブレンドもおすすめ

たんぽぽ茶は続けないと意味がないので、美味しく飲めることが一番です。

たんぽぽ茶100%ですと、香ばしいと感じる人もいれば苦くて飲みにくい、と感じる人もいます。

その場合は、ルイボスティーや黒豆茶、どくだみ茶など他のお茶をブレンドしてあるものから始めてみてはいかがでしょうか。

葉も使っているものがおすすめ

T-1エキスは葉に含まれているので、妊活に役立てたいのであれば根だけでなく、葉も一緒に入っているたんぽぽ茶がおすすめです。

続けやすい価格であること

続けやすいかどうかは味と同時に価格も大事だと思います。オーガニックのたんぽぽ100%だと若干高めで、3千円以上するものも多いです。

手頃な価格だと千円以下のものからだいたい2千円くらいまであるので、味と値段とを考えて、自分が続けやすいものを選んでください。

妊活中のたんぽぽ茶の飲み方や注意点は?

お茶を飲む女性

単にお茶として楽しむだけでなく、妊活に役立てるためにはどのような飲み方がいいか、注意するポイントなどをまとめました。

たんぽぽ茶の淹れ方

たんぽぽ茶は根や葉を乾燥させたものですから、普通のお茶と同じようにして淹れます。

ティーバッグで淹れる

たんぽぽ茶はティーバッグ型で売られているものが多いので、ポットで煮出す、急須で淹れる、ティーカップにそのまま入れる、という方法があります。

1つのティーバッグでどのくらいのお茶が煮出せるかはメーカーによっても違うので、表示に従って淹れるようにしてください。

インスタントタイプもあり

ティーバッグタイプが面倒ならインスタントコーヒーのように、お湯に溶かすだけの粉末タイプもあります。これなら淹れやすく、会社でも気軽に飲めるのではないでしょうか。

飲み方のポイント

たんぽぽ茶には1日の摂取目安量など決まった飲み方はあるのでしょうか。

1日2~3杯で良い

たんぽぽ茶はお茶ですので、飲む量は特に決められていません。別に好きなだけ飲んでも大丈夫です。

ただし、飲めば飲むほど妊娠しやすい身体になるというものではありませんので、摂りすぎないように気をつけましょう。

目安としては1日2~3杯飲めれば十分です。

タイミングはいつでもOK

お茶ですので、いつ飲んでも構いません。カフェインが入っていないので、寝る前に飲んでも大丈夫です。

血行を良くする効果などもありますから、朝起きた時でもいいですし、ダイエット効果も同時に得たいなら食事中や食後に飲むのもおすすめです。

小分けにして飲む

たんぽぽ茶は続けることに意味があります。1日にたくさん飲むよりも毎日飲むことを心がけたいので、こまめに、小分けにして飲むと飽きずに続けられるでしょう。

1回に飲む量はコップ1杯程度(200ml)くらいをちびちび飲むようにします。

ホットで飲むのがおすすめ

たんぽぽ茶はお湯で抽出した方がエキスが出るので、水出しよりはお湯で煮出してホットで飲むのがおすすめです。

また、妊活中の人に冷えは禁物ですから、アイスで飲むより常温以上の温度で飲んだ方がいいでしょう。

どうしても冷たくして飲みたい時は、1度ホットで淹れてから冷まして飲んでください。

味が苦手な人はアレンジして

たんぽぽ茶独特の香りと味が苦手だと感じる方は、お湯の量を多めにして、少し薄めにしてから飲むといいと思います。

もしくは、ミルクを入れる、はちみつ、黒砂糖などで甘味をつける、などのアレンジがおすすめです。

甘味が欲しい時は白砂糖よりも栄養価の高いはちみつや黒砂糖にしましょう。

副作用は特になし

たんぽぽ茶には特に副作用は報告されていません。ですから、妊娠してからも飲み続けることができます。

母乳の出が良くなるともいわれていますから、産後に飲むのもおすすめです。

ただし外出の前は注意

副作用ではありませんが、たんぽぽ茶には利尿作用があります。

一度に飲むとトイレが近くなるなどの症状が出る可能性がありますから、外出前にたくさん飲むことは控えた方が良さそうです。

数ヶ月続けること

体質を変えていくには数日では無理です。少なくとも数ヶ月~半年は続けていくつもりで飲んでみてください。

妊活中はたんぽぽ茶とルイボスティーどっちがおすすめ?

ルイボスティー

妊活にも人気のあるルイボスティーですが、たんぽぽ茶とではどちらがおすすめなのでしょうか。

ルイボスティーは南アフリカで採れるお茶で、ルイボスの葉を乾燥させて作られます。干し草のような香りがする、ノンカフェインのお茶です。

ルイボスティーのアンチエイジング効果

ルイボスティーには強力な抗酸化作用がありますが、それは「SOD酵素」の働きによるものです。

SOD酵素とは、スーパー・オキサイド・ディスムターゼといい、活性さんを除去する働きのある酵素です。

活性酸素が増えると細胞が酸化してしまい、それが老化の原因になります。シミやシワなどの美容の面でも良くない影響がありますが、当然ながら子宮や卵巣などの老化にもつながるのです。

ルイボスティーはアンチエイジングに効果があるといわれていますから、卵子の若返り効果が期待できるのです。

関連記事妊活中のルイボスティーは不妊に効果あるの?おすすめの飲み方を紹介

年齢が気になるならルイボスティー

実年齢はもちろん、ストレスや疲労などで活性酸素が増えているのではないか、卵巣や卵子が老化しているのではないか、ということが気になる方にはルイボスティーがおすすめです。

体質改善をしたいならたんぽぽ茶

ホルモンバランスが乱れやすいので、排卵をスムーズにしたいという方にはたんぽぽ茶がおすすめです。

妊娠しやすいように身体のリズムを整え、妊娠しやすい身体へと体質改善するのに役立つでしょう。

両方飲んでもOK

妊娠しにくい理由は一つとは限りません。ですから、卵子を元気にしつつ、身体の老化も防いでいくなら、もちろん両方飲んでもOKです。

ルイボスティーとのブレンド茶も売られていますから、両方飲みたい方はそういったものを選ぶのもいいでしょう。

まとめ

タンポポ茶なら水分補給だけでなく、ビタミンやミネラルも摂れますから、妊活には最適なお茶だと思います。

また、妊娠しやすい身体を作るにはストレスを溜めないことと冷やさないこと。この2つがとても大切です。

栄養たっぷりの温かいたんぽぽ茶を飲むことで体質を改善しながら、ストレスを溜めない生活を心がけてみてください。

関連記事たんぽぽ茶が産後ママにもたらす効果&注意点は?選び方の注意点

タイトルとURLをコピーしました