赤ちゃんが和室の畳でダニに噛まれない為に!駆除のやり方まとめ

畳の上で寝転ぶ赤ちゃん育児

私たち日本人にとって、馴染み深い畳。最近では畳のない家も増えていますが、やはり畳で過ごすのはホッとするものです。

また、床に比べて柔らかな畳なら、赤ちゃんが転んでも安心。畳の部屋は赤ちゃんが過ごすのにも、とても適した環境と言えます。

でも実は、畳に潜む“ダニ”に悩まされるお母さんは少なくありません。赤ちゃんが畳の上で過ごしていたら、プチッと虫に刺されたような発疹が出た…。そんな声がよく聞かれます。

畳でのダニの繁殖条件は、高い湿度、豊富なエサ。この2点を取り除くことが、ダニの予防と駆除につながります。今回は、畳のダニを駆除する方法や注意点をまとめました。

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掃除機を頻繁にかける

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ダニや死骸、フンを取り除くのはもちろん、エサであるフケや垢、髪の毛も掃除機で吸い取りましょう。

エサがあるとダニはどんどん繁殖してしまいます。ダニ発生予防のためにも、頻繁に掃除機をかけることをおすすめします。掃除機をかける際のポイントは次のとおり。

真っ暗にしてから

部屋を1時間ほど暗くしてから掃除機をかけましょう。ダニは夜行性なので、暗いと活動的になります。暗い状態だと、畳の奥深くに生息しているダニがエサを食べるために表面に出てくるので、吸い取りやすくなるのです。

畳1枚につき30秒以上

ゆっくりと、畳1枚につき最低でも30秒以上はかけてください。また、畳の目に沿って掃除機を動かすようにしてください。

家具は動かして

家具などが置かれていた真下や裏も、ダニの温床。毎回は難しくても、数週間に一回は家具を動かして徹底的に掃除機をかけてください。

ちなみに、畳の上に絨毯を敷くことはやめた方がいいでしょう。畳と絨毯の間の換気がされず、ダニにとって住み心地のいい状態となってしまいます。

天日干しをする

ベランダ

ほとんどのダニは、畳内部が65度以上の状態が30分続くと死滅します。気温30度以上の日に5時間以上太陽光にさらすのが望ましく、梅雨明け後の7月がもっとも適した時期です。

1.畳の取り外し方

ドライバーなど先の尖ったものを畳と畳の間の溝に入れ、畳を取り外します。取り外した後は、戻す時に場所を間違えないように、目印を付けておくといいでしょう。畳は場所によって微妙に形や大きさが異なることが多いためです。

2.畳を干す場所

コンクリートなど照り返しの強い場所に干すと効果的です。土や草の上は、地面の湿気を畳が吸収してしまうので避けること。もし適切な場所がない時は、スノコやブロックなどを置き、その上で干すようにしてください。

3.畳の干し方

日当たりのいい壁に立てかけて干すのがいいでしょう。畳の裏側を表にして、二畳ずつ山にして干しても。

表面は直射日光に当てないようにしてください。痛みや変色の原因になります。干し終わったら、はたきなどで叩いて埃やゴミを落としてください。

4.畳床の掃除

畳を干している間、畳床を掃除します。まずは掃除機をかけ、雑巾で乾拭きしてください。その後しばらくは、窓を開けて床を乾燥させるようにしてください。

スチームアイロンを当てる

スチームアイロン

ダニを完全に退治するには、高温状態にさらすのが一番です。家庭内で簡単に高温状態を作り出せるのが、スチームアイロン。スチームを噴射するので、内部まで熱が届きやすいという利点もあります。

スチームアイロンの当て方

1.水で濡らして固く絞ったタオルを敷く

2.その上から最高温に設定したスチームアイロンを押し当てる

3.最後に、死骸を取り除くため掃除機をゆっくりかける

アイロンは、じっくりとスチームを浸透させるイメージで押し当てるといいでしょう。

スチームアイロンを当てる際の注意点

あまり長時間当てていると焦げる可能性があるので気を付けてください。また、直接アイロンを当てると畳の痛みにつながるため、必ずタオルを敷いてください。

駆除剤を使う

アース製薬 ダニアース 300mL
出典:amazon.co.jp

根本的な駆除にはなりにくいものの、畳を上げる必要がなく手軽な面がメリットです。殺虫剤に抵抗がある場合は、赤ちゃんに優しい商品を選ぶといいでしょう。

スプレー式、煙式の駆除剤

畳の表面にいるダニにもっとも効果を発揮します。表面のダニはほとんど駆除できるようです。ただし、畳の奥にいるダニには効かないため全滅させることは難しいと言えます。

注入式の駆除剤

畳に針を刺し、奥深くにいるダニにまで薬剤を届かせる駆除剤もあります。畳の奥にいるダニに効果的ですが、畳全体に駆除剤を行きわたらせることができず、効果にムラが出てしまうのが欠点です。

防虫シートを使う

ダニ除けシート

畳を一度上げ、畳床に駆除シートを敷きます。ダニは薬剤を避けて上へ逃げてくるので、表面にも防虫シートを敷いておき、上と下からの挟み撃ちで駆除します。防虫シートを敷いておいた後は、ダニの死骸をきちんと掃除機で吸い取ることも忘れずに。

防虫シートは様々なものが販売されているため、使用時間・使用方法は各説明書に書かれている内容を守ってください。

ナフタリンを畳の下に撒く

ナフタリン
出典:amazon.co.jp

一度畳を上げ、畳床に粉末ナフタリンを撒いておきます。一週間ほど放置しておくと、ダニが畳表面に逃げてくるので、掃除機でこまめに吸い取ってください。

ナフタリンを撒いている間は、畳の上で生活や就寝をしないのがベスト。表面に上ってきたダニの餌食になってしまいます。

また臭いも強烈なため、赤ちゃんへの影響が気になるようであれば、ナフタリンを撒いている最中は赤ちゃんを部屋に入れないようにしましょう。

プロに任せる

業者

畳専用の乾燥機というものがあります。畳店によっては、この乾燥機を常設しているお店もあり、畳の乾燥を請け負ってくれるところも。また、ハウスクリーニングの業者に畳掃除を依頼するのも一つの手です。

まとめ

ダニが大量にいると、ダニに刺されるという被害だけではなく、死骸やフンがアレルギーや喘息の原因になることも。

赤ちゃんの健やかな成長のためにも、まずは予防を心がけつつ、しっかりとダニ退治をしたいものですね。

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