オムツ外しを成功に導く!春からのトイレトレーニング術

おまるに座っている子供育児

そろそろ子どものオムツ外しを考えているパパさん、ママさんに朗報です。実は暖かくなりはじめた今頃の季節がトイレトレーニングを始めるのにピッタリなんです。

春のスタートはトイレの存在を子どもにインプットさせる期間として有効で、トイレの使い方をしっかり理解させることができるからです。

そこで春スタートの手順と、トイレトレーニングを成功させるために必要なポイントと、用意しておくと助かるグッズについて検証しました。子どもによって順応していくペースが異りますが、秋を迎える頃にオムツからパンツの切り替えができると良いですね。

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始める前に知っておきたいこと

開始月齢はどのぐらいが最適!?

ほとんどの育児書では一人で歩けるようになり、大まかな言葉が理解できるようになったらトイレトレーニングを始めるタイミングとしています。この二つの条件をクリアできる発達期は満2歳から2歳4カ月で、オシッコの間隔も2時間から3時間おきになってくる頃です。

2歳の赤ちゃん

膀胱や腸が成長している最中なので3歳からが良いという考えもありますが、尿意を極端に我慢させるようなハードな内容にならなければ大丈夫です。子どもの様子を見て、そろそろ出来るかな?という状態になっていたら春の準備期間で経過をみましょう。

夏のスタートも根強く支持されていますが、冬まで持ち越すと寒さからトイレトレーニングが中断するケースもあります。余裕を持って確実にステップアップを目指せる春スタートにして、最終段階のウンチも秋までに定着させましょう。

月齢が低い時期でもできる!?

ホーローオマルなど新生時期でも使えるオマルの普及によって、生後6カ月頃からのオムツ外しにチャレンジするママも増えています。

うまくいく例・いかない例など賛否両論ありますが、ブログなどの体験談を見ていくと特に1歳未満の低月齢では大きくなってくるとイヤイヤ期が起こって、結局またトイレトレーニングをやり直したというコメントもみられます。

また、オマルに早くから座らせることも昔から推奨されていますが、1歳4カ月ぐらいまではトイレの概念が持てないので、おもちゃ感覚でオマルを見やすくなります。本格的なトイレトレーニングに移った時に苦戦する方も多くみえるようです。

おもちゃに乗る赤ちゃん

やはり、心と体の成長が伴った2歳児以降が無難にトイレトレーニングを完了する確率が高いといえます!

春からのトイレトレーニングの手順

春はトイレトレーニングを本格的に始動するための準備期間です。何かと忙しい中で手間がかかるかもしれませんが、初夏を迎える5月からの実践に向けての土台作りになります。楽しく朗らかな雰囲気でトイレの存在を教えていくことが大切です。

STEP1 オシッコとウンチがどんなものか教えていく

まずはオムツ替えの時にオシッコ、ウンチという言葉を定着させて、自分の体から出ている!という実感を持たせます。コツはオシッコとウンチをした直後での声がけです。

声がけ例

オシッコ→「オシッコ出たねぇ、スッキリしたねぇ」
ウンチ →「頑張ったねぇ、ウンチだぁ!」

ちょっとオーバーに、笑顔で話しかけるように声がけをします。出来る限り、いつも同じことを繰り返します。言葉を習得していない子どもには繰り返しがとても重要です。

うんちをして褒められる赤ちゃん

少し抵抗があるママもいるかもしれませんが、オシッコやウンチの付いたオムツを見せるのも効果的です。

そして、また同じ声がけをします。替えるときに声がけ、替えたあとに汚れたオムツをみせて声がけという感じです。

余裕があれば、オムツを捨てるところも見せながら「ウンチばいばーい!」「オシッコばいばーい!」とお別れの言葉を言ってみるのも良いでしょう。オシッコとウンチは出たらすぐにお別れするものだということをジワジワとインプットさせていきましょう。

STEP2 トイレの存在をアピールする

子どもの記憶力に寄り添うには、視覚効果が最適です。トイレの絵本を常に見せたり、おうちのトイレを一緒にのぞいてみましょう。そして、トイレを使うという日常のアクションを目で見て、トイレがどんな場所であるか自然と教えこんでいきます。

おうちの人がトイレに行くときに子どもに伝えてみるのも良い方法です。

例えば「ママはトイレでオシッコしてくるね~」とか、出てきたら「スッキリした~」など、実況中継風に伝えると、言葉がまだあやふやな2歳児さんでも、何となく理解ができてきます。

お母さんと赤ちゃん

STEP3 オシッコやウンチの時間をチェックする

春のトイレトレーニングが始まったら、一緒に並行したいのがオシッコとウンチのタイミングを知ることです。

何時にしたのかメモに取り、1週間ほど様子をみてメモからおおよそのオシッコやウンチをする時間を把握します。そして、時間になったら次のことをチェックしましょう!

  • 出る前の様子や行動
  • オシッコやウンチをしていると思われるときのしぐさや表情
  • どんな場所でしているか?

おしっこをしようとしている赤ちゃん

そしてオシッコやウンチをしたら時間を置かずに、素早いオムツ替えを徹底します。すぐにオムツを替えることで、サッパリするという実感を持たせていきます。

おすすめポイント!

春の時期は開閉式のオムツをやめてパンツタイプの紙おむつを使うのが良いですよ。パンツの脱ぎ着がおぼえられて、次の本格ステップに移行しやすくなります。

※花王メリーズおしっこうんちの記録表(外部ページ)

記録専用のメモがあると便利です!ダウンロードできるので早速使ってみましょう。

STEP4 オマルへの誘導

そろそろオマルに座らせる練習開始です。まだ肌寒い季節なので、衣服を着たまま座るという行為そのものを覚えさせます。あわせて「いないいないばぁ」で流れるトイレソング♪トイレでスーなどを録画しておくと、スムーズです。

映像を見ながら、出てくるお友達をまねしてオマルに座る訓練をしましょう。トイレに抵抗がなかったり、月齢が高い子どもの場合は補助便座に座らせる練習から開始すると早い段階でパンツへ進めます。

トイレでスーを見ている赤ちゃん

春以降のトイレトレーニングの手順

順調に春のトレーニングで土台を作ったら、いよいよ本格的な開始です。5月のGW過ぎぐらいから、一般的に行われるスタイルでトイレトレーニングを進めていきます。

提案としてのSTEPは次のとおりです。あくまでも目安になりますので、子どものペースに合わせて段階を調整していくのがポイントです。オムツ外れを導くための心得をしっかり頭に入れて実行に移しましょう。

おむつ外れを成功に導くための心得

  • 他の子どもと比較しない
  • 失敗しても叱らない、悩まない
  • 子どもまかせにしないで、しっかり付き添う
  • 強引に段階を進めない
  • 子どものペースをだいじにする
  • 清潔を心掛ける
  • オシッコやウンチのタイミングを見逃さない
  • オシッコがしたい!ウンチがしたい!という感覚を持たせるようにする
  • 居心地の良いトイレを常に考えてあげる
  • リラックスしている心の状態で取り組ませる

うんちを嫌がる赤ちゃん

STEP1 オマルデビュー

春でつけたオシッコとウンチの記録から、出る時間帯に必ずオマルに座らせることを1週間ほど続けます。そして、翌週からは「オシッコしようか!」「うんちしようか!」などと声がけをして、オムツを外した状態でオマルに誘導します。

うんちの声かけをするお母さん

なるべく自分から座るように促しましょう。時間は長くかけすぎないこと、様子を見てまだ出ないようだったら一旦やめて、「まだオシッコこないみたいだね」と優しく話して次のタイミングまでやめておきます。

もし、出たいそぶりがあったら同じようにオマルへの誘導を繰り返します。朝起きたときや、お昼寝の後、夜寝る前は比較的、オシッコがうまくオマルにできるゴールデンタイムになります。

STEP2 トレーニングパンツのデビュー

オシッコがうまくオマルにできる回数が増えてきたら、トレーニングパンツに切り替えましょう。ぬれると気持ち悪いという感覚を教え、トイレの使い方をあらためて実感させていきます。

トレーニングパンツを穿いている赤ちゃん

何度も失敗がありますが、あきらめず、おこらずにチャレンジしつづけましょう。子どもの教育やしつけは全て繰り返しが基本です。

STEP3 トイレにアクションを移す

オマルでの失敗が少なくなってきたり様子を見てトイレでも大丈夫と思えたら、補助便座への活用に切り替えてトイレに馴れるようにします。そして、最終的には自分から「オシッコ」「ウンチ」と自分から言える環境を目指します。

最終段階で注意するべきこと

目を離さない

便座のフタでケガをするケースが相次いでいます。水を流すときは要注意です!

時にはオムツを使う

夜寝るときや、お昼寝、外出時などはオムツを使いましょう。ママも楽になり、子どももストレスなくトイレトレーニングを行えます。

おむつを穿いている赤ちゃん

心のフォローを忘れずに

トイレは不安になりやすい場所なので、メンタルな親のフォローが大切です。ウンチのときに絵本を読むなどしてスキンシップをはかると子どもの心が落ち着きます。

ウンチは慎重に

オシッコはうまくいっても、ウンチはオムツでしかできない子どもも多いものです。心理的に恥ずかしい気持ちが芽生えているときなので、焦らないで様子から察してウンチをしやすい場所でオマルに誘導しましょう。

外出時にも忘れず声がけをする

出かける前や、外出先でオシッコタイムが近づいてきたら必ず「オシッコ出る?」と声がけしてトイレに行くように習慣化しましょう。自然に尿意がコントロールされていきます。

検証!オマルの使い勝手

オマルは家庭の住環境やトイレ空間の広さなどで使い勝手がそれぞれ異なります。安易に選んでしまうと、使用する期間が短くすぐに不要品になることも・・・。

下記に人気の高いオマルの購入者評価をまとめてみました。それぞれに良さや特徴がありますので、わが子に適したものかどうかをチェックして購入に踏みきるようにしましょう。

機能派タイプ

リッチェルポッティスいす型おまるR オレンジ

リッチェルポッティスいす型おまるR オレンジ
出典:rakuten.co.jp

良い点

またがず座れる室内オマルはトイレでの補助便座、ステップ台まで使いこなせて無駄にならない。

いきむときのグリップは取り外し可能で、一人トイレが慣れてくる年齢にもピッタリ。

気になる点

形状が特殊なので、子どもによっては拭くときに前部分のでっぱりが邪魔になりやすいことも。

低年齢では深い座り込みがむずかしい

よいこレット3WAY トイレトレーナー

よいこレット3WAY トイレトレーナー
出典:amazon.co.jp

良い点

椅子タイプなのでオマル期からストレスなく使える。

脚立のようにコンパクトにできるので、トイレ空間を広く使える。

気になる点

トイレの形状によって合わない場合もあるので不安定になるケースも、事前の確認が必要。

昇り降りがあるので、トイレ設置では1歳児などの低年齢では親のサポートが必要。

キャラクタータイプ

アンパンマン 5WAYおまる おしゃべり付

アンパンマン 5WAYおまる おしゃべり付

出典:amazon.co.jp

良い点

大好きなアンパンマン!ボタンを押すとおしゃべりするので楽しいトイレタイムを過ごせる。

体型がしっかりしだす頃にはアンパンを取り外して使える。

気になる点

アンパンマンに夢中になってしまいやすい。

オシッコがかかったときに掃除しにくい。

ロディおまる RODY BABY POTTY

ロディおまる RODY BABY POTTY
出典:rakuten.co.jp

良い点

インテリア感覚で部屋の雰囲気もオシャレにできる。

可愛いだけではなく、トイレの補助便座・ステップ台にもフル活用できる。

気になる点

座る部分が外れやすくロディの首がとれやすいことも。

まだ足のしっかりしていない月齢では転倒しやすい。

こだわりタイプ

ホーローおまるフタ付き ホーローチャンバーポット

ホーローおまるフタ付き ホーローチャンバーポット
出典:amazon.co.jp

良い点

軽くて扱いやすいお鍋のようなフォルムなので新生児から使うことができる。

ホーローなのでオシッコ特有の臭い移りの心配がない。

気になる点

トイレでの使用ができないので、ずっとお部屋の中のトイレタイムになりやすい。

オシッコのキャッチに適している。

ベビーレーベル 洋式おまるでステップ

ベビーレーベル 洋式おまるでステップ
出典:amazon.co.jp

良い点

おうちのトイレをコンパクトにしたようなフォルムなので、早い段階でのトイレ使用が期待できる。

踏ん張りやすさを重視した設計なので、ウンチに必要な筋力も鍛えられる。

気になる点

1歳児には高さがあり、足をつくことが困難な面も。

フタの開け閉めで遊んでしまいやすく手を挟むトラブルも起こりそう。

実用派タイプ

dotbaby 3in1 dotpot ドットポット

dotbaby 3in1 dotpot ドットポット
出典:rakuten.co.jp

良い点

北欧デザインが洗練されていて、ステップ台がバケツになるので嬉しい。

シンプルなので空間をごちゃごちゃさせず、洗うのにも手間がかからない。

気になる点

外国の子供向けに開発されいるので、体重の軽い子どもは不安定になることも。

バケツ部分と便座部分の締りが強力ではないので動くとはずれやすい。

ポーティー

ポーティー
出典:amazon.co.jp

良い点

片手で楽にオシッコを流せるので衛生的に使える。

受け皿が深く取ってあるので、オシッコがこぼれる心配がない。

気になる点

オマルに限定した使い方のみなので、トイレへの切り替えで補助便座を用意する必要がある。

小ぶりなので、体が大きくなる月齢まで使えるか心配。

経験者ママさんがおすすめするオマルの提案

オマルの悩みは臭いが付きやすく取れにくいことです。ステップアップ収納ができるタイプでも、オシッコを受ける部分の臭いが気になり、補助便座だけまた買い替える方もみえます。

経験者ママさんの間では、補助便座まで一体型のセットになったオマルをあえて使わない方法もあり参考になります。

参考例1.オマルと補助便座を別々で用意する

月齢が大きいほどオマルを使う期間は短いものです。そこでダイソーのフタつきオマルなど、あえて使い捨ての考えで、オマルは安い物を使用します。

補助便座は体が大きくなるまで必要なので、機能性や洗いやすさなどを重視して長く使えるタイプを用意します。

IKEAのオマル「LILLA」

IKEAのオマル「LILLA」
出典:amazon.co.jp

シンプルで使いやすくてチープなオマルはオシャレママにも人気です。

参考例2.あえて補助便座だけにして踏み台を工夫する

難しい面もありますが、スキンシップと誘導に工夫を凝らして補助便座のみで、オムツを卒業させます。踏み台も使いやすいように配慮。

育児チェアーでお馴染みのバンボシリーズを使う手も人気です。普段バンボで座り馴れさせておいて、同シリーズのオマルから使い慣れた座り心地を利用して、オシッコやウンチをしやすくします。

ティーレックス バンボトイレトレーナー

ティーレックス バンボトイレトレーナー
出典:amazon.co.jp

バンボと同じコンセプトで作られているからママも安心です!

トイレの踏み台2WAYタイプ

トイレの踏み台2WAYタイプ
出典:rakuten.co.jp

お値段はしますが、踏み台はトイレに設置したままでよいので片付けの手間が省けます。

トイレトレーニングで用意しておきたいグッズ

消臭効果のある洗剤や漂白剤

トレーニングパンツについたオシッコやウンチはかなり頑固です!鼻に突くような臭いも気になりますので、普段の洗剤ととは違う専用洗剤を用意します。

コンビおむつ肌着洗い液体タイプ

コンビおむつ肌着洗い液体タイプ
出典:amazon.co.jp

天然ヤシ油成分配合で、赤ちゃんの肌にも優しいおむつ専用の洗濯洗剤です。

パックス酵素系漂白剤

パックス酵素系漂白剤
出典:amazon.co.jp

酵素の力で頑固なオシッコの黄ばみを臭いごと取り除きます。

携帯用の補助便座

外出先ではトイレが子供仕様ではないことが多く、トイレの感覚が養われてきたトレーニング期の悩みの種です。カバンにも入れられる携帯用の補助便座を用意したり、百均の補助便座を車に積んでおくと便利です。

カリブ折り畳み式トイレトレーナー

カリブ折り畳み式トイレトレーナー
出典:rakuten.co.jp

外出先の馴れないトイレもポップな補助便座が一緒なら大丈夫!

便座除菌シート

補助便座やオマルを毎回洗うのは面倒なものです。トイレに流せる便座専用の除菌シートを常に用意しておきましょう。外出時に携帯用も用意しておくと、便座に座った時に肌が触れる部分を清潔にできます。

携帯用便座シート

携帯用便座シート
出典:store.shopping.yahoo.co.jp

トイレをまるごと覆うシートを見つけました!衛生面が気になる外出先のトイレでも安心です。

トイレ用のおしり拭き

ウンチではおしり拭きがまだまだ必要です。トイレに固定できるタイプにすれば、子どもも使いやすくて便利です。

おしりふきケースmini てんとうむし

おしりふきケースmini てんとうむし
出典:rakuten.co.jp

ストラップ付きなのでトイレにフックをつければ簡単にとりだすことができます。そのままお出かけにも持っていけて便利です。

わが子のペースで春からのトイレトレーニングを進めましょう

育児の山場ともいえるトイレトレーニングですが、ゆっくり準備を進めていく春からのチャレンジなら、きっとうまくゆくはずです。オムツ外れにもそれぞれの個性があって、歯がゆいこともありますが子どもを信じて見守ってあげましょう。

知り合いのお子さんで幼稚園に入ってもオムツが外れなかったケースがあります。でも、ママは焦らすことなく園にも了解を得てオムツを置かせてもらい、じっくり向き合いました。

立派なのはママ自身が恥ずかしい気持ちを持っていなかったこと。いつも笑顔で、堂々としていたから子どもも園で委縮することなくトイレへの意識を持てるようになったのです。

赤ちゃんとお母さん

少し時間はかかりましたが、ちゃんとオムツを卒業できました。今では素敵なお嬢さんです。成長と共に人は必ずできなかったことを成し遂げます。わが子のペースを優先したうえで、トイレトレーニングを実践しましょう。

TOPICS幼児のうちから色々な経験をさせてあげたいとお考えの親御さんへ

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イラスト by hiro

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