つわりによる吐き気を抑える食べ物&飲み物は?おすすめのサプリは?

妊娠

妊娠は喜ばしいことですが、いざつわりによる吐き気がひどくなると毎日憂鬱で仕方ありません。つわりのせいで食べ物のにおいや味、時には見た目すら敏感になってしまい、妊娠前と同じように料理や食事ができなくなってしまう事もあります。

つわりの原因は解明されておらず症状や改善方法は個人差が激しく「これをやれば絶対に治る」というものがない事が事実です。しかし、たくさんの妊婦さんの経験や工夫を参考にして自分に合った軽減方法を見つける事はできます。

ここではつわりによる吐き気を抑える食べ物・飲み物・サプリメントを妊婦さんの口コミを参考にして紹介していきます。この中から、つらいつわりの状態でも口に入れられそうなものがあれば試してみて下さい。

スポンサーリンク

つわりによる吐き気を抑える食べ物は?

朝食をとる女性

「吐き気がこわくて食事ができない」「お腹は空くけど食べると吐いてしまう」など、一言につわりによる吐き気と言っても症状は人それぞれです。家族の食事の準備でどうしても料理をしないといけなく、食事どころか料理の時点で吐き気との闘いだという妊婦さんもいます。

つわりによる吐き気で悩む妊婦さんには、簡単に調理できて負担なく消化でき栄養のあるるものを少しづつ食べるスタイルをおすすめします。とは言うものの、普段の生活の中で食事にばかりお金や気を遣ってはいられません。

そこで、つわりによる吐き気がひどい妊婦さんたちが食べられていたものやおすすめの食材を調べました、その中で年間とおして比較的簡単に購入できる物を紹介していきます。

以下のもがすべての妊婦さんにとって良い作用があるという訳ではありませんので、注意点も合わせて紹介します。つわりは個人差が激しいので、不安な場合は自分の体質を考慮して少量づつ試してみて下さい。

主食系

うどんやパン

うどん・素麺

のどごしが良くにおいもないので食べやすいです。麺類は炭水化物なので腹持ちが良くご飯の代わりに食べていたという妊婦さんが多いです。

おにぎり

大きさを調整しやすく、持ち運びができて子供も一緒に食べられるので便利です。朝の吐き気が少ない内におにぎり作って冷ましておき、小腹が空いたら食べるようにすれば、炊き立てのお米のにおいが苦手な方も安心です。

パン

お米が苦手になった妊婦さんはパンが主食になったという方が多いです。麺類は調理する必要がありますが、パンなら調理しなくても食べられて助かったとの意見もあります。ただし、パンは見た目以上にカロリーが高いので食べ過ぎには注意が必要です。

フライドポテト

なぜかフライドポテトならば食べられる妊婦さんが多いようです。ポテトにつわりを抑える科学的根拠はありませんので、気持ちの問題なのでしょうか。

しかしご存じの通りフライドポテトはカロリー・油分・塩分が高いです。どうしてもポテトが食べたい場合は、自作ポテトがおすすめです。

野菜

トマトや梅干し

トマト

水分・栄養が豊富で低カロリーなトマトは妊婦さんにおすすめの食材です。プチトマトなら切らずに食べられて便利です。しかしトマトは胃腸を冷やしやすいので食べ過ぎには注意が必要です。

しょうが

しょ うがに含まれるシンゲロールという成分の殺菌作用が胃腸の調子を整えてくれます。また、吐き気はセロトニンという神経伝達物質が胃腸の筋肉を過剰に収縮す るために起こりますが、生姜にはセロトニンの働きを抑える作用があり、吐き気を鎮めるのに効果的です。すりおろしてスープやお茶にいれたり、食べるのが苦 手な人はにおいを嗅ぐだけでもすっきりします。

梅干し

梅干しの酸っぱさが欲しくなるという妊婦さんが多いです。梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復に効果的、つわりで疲れ切った妊婦さんにはもってこいの食材です。ただし梅干しは塩分が多いため食べ過ぎると塩分過多になり妊娠高血圧症の原因になる可能性もあります。

葉物野菜

味やにおいに癖がなくどんな料理にも入れることができ、栄養価が高い葉物野菜は妊婦さんにおすすめ食材です。ほうれん草は鉄分を多く含むので、鉄分が人一倍必要な妊婦さんに特におすすめです。

果物

オレンジやバナナなど

柑橘類

妊娠中は酸っぱいものが食べたくなる妊婦さんが多く、柑橘類の中でも特にグレープフルーツやみかんが好まれています。グレープフルーツなら輪切りにしてスプーンですくって簡単に食べられます。

パイナップル

カットされているものでしたらつまみ食いしやすく、程よい酸味と甘みでつわり中のリフレッシュとして人気です。

しかしパイナップルにアレルギー反応がある人は要注意です。また酸性が強いので胃が荒れている時は控えましょう、缶詰のものは生よりも酸性が弱くなっているので生が不安な方は缶詰から試してみましょう。

バナナ

一年中手に入る手軽さと食べやすさ、栄養価の高さで重宝されていますが、独特の食感とにおいがダメな妊婦さんもいるようです。

ドライフルーツ

生のフルーツに比べてにおいが少なく、持ち運びも簡単にできるのでとっさの空腹時に重宝します。また、種類が豊富で長期保存できるので、色々な種類を試してみるとよいでしょう。

フローズンフルーツ

フルーツを凍らせるとにおいがほとんどなくなり食べやすくなります。吐き気がある場合は温かいものより冷たいものがおすすめです。シャーベット状にして口の中でゆっくりと溶かしながら食べると空腹感が紛らわせられます。

その他間食系

クラッカーやアイス

飴やガム

仕事をしている妊婦さんは、仕事中に大掛かりなものを食べる事はできませんが飴やガムでしたら周囲の目を気にせず食べることができます。

人前で喋る機会が多い職場では口からポロリと落ちてしまう危険もあります、そういった場合はソフトキャンディーがおすすめです「とっさに歯の裏にはりつけられて助かった」なんて経験談もあります。

小分けのクッキー・クラッカー

夜眠る時に低血糖によるつわりで気分が悪くなる方は、に枕元に小分けのクラッカーを置き空腹対策にする事もあります。妊婦さん用であれば安心して食べられますし、どうせ食べるのなら良質の栄養があるもの選んでみましょう。

アイス

アイスには氷菓子と乳製品を使用したものあります、つわりによる吐き気がひどい時はさっぱりとした氷菓子を好む妊婦さんが多いようです。乳製品を使用したいわゆるアイスクリームも、食べやすく栄養価が高いのでおすすめです。

少量で滋養がつくため、食べ物を口にできないほどの吐き気に襲われている時アイスを少しづつ食べてしのいだという方もいます。

氷の冷たさで口がさっぱりし、吐き気を抑えられたという妊婦さんが多いです。氷はお金をかけずにたくさん作れますし、何より雑味やにおいがないため気分転換に持ってこいの食べ物です。

しかし氷の食べ過ぎは体を冷やし、エスカレートすると氷食症になる方もいるので注意が必要です。氷が無性に食べたくなる時は鉄分が足りていない可能性が考えられます、鉄分が豊富な食材やサプリを摂取して様子をみてみましょう。

つわりによる吐き気を抑える飲み物は?

水を飲む女性

妊娠中は血液量が増えるため普段より水分が必要になりますが、つわりによる吐き気で十分に水分をとれなくなってしまいます。吐き気が特につらい時はもちろんですが吐いた後は胃の状態が敏感になっているため、数時間は物が食べられず水分くらいしか受け付けなくなってしまいます。

吐き気がひどい時は水を飲むのすら大変だと思いますが、できる限りこまめな水分補給を心掛けるようにしましょう。

温かい水分はにおいがきつくなりますが、胃への負担は軽減されます。逆に冷たいものはにおいは抑えられますが体を冷やしたり過度に冷たいものは血管を収縮させて頭痛の原因にもなります。

物によって飲みやすい温度は違いますが、人肌程度のぬるい温度の水分は吸収されやすく胃への負担もかかりません。自分の体調や嗜好に合わせてベストな飲み物を見つけてみて下さい。

ジンジャエールやスープ

炭酸飲料

爽快感で気分がすっきりし、吐き気がおさまったり好んで飲んでいたという妊婦さんが多いです。しかし炭酸は胃を圧迫するため飲み過ぎには注意が必要です。また、炭酸ジュースは糖質が高いものが多いので体重管理が必要な妊婦さんには炭酸水がおすすめです。

スープ

バランスの良い食事がとれず野菜不足が気になる場合はスープがおすすめです。まとめて作り小分けにして保管しておけば気軽に食べられます。家族のご飯を作るのが億劫な時もストックしたスープがあれば便利です。

フレーバーウォーター

最近では色々な種類のフレーバーウォーターが販売されています。また、自作のフレーバーウォーターであれば、栄養面を考えながら好み味が楽めるのでおすすめです。風味がほのかなのでにおいや味に敏感な妊婦さんでも飲みやすいと人気です。

スポーツドリンク

糖分と塩分がバランスよく配合されていて吸収されやすく、吐いてばかりでエネルギー・水分不足で辛い妊婦さんはスポーツドリンクだけでも口にしてみましょう。

ゼリー飲料

エネルギーが豊富なものやビタミンが豊富なもの、低カロリーなものと種類は様々あり、喉越しがよいため冷蔵庫に色々な種類をストックして気分に合わせて飲んでいたという妊婦さんが多いです。

ジンジャーエール

しょうがには吐き気を抑えるシンゲロールが豊富に含まれているため、ジャンジャーエールは吐き気を抑えるのに有効な飲み物と言えるでしょう。

しかし市販のジンジャーエールはしょうがの成分はほとんど入っておらず香り付け程度なので、吐き気抑制の効果がなかったという妊婦さんもいます。

つわりによる吐き気対策のサプリは?

サプリメント

つわりによる吐き気がひどい中で食事からバランスよく栄養を摂取するのは難しいです。サプリはお腹の赤ちゃんに悪影響があるのではとなかなか手が出ない方も多いですが、妊婦さん用のサプリで栄養素がバランスよく配合されているものもあります。

つわり中でバランスのよい食事をとる事ができないのに、人一倍栄養が必要になっている妊婦さんこそサプリが有効かもしれません。つわり対策・対処が行き詰まってどうしようもなくなってしまったらサプリに頼ってみるのもいいでしょう。

ビタミンB6

つわりがひどい過ぎるために病院にいった際に打たれる点滴の主成分はビタミンB6です、ビタミンB6は安全性とつわりの症状を鎮静する効果が高いため、長年にわたってつわりで苦しむ妊婦さんに処方されてきました。

ビタミンB6は水溶性ビタミンのため必要以上に摂取しても対外に排出されます。ビタミンB6はニンニクに多く含まれていますが、つわりによる吐き気の最中にんにくを食べるのは難しいはず。

肉や魚にも多く含まれていますがこちらもつわり中にたくさん食べるのは大変なので、サプリで摂取するのがおすすめです。

葉酸

つ わりによる症状を緩和する効果はありませんが、妊娠一ヶ月から三ヶ月の間に一日0.4mg摂取する事でお腹の赤ちゃんの正常な発達を促します。妊娠中は平 常時より葉酸が必要になりますが摂取し過ぎ(一日1mg以上)はよくないとい言われ、摂取量を調整しやすいサプリで摂取すると安心です。

鉄分

妊娠中は血液が優先的にお腹の赤ちゃんに運ばれていくため、お母さんの血液は薄くなり貧血になりやすい状態。貧血になると頭痛・めまい・吐き気・倦怠感が起こりつわりの症状がもっとひどくなってしまうおそれがあります。

日本の女性の6割は隠れ貧血といわれているくらい普段の食事から鉄分を摂取するのは難しいです。つわりによる吐き気でバランスのよい食事がとれないのならサプリで摂取するとよいです。

亜鉛

妊婦さんの体は女性ホルモンを最大限に使って妊娠状態を維持しています。亜鉛は女性ホルモンを分泌する指令を出す時に必要になります。

亜鉛が不足すると指令が伝達し辛くなり、ホルモンが不足しているため脳がさらに強く指令を出すようになります。この時に自律神経が乱れて頭痛・吐き気・めまいが起こりやすくなります。

また、亜鉛には味覚を正常に保つ効果もあるため、つわりによって味覚が変化するのを防止してくれます。

まとめ

つわりによる吐き気で悩まされている妊婦さんはたくさんいます。つわりのせいで「赤ちゃんに栄養がいってないのではないかな」と、一度はみんな不安になってしまうものです。しかしよほどの事が無い限りお腹の中の赤ちゃんが栄養失調になる事はないので気にしすぎないで大丈夫です。

お腹の中の赤ちゃんはお母さんの頑張りを一番近くで見守ってくれています。つわりの辛さはやはり妊婦さん本人にしか分からないものではありますが、こんな時こそご家族と助け合って辛いつわりを乗り越えましょう。

関連記事つわりで吐き気が起こる原因は?いつまで続くの?過ごし方は?

関連記事つわりによる吐き気はいつから?特徴は?生理前症候群との違いは?

タイトルとURLをコピーしました