つわりで気持ちが悪い!乗り物別(車・電車・飛行機)別の対策法まとめ

妊娠

妊娠初期は、つわりが酷く、移動も困難だという人は少なくないかと思います。まだまだお腹は出ておらず、妊婦さんとは気がついてもらいにくい妊娠初期である一方で、つわりはとても辛いものです。

私自身、つわりで体調が優れない妊娠初期は、家から出ることすら”怖い”と感じていたのを覚えています。車や乗り物に乗るなんてもっぱら嫌で、車で10分ほどの産婦人科までも、とても辛かった記憶しかありません。

乗り物に乗ると気持ち悪くなるつわりの時期は、できる限り乗りものを避け、自宅で安静にしているのが一番です。しかし、妊婦とはいえ、そうは行かないと言う場面も多いでしょう。

ここでは、車、電車、飛行機に分けて、それぞれ乗る際の対策ポイント、注意点などについてまとめました。

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つわり時期の車に乗る際の対策は?

運転をしてもらっている妊婦さん

普段の買い物の短距離から、検診や帰省のための長距離まで、車での移動はどのように対策したらいいのでしょうか。

空気の循環を良くする

暑い夏、寒い冬は、エアコンをつけることが多く、窓を閉め切っての運転が多くなります。しかし、空気の循環が悪くなると、匂いがこもりがちで、気持ちが悪くなってしまう可能性が高いです。窓は少しだけでも開けて、空気の循環をすることを心がけておきましょう。

水分がすぐに摂れるよう準備しておく

水分を摂る女性

妊娠初期のつわり時期は、唾液の量が増え、口の中をさっぱりとさせたいと思うときが多いはずです。フレーバー水やミネラルウォーター、炭酸飲料など、口に含めるものを選んで、一つはカバンに入れておきます。冷やした方が良い場合には、クーラーボックスや水筒を持参するといいでしょう。

自分で運転をする

人の運転で酔ってしまうという方であれば、自分で運転をするというのも悪くはない選択肢です。運転をしていれば気が張っているので、移動中に吐いてしまうような症状がおこりにくいです。

ただし、本当に気持ちが悪く、運転に支障が出るようなときには運転をやめましょう。万が一体調が悪くなった場合、一人で運転をしていたら、空気がきれいな場所に車を止めて少し休むなどします。同乗者がいれば、気分がよくなってから、運転を変わってもらうなどしましょう。

つわり時期の電車に乗る際の対策は?

駅

つわり時期に電車へ乗る際には、いくつかの対策法を取り入れて、注意点がいくつかあります。

口に入れられるものをかばんに忍ばす

食べると気持ちが悪くなる食べづわりですが、何も食べないのもつらいものです。さっと口にできるもので、つわりの時期に食べたいと思えるものを、鞄の中に入れておくといいです。

例えば、柑橘系のキャンディー、カットフルーツ、干し梅、ガムなどは、匂いも少なくお勧めです。

マタニティーマークを付ける

マタニティーマーク
出典:mhlw.go.jp

賛否両論あるマタニティーマークですが、つわりがつらいようであれば、つけておくことをおすすめします。

マタニティーマークは、赤ちゃんの存在を表す、大切な意思表示です。中には、席を譲ってくれ、優しい声をかけてくれる人もいます。

一方で、通勤電車の中は余裕がない人も多く、必ず席を譲ってもらえるかというとそうでもありません。車内は沢山の他人が乗り合わせる場所なので、つけておいて間違いはないでしょう。

満員電車は避ける

妊娠中はつわりの時期だけではなく、満員電車に乗ることは避けましょう。人ごみの中は、つわりによくないだけではなく、押されたり倒れたりしやすく、おなかの赤ちゃんにいい環境とは言えません。

たとえ時間がかかったとしても、できるだけ空間に余裕がある電車を選び、座席が空いたら迷わず座ることを考えましょう。

妊婦さん向けの場所を探す

電車に乗ったら、スペースが広く、周りの人の邪魔にならない場所を探しましょう。例えば、優先席の近くや車いすが乗れるスペース、連結部に近い場所など、座れなくても広めの場所を選びます。

手すりやつり革があれば、揺れる社内でも体が安定します。窓が近くにあれば、空気の循環もよく、気持ちが悪くなりにくいです。ドアの前やその近くや、停車駅の出口に近い場所にいると、移動が少なく楽に移動ができます。

つわり時期の飛行機に乗る際の対策は?

飛行機

移動時間が少ない飛行機は、長距離の移動を比較的楽にしてくれるものの、しっかりと対策をしておくことをおすすめします。

妊娠中であることを伝える

搭乗前には、妊娠中であることを伝えておいて損をすることはありません。航空会社側から、座席を妊婦さんに優しい、席への変更を提案してくれることがあります。

例えば、つわりが酷ければ窓側ではなく通路側の席、非常口に近い座席など、状況に応じて変更に応じてくれるでしょう。

また、早めに余裕をもって搭乗できるように、妊婦さんはビジネスクラスの人たちと同じように優先してもらえます。つわりで気持ちが悪い場合や、ぎりぎりまで空港内で過ごしていたいという場合にも考慮してくれます。

トイレが使えない事もある

つわりで気持ちが悪い時には、こまめにトイレに行きたくなるものです。しかし、機内は多くの乗客の数に対して、限られたトイレの数しかありません。

また、離着陸時・気流が悪いところを通っている間などは、トイレの使用が原則として禁止されます。このため、できれば吐きづわりの時期は、飛行機に乗ることを避けて、体調がいいときを狙って搭乗をすることをおすすめします。

マスクをする

マスクをしている妊婦さん

マスクの着用はケースバイケースですが、ニオイで吐き気を催す場合には、マスクの使用をおすすめします。

飛行機は限られた狭い空間に、多くの人が乗り合わせをします。嗅覚が敏感なつわりの時期に、好ましくない環境かであるといえるでしょう。

食事のニオイや、香水の匂い、トイレが近ければトイレのニオイなど、本当にいろいろなにおいがします。マスクをして楽になるようであれば、いくつかカバンに入れておきましょう。

エコノミー症候群に気を付ける

短距離の国内線であれば、さほど気になりませんが、長距離の国際線になれば、エコノミー症候群の心配が出てきます。足を中心とした下半身の血の巡りが悪くなることが、エコノミー症候群と言われています。ただでさえ体がむくみやすい妊娠初期は、普段大丈夫な人でも、エコノミー症候群になりやすいです。

血流が悪くなるのは、おなかの赤ちゃんにもよくないことですし、妊婦さん自身の体調の悪化を招くこともあります。こまめにストレッチをして、血流が悪くならないように気を付け、おなかを冷やさないなど、対策をしましょう。

まとめ

妊娠初期でつわりが気になる妊婦とはいえ、移動をしなければならないという場面があるはずです。普段の車や電車での移動から、帰省のための飛行機などは、どうしても避けられない移動となるでしょう。

乗り物に乗ると気持悪くなってしまうつわりの時期は、周りの人の理解を得ることが大切です。その上で、自分の身は自分で守るように、マタニティーマークなどをつけるなど、対策をしましょう。

その時に食べられるものや、飲めるものを持参して、少しでも楽に移動できる方法を考えてみては如何でしょうか。

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