赤ちゃん用ウォーターサーバーを慎重に選ばないといけない理由&選び方

赤ちゃん育児

ママ向けサイトの統計調査によると、ウォーターサーバーを使っていないママ達の約70%が、ウォーターサーバーに興味を持っているそうです。

理由としては、「ミルク作りが楽になりそう」、「赤ちゃんにでも安心してすぐに使えそう」という点が挙げられます。

ただし、ウォーターサーバーはどれも同じだろうと安易に選んでしまうと、水道水以上に不衛生なお水でミルク作りをしていた、ということにもなりかねません。

そこで、ミルク作りにも利用される場合、どのような点に注意してウォーターサーバーを選べばよいのか、おすすめサーバーも一緒にご紹介しています。

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ウォーターサーバーだから安心は間違い!水道水より汚い可能性も!

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーだったら、安心して美味しい水が飲めそうというイメージをお持ちの方もいらっしゃうのではないでしょうか。

実は、麻布大学の古畑勝則教授が行った調査によると、検査した家庭や会社の約30%のサーバーの水が、水道水の基準細菌数を上回っていたと報告されています。

ウォーターサーバーの方が細菌数が上回っていた理由

原因のひとつとして、ウォーターサーバーの注ぎ口は常に外気にさらされた状態である為、ばい菌やカビが繁殖する絶好の場所となっている可能性が考えられます。

また、注ぎ口だけでなく、サーバー内部に細菌が発生しやすい構造である場合も、細菌が増殖する可能性があります。

仮に、不衛生なウォーターサーバーの水を飲んだとしても、免疫力の高い大人であれば、それほど気にしなくてもいいかもしれません。

しかし、免疫力が低い赤ちゃんのミルク作りに使うのでしたら、ウォーターサーバー選びは慎重に行いましょう。

赤ちゃん向けにウォーターサーバーを選ぶ際の確認のポイント

もっとも大切なのは、「衛生面」がしっかりしているサーバーを選ぶことです。では衛生面というのは、どういった点を確認して選べばよいのか、詳しく見ていきましょう。

サーバー内に空気が入らない構造のボトルを選ぶ

構造としては2種類のボトルタイプがありますが、細菌を発生させない為には、ボトル内部に空気が取り込まれない構造であることが重要なので、空気が入らず収縮していくワンウェイタイプのボトルがおすすめです。

水が減ってくると空気が入らず収縮していくボトル(ワンウェイタイプ)

ワンウェイ方式のボトル
出典:cosmowater.com

市販のペットボトルやビニールのような特殊な素材でできていて、水が減ると収縮していく構造なので、ボトル内に空気が入らず衛生的です。

水が減ってくると空気が取り込まれていくボトル(リターナブルタイプ)

リターナブルボトル
出典:cosmowater.com

プラスチック素材の硬いボトルで、水が減ってくるとボトル内にボコボコと空気が取り込まれる構造なので、空気内に細菌が発生する可能性があり、衛生的に不安があります。

ちなみに、2013年に東京都 健康安全研究センターが「ウォーターサーバーの細菌学的調査」ということで、実態調査及び使用試験を行い、下記のような結果を公開されました。

  • リターナブル型サーバーの冷却口から細菌が検出された(ワンウェイ冷蔵型サーバーからは少なかった)
  • リターナブル型サーバーの場合、常時一定の細菌数が検出された
  • サーバー水に混入した細菌は、主に未開封ボトル水やサーバー本体に由来するものと推察された

ウォーターサーバーの細菌学的調査 – 東京都健康安全研究センター

リターナブル型サーバーは、ボトル内に空気が取り込まれる仕組みなので、空気中に浮遊する雑菌やカビの胞子などが一緒に取り込まれた可能性も考えられますね。

細菌対策の機能が付いているサーバーを選ぶ

細菌

ボトル内に空気を取り込まないワンウェイタイプのボトルを利用するだけでも、衛生面で安心して使うことはできますが、サーバー内部の空気への細菌対策の機能が付いたサーバーであれば、さらに安心です。

そこでおすすめなのがクリーンシステム機能がついているサーバー本体を選択することです。エアコンでも内部クリーンなどのお掃除機能が付いていますが、原理としては同じような感じです。

この機能は設定した時間になるとクリーンシステムが機能するタイプと、ユーザー側がスイッチを押して機能させるタイプなどがあります。

ボトル内に空気が取り込まれるリターナブルボトルを使用したサーバーでは、不可欠な機能になりますので要チェックです。

お家でもこまめなお掃除のメンテナンスは必要!

無菌状態で安全なお水を飲める環境を維持するには、ウォーターサーバーの日頃からのお手入れが不可欠です。

特に、ウォーターサーバーの注ぎ口は、細菌が繁殖しやすいので、放置しておくと赤ちゃんのために気遣ったはずのお水も、不衛生なものになってしまいます。

なので、消毒用エタノールをスプレーボトルに入れたものや、除菌シートをウォーターサーバーのそばに置いておきましょう。

そして特に子供が小さい時期は、使用後に給水コックや手の触れる範囲を拭くなどして清潔に保つように心掛けてください。

定期的に水質検査を行っているメーカーを選ぶ

不純物は本来体へ侵入してはいけない有害物質です。大人でも摂取が過剰になれば癌の発症などあらゆる疾病を招く要因になります。

赤ちゃんではとくに排泄作用がままならないので、体に取り込まれた塩素や残留農薬がうまく体外へ排出できません。この他にも不純物にはDNAを撹乱させる放射性物質の心配もあります。

きちんと水質管理がされた不純物を含まないお水を選ぶ為には、第三者の外部機関にも依頼して水質チェックを定期的に行っているかどうかを確認することも安全性の証明になり、業者選びでは大切です。

公式サイトで水質検査のデータを公開されていない業者や、かなり前に受けた水質検査データを公開しているような業者は問題外です。

衛生面に関しては、以上の点を確認した上で検討されるとよいでしょう。

その他に、赤ちゃんや育児ママが利用する際に、確認しておきたいポイントを3つご紹介します。

赤ちゃんに使える水なのか

ウォーターサーバーで取り扱われるお水は、RO水と呼ばれる逆浸透膜ろ過水と天然水の2種類がメインになります。

メーカーによって2種類を揃えるところもあれば、採水地の異なる名水に焦点を当てた天然水を複数用意して、購入者に希望のお水をチョイスしてもらうシステムをとるケースもあります。

天然水

天然水は名前のごとく自然な形のままのお水のことをいいます。六甲のおいしい水や南アルプスの天然水などのペットボトルでもお馴染みですね。

特徴は自然の大地に育まれたろ過システムを経由して出来上がったナチュラルミネラルウォーターということ。

原水となる岩肌に伝う湧き水や滝の水は何年も遡る昔に、山の頂に降った雪や雨がゆっくりと地層を通過して生まれたもので地質に含まれる豊かなミネラル分を取り込んでいます。

その特定水源より採水された水を、化学的処理を行わず、フィルターでの除菌や加熱殺菌という工程で製造されていますので、自然のミネラルが含まれた水となっています。

味が美味しく、日本の原水のほとんどは、赤ちゃんにも適している軟水なので、安心して使えます。

RO水

水道水などにRO膜処理という高度な濾過を施した水のことで、心配な残留塩素もしっかり除去します。

また雑菌や射性物質をも除去する働きは他の浄水器にはない威力で、水道水だけではなく天然水もRO水にすることで更にグレードアップした水質と安全性を追求したお水に生まれ変わります。

じわじわとゆっくりフィルターに浸透してろ過されるので、ミネラルを一切含まない完璧な純水になりミルクがしっかり溶けて飲み口がまろやかに仕上がります。

天然水と比べて価格が安く、純水に近い水なので赤ちゃんに適していますが、リターナブル方式のボトルが使われているので衛生的に不安があります。

赤ちゃんに最適な2つの水質条件とは!

硬度(ミネラル含有量)60mg/L以下の軟水である事

赤ちゃんは消化機能が未熟なのでミネラルを十分に体内に吸収できません。そのため体内に取り込む栄養素は授乳の成分のみが許容範囲になります。

授乳栄養には卒乳するまでに大切なミネラルもきちんと含まれるので、調乳ではミネラルの過剰摂取を避けるためにもミネラル分の少ない軟水の使用が最適です。

できれば軟水の中でも硬度が低い40mg/L以下の超軟水を選ぶようにしましょう。浸透性が良いので体内のへの吸収率がスムーズになり、粉ミルクの成分が阻害されません。

ちなみに水道水は軟水ですが、地域によって硬度は異なり、30mg/L以下の地域もあれば、80mg/L以上の地域まであり、硬度の全国平均は、約50mg/Lとなっています。

弱アルカリ性のPH値7.1~8.6のラインである事

私達の健康にかかわる作用の一つにPH値があります。血液や体液をPH値7.4の弱アルカリ性に維持することで身体機能の恒常性を守っています。

赤ちゃんは大人よりも体内の水分含有量が多いので、PH値を崩さない良質なお水の摂取が重要になります。そのためにも体液により近い状態のPH値7.1~8.6以内のお水を選ぶようにしましょう。

天然水とRO水どっちが最適?

選択したお水が水質条件でクリアしていても、天然水とRO水のどちらにするか迷ってしまいませんか?

それぞれに特徴がありどちらにも良さがありますよね。粉ミルクの調乳や白湯で使うならば100%ピュアなRO水が消化機能が未熟な赤ちゃんに適しています。

でも、離乳食が始まると授乳量も減って、ミネラルの摂取が少なくなる心配な面もあります。そうするとミネラルがバランスよく整った軟水タイプの天然水が魅力的になります。

そんな時には次のように使い方に幅を持たせるのも良いかもしれません。

  • 天然水を濾過したこだわりのRO水を愛用する。
  • 赤ちゃんの体に配慮した超軟水タイプの天然水をはじめから使う。
  • 離乳食の後期にさしかかるまではRO水を使って、後期からは軟水タイプの天然水に切り替える。

使用パターンは色々広がります。ただ途中切り替えの場合はサーバーの契約期間などの絡みから他メーカーへの切り替えが直ぐにはむずかしいケースもありますので必ず確認しておきましょう。

一つのメーカーでRO水も天然水も扱っているところだと水の変更が常時可能なのでおすすめです!主なメーカーとしては、コスモウォーターが挙げられます。

RO水であっても、クリクラやアクアククララなどのメーカーのように、ミネラルを添加している場合がありますので、純水を希望する場合には必ずその旨もチェックしておきましょう!

人工的に添加されているミネラルに関しては、消化がしずらく赤ちゃんの内臓への負担が少し大きいという意見もあります。

ボトルがセットしやすいか

ボトルセットをしている女性
出典:cosmowater.com

12Lのボトルサイズが一般的でサーバーの上部にセットするとなると、女性だと持ち上げるのが大変という声もあります。

最近では、7Lほどのボトルを用意していたり、コスモウォーターのように、ボトルの設置場所が下部にあるウォーターサーバーもありますので確認しておきましょう。

サービスが充実しているか

パソコンをしている女性

数量や曜日の変更、休止の連絡など、電話対応以外に、公式サイトのフォームなどから連絡できるような業者だと、電話が繋がらない時など便利です。

中には土日の配達に対応していたり、配達日の時間指定までできるところもあります。

赤ちゃんがいるご家庭向けウォーターサーバー2選

※金額等はすべて税込価格で表示しています。

フレシャス

フレシャス スラット

赤ちゃん向けとしておすすめは、フレシャス スラットです。

冷水・温水ボタン、チャイルドロックがサーバー上部に設置されていますので、小さな子供の手が届かないので安心。

さらに、写真を見て頂けるとお分かり頂けるかと思いますが、他のサーバーよりも注水口の位置が高いです。

これが結構便利で、ミルクを作る時も中腰にならないで済むので、とっても楽に調乳ができますよ。

もちろん安全面もしっかりとしていて、品安全マネジメントシステムの国際規格であるFSSC22000の認証を取得しています。

また水質検査も約1ヶ月ごとに実施して公開するなど、品質面、安全性に関しても、トップクラスです。

水の種類(硬度)天然水( フレシャス富士:21mg/L)
ボトルの種類ワンウェイボトル
ボトルサイズ9.3L
水質検査約1ヶ月ごとに放射性物質検査を実施&公式サイトで公開中
雑菌対策セルフクリーン機能搭載でサーバ内部をクリーンに
チャイルドロック上部に温冷水のチャイルドロックを採用
省エネ対策約70%節電の省エネ対応サーバー
ボトル交換の位置サーバー本体の上部に収納
配送条件日にち・時間指定が可能。また土・日祝も可能。
発注・連絡方法電話または公式サイトから可能
水の単価(500ml換算)約79円
注文単位2本 18.6L(9.3L×2本)から
サーバーレンタル料2本未満ですと972円/月
電気代約330円/月~
最低注文単位での月額の想定費用:4,232円

※注文単位(月2本:18.6L) 2,930円+サーバーレンタル料 972円+電気代 330円=4,232円

※注文単位(月3本:27.9L) 4,395円+サーバーレンタル料 0円+電気代 330円=4,725円

フレシャスの公式サイトはこちらコスモウォーター

コスモウォーター

赤ちゃん向けとしておすすめは、コスモウォーター smartプラスです。

「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2015・天然水ウォーターサーバー部門」で2014年に続き、2015年と2年連続第1位を獲得。テレビや雑誌でも紹介されるなど、知名度も抜群です。

雑菌対策としては2種類のシステムが搭載されており、水質検査も公式サイトで公開しているなど安全面は高いです。

ボトルサイズが12Lとなっていますが、ボトル交換の位置が下部に設置されているので、問題ないかと思います。

またコスモウォーターの場合、4種類の水(3種類の天然水とRO水)が用意されています。

2歳くらいまでは赤ちゃん向けの天然水やRO水を使い、その後は少し硬度が高めの水に切り替えるということが可能です。

水の種類(硬度)天然水(古都の天然水:30mg/L)
ボトルの種類ワンウェイボトル
ボトルサイズ12L
水質検査約2ヶ月ごとに放射性物質検査を実施&公式サイトで公開中
雑菌対策クリーンサイクルシステム&クリーンエアシステム搭載でタンク内部と外気もクリーンに
チャイルドロック温冷水&2重のチャイルドロックを採用
省エネ対策最大60%節電の省エネ対応サーバー
ボトル交換の位置サーバー本体の下部に収納
配送条件1ヶ月・20日・15日・10日・7日ごとの5種類から定期周期を選択。時間指定は不可
発注・連絡方法電話または公式サイトから可能
水の単価(500ml換算)約79円
注文単位2箱 24L(12L×2)
サーバーレンタル料0円
電気代約465円/月~
最低注文単位での月額の想定費用:4,267円
※注文単位(月2箱:24L) 3,802円+サーバーレンタル料 0円+電気代 465円=4,267円

コスモウォーターの公式サイトはこちら

ミルク作りで使うお水の量から毎月のコストをチェック!

ママさんがミルク作りで利用する場合、月齢によってお水の量が異なってきますので、月齢別の目安量をご紹介しています。

ウォーターサーバーをレンタルした場合、月に何本のボトルが必要になってくるのか、毎月どのくらいのコストになるのかの参考にしてみてください。

月齢ミルク調乳量の合計
0~1/2ヶ月8400ml(8.3L)
1/2~1ヶ月8400~12600ml(8.4~12.6L)
1~2ヶ月21600~28800ml(21.6~28.8L)
2~3ヶ月21600~28800ml(21.6~28.8L)
3~4ヶ月30000ml(30L)
4~5ヶ月30000ml(30L)
5~6ヶ月30000ml(30L)+離乳食1回
6~7ヶ月30000ml(30L)+離乳食1回
7~8ヶ月30000ml(30L)+離乳食2回
8~9ヶ月30000ml(30L)+離乳食2回
9~10ヶ月30000ml(30L)+離乳食3回
10~11ヶ月30000ml(30L)+離乳食3回
11~12ヶ月30000ml(30L)+離乳食3回

※赤ちゃんによって個人差がありますので、あくまで目安量となります。

毎月かかる費用をチェック!

毎月どのくらいの費用がかかるのかは、下記の4つの項目を足すことで計算ができます。

お水代(ボトルの本数)+サーバーレンタル料+配送料+電気代

その他に、ウォーターサーバーを検討する際に必ずチェックしておきたい項目として、サーバーメンテナンス料、解約手数料、この2点は事前にチェックしておきましょう。

サーバーメンテナンス料

1年~3年毎に1回、メーカーがどこか故障していないかを点検したり、傷んでいるパーツを取り替えたり、汚れている部分を掃除してくれたりします。

無料で行っているところが多いですが、例えばクリクラは、毎年1回 5,000円のがメンテナンス料が必要です。

あと、コスモウォーターやフレシャスなどのクリーニング機能が搭載しているウォーターサーバーですと、メーカーによるサーバーメンテナンスが不要なケースもあります。

解約手数料

1年以内や3年以内、更新月のみなどメーカーによって異なりますが、途中で解約してしまうと掛かってくる手数料です。

1万円前後の解約手数料を設定しているメーカーが多く、解約時に知らなかったということでトラブルになるケースが多いです。

なので、とりあえず1度試してみたいという感じでウォーターサーバーを申し込む場合は、先に解約手数料がいくらかかるのかもチェックしておきましょう。

ウォーターサーバーを利用する事によるメリット

ミルクの調乳が楽に早くできる

粉ミルク

ママさんがウォーターサーバーに期待するところは、赤ちゃんのお世話をいかに軽減できるかにかかっています。

その中でも最大の魅力はミルクの調乳での活用でしょう。それは何といっても沸かす手間がはぶけること。粉ミルクを作る過程をシュミレーションすると手順はこんな感じです。

  1. 粉ミルクを哺乳瓶に入れる
  2. 赤のレバーが目印の温水からお湯を出して、出来上がり量の半分ぐらいのお湯を注いで粉ミルクを溶かす。
  3. 冷水レバーから冷たいお水を注いでミルクをひと肌の温度に調節する。

温度調節に馴れるまで少し時間は必要ですが、ウォーターサーバーひとつでパパッと調乳できるのは嬉しい時短技です!

ただ、冷水で調整するやり方について、2013年に東京都生活文化局がウォーターサーバーの安全性を確認するために商品テストを行いました。

その結果として、配管等に一般細菌が付着している可能性があるので、熱いミルクにウォーターサーバーの冷水を入れるような利用方法は避けるべきだという報告がされています。

※東京都生活文化局消費生活部生活安全課
2013年3月19日 [ウォーターサーバー] 商品テスト ウォーターサーバーの安全性

東京都からの調査報告なので、心配な方はミルク製品に記載されている調乳方法に従って行うことをおすすめします。

または、世界保健機関(WHO)が「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」を作成しています。

哺乳ビンを用いた粉ミルクの調乳方法を図解入りで解説していますので、参考までにご紹介しておきます。

乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインの概要

私の場合は、ウォーターサーバーでミルクの調乳をしていて、子供に何か健康被害があったということはまったくありませんでした。

また、最近はサーバー内に雑菌が繁殖しないような機能が付いているウォーターサーバーも出てきており、衛生面に配慮した形態となっています。

ムラ飲みする赤ちゃんの調乳に対応できる

ミルクを飲む赤ちゃん

赤ちゃんの中には標準量のミルクをしっかり飲んでくれない子もいます。時間の感覚も曖昧だったり、飲んだと思えば全く飲まない時も・・・。

いわゆるムラがある飲み方をする赤ちゃんはママの悩みどころです。

このようなケースでは事前にミルクの用意をしておいても、そのときに飲まず片付けてから欲しがる状況もあるので、授乳の効率化を目指す対策が必要になってきます。

ウォーターサーバーなら、いつでもササッとミルクを作れるのでムラ飲みにお付き合いする気疲れを減らすことが可能です。

私も実体験で二人目のときにはムラ飲みで本当に苦労しました。

ムラ飲みする赤ちゃんの場合、体力もメンタルの部分でも疲れるのでウォーターサーバーなど頼れる手段を味方にするのはありだと実感しています。

重たい水を買いに行く必要がなくなる

ミルクの調乳でペットボトルのお水を使う場合、通販なら問題ありませんが、お水だけを購入する場合送料がかかることもあり、買い物ついでにお水を買われている方も多いと思います。

我が家もそうでしたが、その都度スーパーなどで購入するとなると、おむつや粉ミルクなど他の赤ちゃん用品と別に、2Lのペットボトルを3~4本自宅に持って帰るだけでも一苦労です。

だいたい週2ペースで買いに行っていたので、これが結構ストレスになってきます。

ウォーターサーバーに変えてからは、玄関までお水を運んでくれますので、購入の手間が省け、すごく楽になったのを実感しました。

特に旦那さんが忙しくて一緒に買い物にいけない場合、重たい荷物が1つでも減って負担が軽くなるわけなので、このメリットは大きいのではないでしょうか。

冷蔵庫内が省スペースになる

衛生面を考えると、ペットボトルは冷蔵庫に入れておく必要があると思いますが、夏場など食中毒が気になる季節は、他の食材なども冷蔵庫内に入れておかないといけないので、スペースがなくなりがち

さらに離乳食を食べるようになると、赤ちゃん用のものも増えてきますので、ペットボトルが邪魔になってくる可能性があります。

そんな時、ウォーターサーバーがあればすぐに冷水が使え、冷蔵庫内のペットボトル分のスペースも必要なくなります

離乳食作りの時短ができる

離乳食を食べる赤ちゃん

離乳食を作る際も時間に追われることがしばしばあると思います。そんな時に離乳食作りの時短に役立つのがウォーターサーバー。

調乳ポットや電気ポットのようにお湯を沸かす準備もいらず、空気を遮断した新鮮な温水がすぐに使えるので安心して離乳食が作れます。

お水の性質が柔らかい軟水なので食材が美味しく引き立ち、味覚形成期の赤ちゃんの舌にも馴染みの良い仕上がりになります。

時短離乳食では以下のような使い方が定番になっているようです。

  • 冷凍のご飯に温水を加えてレンジでチンすると、すぐにお粥ができる。
  • 大人用の汁物などを取り分けて温水を注げば、赤ちゃん向けに味の濃さを調整できて直ぐに離乳食に対応できる。
  • 粉末のベビーフードやフリーズドライに必要な温水が適温で使え、食後のフォローアップミルク作りもすぐにできる。

災害時等の備蓄水としても活用できる

震災

東日本大震災の時にもウォーターサーバーのお水のおかげで赤ちゃんの調乳にも家族の飲み水にも重宝した話は、今でもときおり語られています。

基本的にウォーターサーバーのお水は定期便で平均して2本ずつ購入する家庭が多く、1本7~12Lくらいなので備蓄水には申し分のない量です。

最近は各地で地震に対して警戒モードです。赤ちゃんのいる家庭ではミルク作りに欠かせないお水は余裕をもって備蓄を持っておきたいですね。

プラスして粉ミルク缶は常に1缶余分に買い置きする習慣をつけて、状況によって使用が可能な場合にお湯が沸かせるように卓上ガスコンロも用意しておくのが得策です!

まとめ

ウォーターサーバーの普及率はどんどん高まっていて、日常の飲料水にごくあたりまえに置かれる家庭が増えています。

選ぶには色々と考慮するポイントがありますが、利便性と安全性に長けているからこそシェアが広がる理由があるのだと思います。

口コミや広告だけで判断するのではなく、赤ちゃんを含むママさんの目線でメリット&デメリットを考えて、ウォーターサーバーを置くべきかどうか検討されてみては如何でしょうか。

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