夜泣きっていつまで続くの?再発の可能性は?病気との関連性は?

夜泣きをしている赤ちゃん育児

ママを悩ませる夜泣き。ママのストレスを大きくしてしまうものです。

多くの赤ちゃんやママが経験するものと知られていますが、一体いつまで続くの?再発することもあるの?といった疑問から、心配な病気との関連性についてご紹介していきます。

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夜泣きっていつまで続くの?

抱っこしてもらっている赤ちゃん

離乳食が3回食になり、卒乳が終わる1歳半頃には、食事のリズムと合わせて生活リズムが整ってくるので、夜泣きも終わります。

食事の回数が3回になると自然に大人と同じように、朝、昼、夜のリズムがついてきます。この時期にほとんどのお子さんが卒乳を迎え、夕食から朝食までの間にお腹がすかないくらい食べることができるようになります。また、体も少しずつ発達し、昼間の活動量が増えることで体が疲れてぐっすり眠れるようになります。

さらに昼間の活動には1日の体のリズムを整え、良い眠りにつける「メラトニン」というホルモンが関係しています。

「メラトニン」は、明るい光を浴びると脳の中で生成され、約10時間後に体へと分泌されます。お子さんが昼間の活動量が多いほど、眠った後に「メラトニン」がたくさん分泌され、ぐっすりと眠れるようになります。

生活リズムを整えることで夜泣きも終わるので、生活リズムが整っていない場合は、食事の時間を毎日同じ時間に設定したり、昼間の活動量を増やしてみてください。

終わる時期には個人差あり

目安は1歳半ですが、夜泣きも発達と同じように個人差があります。遅い子は2歳になっても夜泣きが続く場合もあります。夜泣きがなかなか終わらないと心配しなくても大丈夫です。

つまで続くが分からずに、不安やイライラも大きくなってきますが、いつかは必ずぐっすり眠ってくれるものです。色々な対処法を試して、お母さんの負担を少しでも減らしてください。

夜泣きが再発することもあるの?

園児

お子さんの夜泣きとの闘いがやっと終わった・・・と思ったらまた夜泣きが始まったというママも多くいます。ここでは、再発する場合、考えられる理由についてお話します。

環境の変化に応じようと頑張っている

引っ越しや、下の子が生まれたこと、保育園などに登園するようになったなどの環境の変化から、お子さんも対応しようと一生懸命になっている場合があります。

お子さんは適応能力が高い反面、頑張りすぎて精神的に不安に感じてしまうことがあります。この不安が夜泣きの再発の原因になってしまいます。

どこか不安な気持ちが感じられる時は、布団に入る前に積極的にスキンシップをとったり、一緒に過ごす時間にしっかりとお子さんの相手をするなど、気持ちが落ち着くようにしてみてください。

日中の興奮

子どもは、眠っている間に昼間に経験したことを、頭(脳)の中で追体験して記憶や思考回路を作りながら脳が発達していきます。このため、昼間に痛い思いや嫌な思いなど、泣くような体験をした場合は、頭の中で同じ体験をし、実際に泣いてしまう場合があります。

夜中に泣いてしまうのは、ママも大変ですが、お子さんの成長には欠かせない夜泣きなのです。

夜泣きと病気の関連性は?

考えるママ

ママにとって夜泣きが病気のサインではないか1番心配なものです。ほとんどの夜泣きは病気との関連性がありませんが、夜泣きの兆候やサインからどういった病気の可能性があるかご紹介します。

突発性湿疹

突発性湿疹は、ヒトヘルペスウイルスの感染によって熱が出たり、体中に湿疹ができる病気で、多くのお子さんがかかってしまう病気です。

熱が出ている場合には、湿疹が出ていないか合わせて確認しましょう。お子さんによっては、解熱して湿疹が出る場合もあります。症状をよく観察して、かかりつけの小児科医に相談してください。

肌トラブル

アトピー性皮膚炎のあるお子さんや、あせもや乾燥肌など、肌トラブルが原因で夜泣きする場合があります。これは、寝ている間に、体が温まることで、肌の炎症を起こした部分が痛くなり、不快になって泣いてしまうためです。

普段から、肌に炎症がないか確認し、ある場合は、着る洋服の枚数や布団、室温などを調整することで改善できます。

中耳炎

中耳炎は、内耳の粘膜に細菌が感染して炎症を起こす病気です。子どもは、大人に比べて免疫が弱く風邪などの感染症にかかりやすい上、鼻やのどと耳をつないでいる耳管という管が大人より太く短いため、鼻やのどについた細菌が耳まで届きやすく、すぐに中耳炎にかかってしまいます。

中耳炎にかかると耳がとても痛くなり、眠っている間にも痛みを感じてしまうので夜泣きのように泣き出してしまいます。風邪にかかっている時や、起きている時に耳をかゆがったり、耳をよく触る時は中耳炎の可能性があります。

腸重積

腸重積とは、腸の一部が重なり合ってしまう病気です。一晩中、規則正しい間隔(5~15分)で泣き続ける場合はこの腸重積の可能性があります。

便もいつもの便と比べて変化がないか確認をして、何か異常が感じられましたら受診するようにしてください。

夜驚症

夜驚症とは、睡眠中に突然起きて、泣き叫ぶ行動を取る病気です。夜泣きと1番関連付けられる夜驚症ですが、実は夜泣きと夜驚症には明確な違いがあります。

年齢

夜泣きは新生児~2、3歳の時期ですが、夜驚症が疑われる場合は5歳以上と少し大きくなった年齢です。

泣く時間帯

夜泣きは夜中や明け方に多く見られますが、夜驚症の場合は、眠りについた後2、3時間後という眠ってすぐの時間帯に起こります。

泣き方

夜泣きは、ぐずぐず泣いたり大きな声で泣きますが、夜驚症の場合は、泣き叫ぶ状態でさらに暴れたりする場合もあります。

このような症状が見られる場合はすぐにかかりつけの小児科医に相談してください。

発達障害

3歳を過ぎても夜泣きが続き、併せて視線が合わない、言葉が遅い、友達とのごっこ遊びができない、多動(動きが激しい)などの心配がある場合は発達障害の可能性が考えられます。

最近では、この発達障害を早期発見する目的で、乳幼児健診でも発達段階をしっかりとチェックしてくれています。少しでも心配な場合は、健診の時に相談することがおすすめです。

健診を担当する市町村の保健師さんは、健診以外にもいつでも相談を受けてくれます。事前に連絡して、ゆっくり相談してみるのも良いです。

ついついお子さんの発達に関しては心配しがちですが、すぐに相談することで心配が小さくなったり、対応の方法を知ることができるので、早めの相談が効果的です。

まとめ

夜泣きは、始まりも終わりも個人差があります。さらに、お子さんの環境や体験などがきっかけで再発する場合もあります。

いつもの夜泣きと変わりがないか、体調が悪くないか合わせて確認しましょう。どんなことでも早めに相談することで、すぐに解決できたりママの気持ちを落ち着かせてくれます。

子育ては一人で悩んだり心配したりせず、家族や周りの方たちと相談したり、協力して明るく過ごせることが大切です。

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