今や空前のお弁当作りブーム!忙しい朝のキャラ弁作りも難なくこなすお母さんも増えてきました。
そんな中で幼稚園のお弁当作りに毎朝励んでいる姿も多いとおもいます。
特に通園がスタートしたお子さんのお弁当では、ついつい張り切って飾りつけもおかずも力を入れてしまいますよね。
しかしママの気持ちとは裏腹に、お弁当ビギナーの小さい子どもは見た目以上に食べやすいおかずを好んで食べる傾向が強いのです。
先だって子どもむけ番組内で、3歳からのお弁当というタイトルで小さい子が一人でちゃんと食べられるお弁当作りの秘訣を披露していました。
見た目よりも食べやすいおかずが大好きな小さい子のために、番組内のポイントをまとめてみました。
シンプルな秘訣を覚えて、早速明日からのお弁当作りに活用してみましょう。これからの季節、はじめての遠足やママ友を交えた子ども同伴の交流会でも重宝しそうです。
小さい子が一人で食べられるお弁当にするには4つの工夫が必要です。では、一つずつ見ていきましょう。
工夫1:食べられる量にする
まだまだ咀嚼力や飲み込む力が弱い小さな子どもは、食べるのにも時間がかかります。
園など馴れない場所では集中して食べるのもドキドキです。だからこそ食べられる量、食べきれるボリュームにおさえましょう。
少ないとお腹が空かないかしら?と心配になるかもしれませんが大丈夫です!ポイントは普段家で食べている量と同じにすることです。
食卓でお皿に盛った状態の量ではなく、お子さんが実際に食べている量を目安にします。朝昼晩と食べる量にむらがある場合は、お昼の様子を注意深くチェックして量を把握しましょう。
ワンポイントおかずとご飯の割合も大事!食べられる量を目安に出来たら、その中でお弁当箱に入れるおかずとご飯の割合を次のようにします。
理想の割合は「ごはん3:野菜2:肉や魚1」です。
お弁当に詰める順番を、ご飯→大き目おかず→小さ目おかずにしていくと量のバランスをさらにうまく調節できます。
トイボックス アルミランチボックス 日本製 お弁当箱 370ml昔ながらのアルミのお弁当箱は、洗いやすくてにおいもつきにくく長持ちするので魅力的です。蓋の開け閉めも楽なので子どもにもピッタリ!
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工夫2:詰めすぎは禁物!取りやすい入れ方にする
持ち運びを考えると隙間のあるお弁当だと中がグチャグチャになりやすいものです。
お弁当の常識では詰めて隙間を無くすのが鉄則になっていますが、小さい子どものお弁当ではNGになります!
確かに思い浮かべてみるとご飯は硬くなり、おかずがぎっしりだとお箸を入れにくくて取るのにもたつきますよね。そこで、詰めすぎと取りにくさを解消するポイントを知っておきましょう!
- おかずの大きさを細かくしない
- 一口サイズの食べやすい大きさを心掛ける
- 仕切りやおかず用の紙ケースやアルミカップを使わない(仕切りは野菜で対応する)
- ポロポロ崩れやすいものや汁が出るおかずは入れない
そぼろごはんにしたいときには上にかけるのはやめてご飯とご飯の間に挟むように使ったり、ご飯に混ぜ合わせるのがおすすめです。
ほんのちょっとしたことが食べやすいお弁当につながっていくのです。
娘のための枝豆おにぎり
出典:cookpad.com
枝豆好きのお子様は沢山いますよね。おにぎりにすれば、さやから出ていても食べやすいスタイルに!
幼児食やお弁当に★ちくわ人参
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キュウリではなく柔らかく煮た人参をつめたちくわ。キレイで一口サイズで詰めやすいのでフル活用できそうです!
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工夫3:食べやすく、飲みこみやすい調理方法を用いる
口の中でいつまでも噛んでいる様子が小さい子ではあるものです。そんなときは食べているものをチェックしましょう。
ゆで卵ですか?鶏肉ですか?こんにゃくですか?
顎の力が弱いので弾力のある食べ物が苦手だったり、唾液も出にくいのでパサパサの食感だと飲みこむタイミングが上手にとれない子が多いんです。
食べる時間が制限されている園でのお弁当は、特に食べやすい状態に調理してあげるのが大事なポイントになります。
むね肉などパサパサ系の食感の肉系食材は焼くと更に飲みこみにくくなります。蒸し揚げたり、ゆでたりして、しっとりした食感に仕上げてあげましょう。
鮭やカジキ、白身魚は野菜と一緒にホイル焼きにすると野菜の水分でしっとり柔らかな口当たりに蒸し焼きされます。
簡単☆しっとり柔らかい鶏むねハム
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パサパサ食感の鶏むね肉がしっとりで感激!炊飯器で作れるのでとっても重宝します。
粉ふきいも、サツマイモなどはパサパサなうえに喉にぐっと詰まる感じがします。マッシュして牛乳やバターを混ぜたり、マヨネーズやケチャップなどを使って和え衣スタイルに調理しましょう。
から揚げが苦手な子は片栗粉でとろみをつけた甘酢ソースをからめてあげると、のど越しが良くなります。
南瓜のごまマヨサラダ♪幼児食・お弁当に
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醤油が隠し味のゴママヨネーズがかぼちゃの食感をなめらかに美味しく仕上げます。
知ってましたか!?野菜嫌いになるきっかけが食べにくかったり、硬いからという理由があるのを?
野菜のおいしさを広げるには食べられる状態にすることがまずは先決です!離乳食と同じ発想ですね。
色のキレイなニンジンやブロッコリーはお弁当をにぎやかにしてくれる定番食材です。柔らかく茹であげて入れてあげましょう。
少量の蜂蜜や甜菜糖をゆで上がりの直前に入れるとほんのり甘くなって更に食べやすくなりますよ。
根菜のほっこり煮幼児食にも
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硬い根菜も柔らかくてほっこり。和食はやっぱりいいですね。
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工夫4:冷めても美味しい味付けにする
出来立てのお料理は美味しいものですが、冷めると味がいまいちに感じることがあります。
お弁当のおかずでも時間がたつと塩辛さが増してしまったり、冷めて風味が落ちるのが残念なところです。
そこで調味液にあらかじめ食材を浸すなど下味をつける工夫をして、冷めても美味しいおかずを作りましょう。素材の味が引き立って食欲も倍増します!
コツは下味♪簡単シンプルなポテトサラダ
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塩の味が引き立つマイルドな味わいです。じゃが芋そのものの美味しさが嬉しい!
下味冷凍の万能レシピ 今泉久美著・日東書院本社
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調味液と一緒に食材を入れて冷凍するだけで下味ばっちりのお料理が作れます。育児に追われるママにおすすめの時短料理本です!
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まとめ
お家以外で家族以外で食べるお弁当は初めのうちは食べ慣れたものが一番子どもも安心します。
食べやすいお弁当で、一人でもちゃんと食べられる経験をさせることで自然と自立心も向上して集団の中でも食べられる心を育てます。
キャラ弁は慣れるまで見合わせて、上手に食べられるようになってきたら徐々に取りいれていくのが良いですね。