前駆陣痛は本陣痛前に起こる子宮収縮による痛みです。
いつ頃起こるものなのか、実際にどのような痛みなのか、出産が近づくに連れて不安になってくると思います。
そこで今回はいくしぇあで独自調査を行い、先輩ママさん20人に前駆陣痛の時期や痛み、乗り越え方についてアンケートに答えて頂きました。
前駆陣痛があったのはいつ頃ですか?
前駆陣痛があった時期については、下記のような結果となりました。
妊娠36~39週目までに前駆陣痛があったという方が多い傾向にありました。
また、早い方で妊娠34週目、遅い方で妊娠40週目と、6週の開きがありました。
前駆陣痛の痛みはどのような痛みでしたか?
前駆陣痛の痛みについて、答えて頂いた中からいくつかピックアップしてご紹介します。
その中でもっとも多かったのが、生理痛に似た痛みと言うのが多く、チクチクする痛み、お腹がぎゅーっとなるような痛みを感じている方が多いようでした。
前駆陣痛の痛みをどのようにして乗り越えましたか?
前駆陣痛の痛みをどのように乗り越えたのか、体験談を答えて頂きました。

NSTを見て、助産師さんも同じような意見だったので、かなり陣痛に近い前駆陣痛だったと思います。
一週間位続き、買い物中に、あいたた。と、うずくまることもありました。しばらくじっとしていると、大体は治まりました。
一週間位で収まってしまい、39週目は、特に起こりませんでした。高位破水して、予定日ちょうどに生まれました。

時間帯も不規則で、昼間の時もあれば、夜中から朝方にかけてだったり、気にしていると5分間隔で収縮していたようだったので、このまま本陣痛に繋がるのかとハラハラしてばかりいました。
後は、だいたいトイレに行き大を済ますとおさまったりする事も度々ありました。

呼吸法もやっていて、鼻から息を吸って口から吐くと楽でしたのでそれを繰り返しやっていました。腰も痛かったです。自分でさすってました。
本当は誰かにさすってもらえたらよかったですが、すごくつらい時間でこの時間がいつまで続くのか、と思いました。
でも、赤ちゃんも頑張っているんだと思って、自分も前駆陣痛に耐えていた感じです。

ただ、上述の通り10分間隔と陣痛のように規則的な痛みが続いていたので、いつも本陣痛と勘違いしてドキドキしていました。
でも、大体は一時間ほどでおさまるので「あ、前駆陣痛かな」と思い焦らず気を楽にすることにしていました。(およそ3~4時間に一度の間隔でした)
本陣痛の時は、前駆陣痛のような間隔が続き、やがて2時間も3時間も痛みがおさまらなかったので、本番だと気づきました。
やがて痛みの間隔も狭くなってきたので、病院に連絡して入院の準備を行いました。

子の痛みは陣痛なのかどうなのか?もっと痛くなれば本陣痛につながるのに!というようなことばかりを考えていたので、あまり痛み自体感じていませんでした。
また、深夜に始まり計測しながら、朝を迎えるのが続いたため、後半は疲れ切って時計を見ながら寝てしまうことが多かったです。
起きると痛み自体なくなっていたので、さほど辛い痛みでありませんでした。

それからは不規則に痛みがきて段々と痛みも強くなってきたので、腰をさすってもらって過ごしました。
寝るときも何度も痛みがくるので、深呼吸をしたり本陣痛に繋がるように赤ちゃんに「出ておいでー」と話しかけたりして、気を紛らわして過ごしました。

臨月となると1日3時間歩いていたので、歩いている最中にきゅーと張って痛みを感じると立ち止まって大きく呼吸をしました。
うーーっと声を出して痛みをやり過ごすこともありました。特に夜寝ている時に痛くなることが多く、目が覚めたりしていましたが、ひとまずトイレへ行っておしっこをすると多少楽になりました。
痛くて呼吸を止めてしまうこともありましたが、深呼吸を心掛けて乗り越えました。

主催者が私たち夫婦だったので、朝から夕方まで買い出しやお料理、飾り付けに大忙しでずっと動いてたんです。
会も無事終わり、やれやれと思い就寝したのですが、その日の夜中に急に腰に激痛が走り、ビックリして主人を起こしました。
とりあえず腰をさすってもらい、陣痛の間隔を計ろうとしていると10分間隔の2回目で、ぱったりと止まってしまいました。
それから、2、3日置きぐらいに決まって夜中に20分ほどの陣痛が来ては遠退きを繰り返し、出産予定日の2日前におしるしと10分間隔の陣痛が来たのですが、なかなか子宮口が開いてくれず…。
結局生まれたのは出産予定日ちょうどでした。前駆陣痛が続き、ずっと寝不足だった為、体力切れでした。
最終的には陣痛促進剤を使い、吸引分娩になりました。32時間にもおよぶ出産で本当に大変でした。

そしてあまりにも痛い時は横になり深呼吸をし、痛みが過ぎるのをひたすら待ちました。前かがみになり四つん這いの姿勢を取ると私はラクでした。そして痛みが過ぎるまで夫に腰をさすってもらいました。
私の場合、「陣痛はこんなものじゃないぞ!この痛みはもうすぐしたら赤ちゃんに会える幸せな痛みだぞ!」と頭の中で考えるようにすると、前駆陣痛の痛みも毎回乗り越える事ができました。
とにかく冷静になる事を心がけ、前駆陣痛が来るたびに出産のイメージトレーニングを行ういい機会だと思うようにすると、不思議と前駆陣痛も受け入れる事ができました。

またあまり家で大人しく安静にしていたわけでもないので、ホッカイロなどを腰にあてて、痛みを和らげるというよりは、気をとられないように、散歩したり、わざと用事を作って、外出をしていました。
約3週間続いた前駆陣痛でしたが、もちろん前駆陣痛だったので、間隔もまばらで、痛みも全然我慢できる範囲内でした。
ずっと同じ様なものが続いたわけではなくて、2週間くらいは、夜の方が痛みは強く、寝ても我慢できず夜に度々起きることもありました。
最後の1週間は強めの前駆陣痛だったと思います。2分になってきたと思ったら5分、とまばらで横になっている方が辛かったです。

本当に本陣痛が始まったのかなと思ったくらいの痛みがちゃんとあったので、時間計測も始めたくらいです。
その時は立て続けに三回、20分おきにそういった痛みがあり、お昼寝をしようと横になっていた時だったので、そのまま一時間寝れずに過ごしました。
お腹が張ってるなぁという苦しさではなく、陣痛の痛みでしたが、結局その三回でおわり、あとは続かなかったので前駆陣痛だったんだと思います。

その上で、トイレにいきたい痛みのときは、気の済むまでトイレの便座にすわったり、お腹をくの字に曲げて、ソファの上でリラックスできる状態で座ったりしていました。
約15分~10分おきくらいの痛みが、2時間ほど続きました。特に、時間の間隔が短くなったりすることはなく、安静にしていたら、遠のいていきました。

それまでは、お腹に痛みを感じることもなかったので心配になりました。しかし、特に一定の間隔で痛みを感じていたわけではなかったので、次第に陣痛ではないことがわかりました。
痛みとしても、全く我慢ができないほど痛かったわけではなかったので、そのまま経過を見ることができました。しばらくすると、だんだん痛みも感じなくなり、そのまま落ち着きました。

また、子宮の収縮の痛みについては夜間である20:00~2:30に起こることが多く、私の場合は居間で寛いでいるときとベッドに入っているときでした。
そのため家事には支障もなくよかったのですが、痛みに耐えて過ごすのはどんな場所でも冷や汗ものでした。
キューンと来た痛みが数十秒間続き治まるまでは、居間では床に座ったまま机を掴んで治まるのを待ちました。ベッドでは四つん這いになり痛みが治まるのを待ちました。

何もしなくてじーっとしていると痛みに敏感になってしまうので、なるべく何かに気を紛らせていました。
痛みは最初はシクシク痛い感じからどんどん強くなり、6時間が経った頃には強い痛みに変わり、その時に看護師さんから『本格的な陣痛になったね』と言われました。
自分自身ではどこまで前駆陣痛でどこからが本格的な陣痛なのか分かりませんでした。

また、私は腰の痛みが強かったので、主人にテニスボールを腰にあててさすってもらったり、クッションをお腹にあてて前かがみになったりして、自分の楽な姿勢を探して痛みが楽になるようにしていました。
本陣痛の痛みを想像して、これを耐えれば本陣痛も乗り越えられると、自分に言い聞かせたりもしました。

このまま出産になるかもとも思っていたので、早めに上の子とお風呂に入ったり、ご飯を済ませたりして、病院へいつ行っても大丈夫なように準備と心構えをしていました。
時間が経つにつれ、痛みや感覚も短くなっていき、本格的な陣痛に近い痛みに変わっていきました。前駆陣痛から本格陣痛を合わせると、陣痛の時間が私は1日半ぐらいあったように思います。

なんとなくお腹が痛くて目が覚めたときに、意識し過ぎかとも思いましたが、体勢を変えてもチクチク痛いので、下腹部に手を当てて、温めるようにして横になっていました。
あまり関係ないかもしれませんが、赤ちゃんが苦しいといけないと思い、大きく深呼吸をし、酸素を送ろうと努力してみました。
主人を起こすほどではなかったので、そのまま横になっていたところ、30分くらい過ぎた頃から痛みが治まってきたようで、気づいたら寝ていました。

そのときは絶望的な気持ちになりますよね。なのでひたすらに耐えるしかなかったです。
痛みが引く時間帯もあったのでそのときに少し動いたり、逆に横になって休んだりして身体もそうですが、心も落ち着かせようと必死だったように思います。
あの痛みに慣れることはなかったですけど、徐々に心は落ち着いてきたのですごく冷静に過ごすことができてたと思います。

不定期なので痛みが治まってる間に目をつぶって体を休めて、横になってましたね。寝が足りない分は昼間に寝ていつ来るかわからない本陣痛に備えることも忘れないようにしていました。
度々トイレに立ち、ガサゴソするのが主人に悪いなーと思いながらもトイレには行きたいような気がするし、何より横になってるだけでは少し不安で夜中に何度も部屋を出入りしていました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
前駆陣痛の時期や痛みには個人差がありますので、想像しているものとは違ったと思われる場合もあるかもしれません。
病院に行くまでは、いつ陣痛になるのか、一人では不安だと思いますが、慌てず頑張ってください。