「おめでとう」は漢字でどう書くの?漢字二文字で表記すると?

「おめでとう」は漢字でどう書くの?漢字二文字で表記すると? 雑学・豆知識

日本において、お祝い事でよく使われる「おめでとう」や「おめでとうございます」という言葉。

漢字でどのように表記するかは疑問に思う方もいるでしょう。

今回は、この言葉の漢字表記についてや、漢字二文字ならどのように表記できるのかについてご紹介します。

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漢字での「おめでとう」表記に公式な形はない

「おめでとう」という言葉には、正式な漢字での表記が定められていません。

「おめでとう」という言葉の語源は、「愛ず(めず)」や「愛でる(めでる)」という古語に由来しています。

「愛ず」は「愛する」の意味で、「愛でる」は「ほめる」「かわいがる」「大切にする」という意味を持っていました。

これらの言葉が時代を経て変化し、「めでたい」という形容詞を経て、「めでとう」という祝福の言葉になったとされています。

そして、敬意を表す「お」をつけて「おめでとう」となり、お祝いの際に用いられるようになりました。

漢字表記の例としての当て字の使用

正式な漢字がないため、「おめでとう」を漢字で表記する場合は、いくつかの当て字を用いることができます。

以下はその一例です。

「御目出度う」

「お目出度う」

お目出とう

「御芽出度う」

「お芽出度う」

「御愛でとう」

これらの中で「御愛でとう」が元の意味に最も近いかもしれませんが、「御目出度う」や「御芽出度う」も良い意味を持つ漢字を用いた表現で、昔から用いられています。

ちなみに「お目出度う」「お芽出度う」という表現は、それぞれ「目が出る」「芽が出る」という言葉遊びから来ています。

これらは、目や芽が新しく出ることが幸運や縁起の良い出来事を象徴しているという意味合いから使われることが多いです。

どの表記を使用しても間違いではないため、漢字で書きたい時にはこれらから選んで用いるとよいでしょう。

「おめでとう」の代わりになるめでたい漢字2文字を紹介

日本語には、さまざまな幸福や吉祥を表す言葉が豊富にあります。

特に祝いごとに使える漢字二文字の熟語をいくつかご紹介します。

  • 慶賀
  • 祝賀
  • 嘉祥
  • 慶祝
  • 顕彰
  • 奉祝

まとめ

「おめでとう」という言葉の漢字表記には、慣習に基づく様々な当て字が存在します。

祝賀のカードやメッセージでちょっとした遊び心を加えたい場合に、これらの当て字を試してみるのも面白いでしょう。