新幹線を利用する際、グリーン席と指定席、どちらを選ぶか迷うことがありますよね。
それぞれの特長やコストの違いについて、分かりやすくご説明します。
特にグリーン席のメリットを詳しく見ていきましょう。
グリーン席と指定席、主な違いは何?
新幹線のグリーン席は、ちょっとした贅沢感を味わえる選択です。
通常は指定席を選ぶことが多いですが、グリーン席の魅力に惹かれる方も少なくないでしょう。
グリーン席と指定席の大きな違いは座席の快適性にあります。
具体的には、座席の広さ、追加サービスの充実度、静かな環境などが挙げられます。
グリーン席は、新幹線の旅をもっと心地よくするためのオプションです。
座席の快適性に注目
グリーン席と指定席の最大の差は、座席のクオリティにあります。
通常の新幹線の指定席は2席×3席の配置ですが、グリーン席はより広々とした2席×2席の配置。
座席間のスペースもゆったりしています。
例えば、N700系新幹線では、普通車が5席×20列に対し、グリーン車は4席×17列の配置です。
これにより、座席の横幅も縦のスペースも広く、快適な座り心地を実現しています。
特に前後の間隔が、グリーン車は12センチ広いという点が、大きな魅力の一つです。
さらに、グリーン席には以下のような特徴があります。
- 広い肘掛けでリラックス
- 足置き付きで、くつろぎやすい
- 背もたれが高く、リクライニングも楽々
- 広い前後のスペースで、リクライニング時も周囲を気にせずに済む
これらの点を考慮して、次回の新幹線旅行ではグリーン席を選んでみるのはいかがでしょうか。
サービスの向上
- 心地よい暖かいおしぼりが提供される
- 快適な睡眠をサポートする膝掛けは特に女性に好評
- 700系以降の新幹線では、全席にコンセントが備え付けられていて、パソコン作業に便利
- 持ち込んだイヤホンでラジオを楽しめる
- 読書に適した席の専用照明
静かで落ち着いた空間
- 乗客が静かで、子連れや若者が少ない
- カーペットが敷かれた床で歩行時の音が抑えられている
- 選ばれたグリーン車には独自の防音・制振機能が施されている
→普通席と比べて、揺れや騒音が少なく、より快適な旅が楽しめます。
グリーン席では、上記のような特別なサービスを受けることができます。
特に、混雑する時期にはグリーン席がおすすめ。
自由席は混雑時には通路も人で溢れかえることが多いが、指定席はそれよりはマシです。
それでも、通路に人がいると落ち着かず、下車時にも支障が出ます。
これに対しグリーン席では、通路に立つ人がほとんどおらず、トイレへのアクセスもスムーズ。
下車時にも迅速かつ円滑に移動できます。
さらに、時折、有名人と同乗することもあるかもしれません。
価格については、グリーン席と普通席の差は思ったよりも小さいです。
少しの追加料金でグリーン席を体験したいと考える人は多いです。
それでは、一体どれほどの価格差があるのでしょうか?
新幹線の指定席とグリーン席、料金の違いは?
新幹線での旅行を計画する際、多様な料金オプションがあります。
往復割引、学生割引など季節や時期によって変動する料金プランが用意されています。
今回は、新大阪から東京までの区間を例に、指定席とグリーン席の料金の差を見ていきましょう。
新大阪から東京までの基本料金は8,750円。
追加でかかる料金は以下の通りです。
- 指定席:5,700円
- 自由席:4,870円
- グリーン席:10,480円
これらを加算すると、総額は以下のようになります。
- 指定席:13,620円
- グリーン席:19,230円
この場合、両席の価格差は5,610円です。
博多から新大阪までの区間では、指定席が15,310円、グリーン席が21,270円で、差額は5,960円になります。
まとめ
グリーン席は、静かな環境で仕事をしたり、読書を楽しんだり、リラックスして旅をしたい方に最適です。
混雑を避けたいラッシュ時にも良い選択肢です。
しかし、その価値は実際に利用してみなければ分からない部分もあります。
飛行機のエコノミークラスとビジネスクラスの料金差に比べれば少ないので、長距離の旅行では、せめて片道はグリーン席を体験してみるのも良いかもしれません。