金3つが組み合わさってできる漢字「鑫」は、品字様(ひんじよう)と呼ばれます。
読み方は音読みだと「キン」「コン」、音読みだと「クン」「キョク」「ピンイン」です。
「鑫」は環境依存文字であるため、使用中のスマホやパソコンによっては、直接的な変換が不可能な場合があります。
そこで今回は、金3つの「鑫」を、パソコンでどのように入力すればよいのか、意味や由来についても解説しています。
金3つの漢字を文字コードから入力する方法
パソコンで金3つの漢字を入力するための方法をご紹介します。
これを行うには、「文字コード」という特別なコードを活用します。
各漢字は独自の文字コードがあり、これを利用して呼び出すことができます。
「946B」というコード
金3つの漢字を入力する手順
まず金3つの漢字を入力するためには、ソフトやアプリが文字コードに対応している必要があります。
今回試しにWindows10や11に入っているメモ帳で入力する手順を紹介します。
メモ帳を開いて、「ひらがな入力モード」で「946B」と入力して、「F5」キーを押します。
「B」は大文字でも小文字でも大丈夫です。
「アルファベット入力モード(A)」では変換が行えないため、「ひらがな入力モード(あ)」にして入力する必要があります。
一般的に漢字に変換する場合は、ひらがなを入力して「変換」キーを押しますが、この場合は「変換」キーの代わりに「F5」キーを押します。
文字コードに対応したソフトやアプリであれば、リストに【鑫】が表示されますので、選択してクリックすれば入力できます。
金3つの漢字をIMEパッドで入力する方法
読み方は不明でも、文字の形が分かっているときに重宝します。
タスクバー上にあるIMEのアイコン(例えば「A」や「あ」などが表示されている部位)を右クリックし、「IMEパッド」をクリックします。
IMEパッドが開いたら、手書き機能を使って、「鑫」という漢字を書きます。
そうすると、書いた文字に似た候補が画面右側に現れます。
表示された文字候補から「鑫」を見つけ、右クリックで「文字を挿入」を選択します。
これにより、「鑫」を指定した箇所に入力することができます。
金3つの漢字をMicrosoft IMEに登録して入力する方法
金3つの漢字を頻繁に使う場合は、Microsoft IMEに単語登録しておくと、簡単に入力できるようになります。
単語を登録する手順は、以下の通りです。
まず以下の漢字をコピペするか、先ほど紹介した指定の文字コードを利用し、表示させてからコピペしてください。
【鑫】
その後、タスクバーにある日本語入力のシンボル(「あ」または「A」のマーク)を右クリックします。
出てきたオプションから「単語の追加(D)」をクリックします。
そうすると、単語を登録するためのウィンドウが表示されます。
「単語(D)」のフォームに、先程コピーした「鑫」の漢字をペーストします。
「よみ(R)」のフォームには、その漢字の読みである「きん」を入力します。
最後に、「登録(A)」ボタンをクリックして完了します。
そして作業が終わりましたら、「閉じる」で単語登録の画面を閉じてください。
これで設定は完了です。WordやExcelなどで「きん」と入力し、変換キーを押してみてください。
変換候補の中に、「鑫」の漢字が表示されれば、設定は成功しています。
「鑫」の意味について
一般的に財富を象徴する「金」という漢字を三つ重ねた形をしており、豊かさや繁栄を意味することがあります。
直接的な意味としては「大金」や「財宝」を表し、間接的には幸運や成功を願う象徴として使われることがあります。
その他には、お椀や丸い器という意味もあります。
まとめ
金が3つの漢字である「鑫」のパソコンでの入力方法、読み方や意味について解説しました。
「鑫」をパソコンで入力する際には、ぜひ活用してみてください。