誰もが一度は経験するであろう、洗濯時にポケットに入れっぱなしの紙幣を忘れるミス。
これにより紙幣が縮んでしまうことがありますが、このような時、どのように対処すれば良いのでしょうか?
縮んだ紙幣は使えるのでしょうか、それとも銀行で交換が必要なのでしょうか?
また、銀行はそのような紙幣の交換を受け付けてくれるのでしょうか?
これらの疑問に、本記事で詳しく解説します。
洗濯で濡れた紙幣の乾燥方法
洗濯で紙幣を濡らしてしまった場合、まず重要なのは紙幣を乾燥させることです。
ただし、紙幣は高温に弱いため、ヘアドライヤーで強く乾かすとダメージを与えてしまう可能性があります。
ヘアドライヤーを使う場合は、低温設定で慎重に乾燥させましょう。
最も安全な乾燥方法は自然乾燥です。
紙幣をタオルで包んで、その上に重い本を置くと、余計な水分を効果的に吸収できます。
また、風通しの良い場所で自然に乾燥させる方法もおすすめです。
洗濯によるお札のサイズ変化を確認しましょう!
洗濯機に入れてしまったお札も、適切に乾燥させることで、元の状態に戻すことができます。
もし縮むことがなければ、普段どおり利用することができます。
ただし、お札が大きく縮んでしまうと、利用上の問題が発生することがあるので気を付けましょう。
細かく作られたお札は、1~3mmの微細な縮みでも機器に認識されないことがあり、自動販売機や駐車場の料金機、切符自動販売機で使えなくなる場合があります。
直接店舗で支払う際には使える可能性もありますが、次に受け取った人に迷惑をかけることになるかもしれません。
お札を乾燥させた後は、通常のお札と比較して、大きく縮んでいないかを確かめてください。
洗濯で縮んだお札、銀行で交換することはできるのか?
意外と知られていないかもしれませんが、洗濯で縮んでしまったお札も捨てる必要はありません。
縮んだり、汚れたり、破れたりしたお札は、銀行で新しいものと交換することができます。
お札を銀行で交換する際の手続きの手順は、以下の通りです。
名前や連絡先、交換するお札の額面と枚数を記載します。
必要事項を記入した両替依頼書と、縮んだお札を窓口に提出します。
問題がなければ、銀行で新しいお札との交換が行われます。
洗濯機で紙幣を洗ってしまうと、多くの場合、紙幣が縮んでしまいますが、幸いなことに破れることは少ないです。
このような時には、さきほど紹介した手順通り行えば、スムーズに紙幣の交換を行うことができます。
ただし、紙幣が大きく破れていたり、かなりの部分が失われている場合、日本銀行での専門的な鑑定が必要になることがあり、その結果待ちで約2週間を要することもあります。
一般的な交換手続きでは身分証明書が必要ないことが多いですが、日本銀行での鑑定が必要な場合は、身分証明書が求められることがあります。
万が一のため、銀行で交換手続きを行う際は、身分証明書を持参することをお勧めします。
なお、交換される紙幣は通常、口座への振り込み形式になるため、自分の口座を持つ銀行でしか交換手続きができません。
洗濯で紙幣が縮んだ場合、自分が口座を持つ銀行で交換手続きを行うようにしましょう。
まとめ
洗濯機で紙幣を洗ってしまったら、まずは冷静になって、紙幣を乾かしましょう。
乾燥させた後、他の紙幣と比較して縮み具合をチェックしてください。
紙幣が1~3ミリメートル縮んでいる場合、通常使用することが難しくなるため、自分の口座を持つ銀行で交換手続きを行いましょう。
ただ縮んだだけで、紙幣に大きな破れや欠損がなければ、交換はスムーズに行われることが期待できます。
洗濯で紙幣が縮んでしまった際は、この記事を参考にしてください。