英語で「1番目」を示す際は「first(1st)」と書きますが、多くの人が「何番目か」を表す際に「th」を使うことを知っています。
しかし、「1番目」を「1th」、「2番目」を「2th」、「3番目」を「3th」として良いのでしょうか?
このような疑問に応えて、英語での序数の正しい使い方をご紹介します。
英語での序数の正しい使い方
英語では、「1番目」は「1st」、「2番目」は「2nd」、「3番目」は「3rd」と記述し、それぞれに「-st」「-nd」「-rd」が使用されます。
そして、「4番目」から「20番目」までは「-th」を用います。
ここでのルールは以下の通りです。
数字が1で終わる時は、「-st」を付けます。
例:21st, 31st, 41stなど。
数字が2で終わる時は、「-nd」が適用されます。
例:22nd, 32nd, 42ndなど。
数字が3で終わる時は、「-rd」を使用します。
例:23rd, 33rd, 43rdなどは、3rdのように「-rd」を使用します。
数字が0または4~9で終わる時は、「-th」をつけます。
例:24th, 37th, 49th, 50th, 68th, 126th…など。
序数の表し方にはどんな種類がある?
序数を示す際には、文字だけで表す方法と数字を組み合わせて表す方法の二つがあります。
特に日付を示す場合には、数字を用いた表記がよく用いられます。
例文1.
I will visit you on August 2nd.(私は、8月2日にあなたに会いに行きます。)
例文2.
I am going to the concert on September 3rd.(私は、9月3日にコンサートに行きます。)
順番 | アルファベットでの表記 | 数字での表記 |
1 | first | 1st |
2 | second | 2nd |
3 | third | 3rd |
4 | fourth | 4th |
5 | fifth | 5th |
6 | sixth | 6th |
7 | seventh | 7th |
8 | eighth | 8th |
9 | ninth | 9th |
10 | tenth | 10th |
100 | hundredth | 100th |
なぜ「1th」や「2th」と表記されるのか?
「1th」や「2th」といった表記が目につくのは、主に英語での序数表記のルールを誤解しているか、よく知らないためだと思われます。
通常、多くの数に対しては「th」を付けて表記します(例:4th, 5th, 6thなど)。
しかし、「1st」や「2nd」という特別な形を忘れがちになります。
このような特殊な表記は、英語を学ぶ人にとって特に覚えにくい部分です。
参考資料
より詳しい情報は英語の資料になりますが、ブリタニカ百科事典のサイトで確認できます。
よくある「1th, 2th, 3th」という表記についての疑問
「2th」とは何を示すのか?
「2th」と書く人は、おそらく2番目を意味するつもりで使っていますが、実際には2番目を示す正しい表現は「2nd」です。
「3rd」と「3th」、正しいのはどれ?
正確な表記は「3rd」です。
多くの数に対して「-th」を用いる(例:4th, 5th, 6th…)のが一般的なため、このパターンを全ての数に適用してしまう傾向があります。
このような一般化は、初めの3つの数に適用すると誤りにつながります。
まとめ
英語での序数の書き方には一定のルールがあり、「1st, 2nd, 3rd」という特別な表記が初めの三つの数字に適用され、4番目以降は一般的に「-th」を使用することが確認できました。
特に「1th, 2th, 3th」といった誤った表記は、英語の序数のルールを正確に理解していないことに起因するものであり、これらの不正確な形は英語学習者にとって頭を悩ませる問題点の一つであることが明らかになりました。
正しい序数の使用は、日付や順序を表現する際に不可欠であり、英語を正しく、効果的に使用するためには、これらのルールを正確に把握し、適切に適用することが重要です。