友達から年賀状が来ないからとって、それが関係の終焉を意味するわけではありません。
色々な理由が考えられますが、新年の挨拶をX(旧Twitter)などのSNSやLINEで行う人が増加していることが大きな要因として挙げられます。
実際、年賀状の交換が少なくなってきて、年始から友人との距離を感じる人もいるかと思います。
そこで今回は、以下の内容をまとめてご紹介していきます。
- 年賀状を送らなくなった背後にある思いは?
- 年賀状が来なかった友達へ送るべき?
年賀状を送らなくなった背後にある思いは?
年賀状を送らなくなった多くの理由として、
- ネットでの交流の普及
- 手間や時間、コストが掛かる
- 人間関係の変化
といったことが挙げられます。
年末年始の行動に関するアンケートでは、「年賀状を送らない」という人が全体の4割を超えたとする調査結果があり、中でも20代は半数以上になっています。
特に忙しい年末年始に、「元日に届ける」というプレッシャーは大きいです。
文書を手書きする文化が減少する中、LINEやSNSで手軽に新年の挨拶ができるので、その方が良いと考える人が増えているのは納得できます。
それでは、具体的に年賀状の交換をやめる背景を探ってみましょう。
ネットでの交流の普及
SNSやメッセンジャーアプリ(LINE、WhatsApp、Facebook Messengerなど)でのやり取りが主流になったため、新年の挨拶をこれらのツールを使って済ませる人が増えました。
手間や時間、コストが掛かる
年賀状を手書きするのは時間がかかり、煩雑に感じる人が多いです。
さらに、住所の変更や状況の変化に応じてメッセージをカスタマイズするのは大変です。
さらに年賀状や切手の購入にかかるコストを節約したいと考える人もいます。
人間関係の変化
友人や知人との関係が希薄になったり、疎遠になったことから、送る相手が少なくなったと感じる人もいます。
環境への影響
環境保護の観点から、紙の使用や廃棄を避けたいと考えるエコ意識の高い人もいます。
年賀状の形式に疑問
礼儀や伝統としての年賀状の形式に疑問を持つ人も増えています。
毎年同じような内容での挨拶に意義を見いだせないと感じる人もいます。
忘れてしまう
単純に年の瀬の忙しさから年賀状を出すことを忘れてしまうこともあります。
プライバシーの問題
最近では個人情報の流出やプライバシーの問題が注目されており、住所などの個人情報を共有したくないと感じる人も増えています。
個人の背景や価値観によって理由は様々です。
年賀状が来なかった友達へ出すべき?
友達との関係性を見つめ直し、気持ちに従って年賀状を出すかどうか決めることが大事です。
もしその友達との関係が深い、または継続的な付き合いがあるのであれば、返事がなくても出し続けることが良いでしょう。
また何らかの理由(忙しかった、忘れるなど)で年賀状が届かなかった可能性も考えられます。確認のため、直接連絡をとってみることも一つの方法です。
一方、返事がない理由が気になる場合は、一度中断してみるのもアリです。
人によって考え方や感じ方は違うため、正直何が正解なのかはわかりません。
せっかくなので、この機会に年賀状に対するスタンスを考え直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
年賀状が戻ってこないことは、必ずしも関係が途切れた証というわけではありません。
なぜ返事をしてこないのか、その理由は本人にしかわかりません。
社会人になって仕事で時間がないかもしれませんし、ストレスで日常生活に煩わしさを感じたりして、年賀状を出し忘れたのかもしれません。
ただそこはあまり深刻に考えずに、年賀状以外の送り方も取り入れてみるのもいいかもしれませんね。