「寝落ちもちもち」とは、通話中に眠ってしまうことを示すインターネット上の言葉です。
「昨夜、友人との通話で寝落ちもちもちしてしまった」といった使い方をします。
この用語は、「寝落ち」と「もしもし」が融合し、さらに眠気が襲ってぼんやりしている状態で変化した「もちもち」という言葉からきています。
「寝落ち」は何かをしている途中に不意に眠ってしまうことを言い、「もしもし」は電話での挨拶として一般的です。
ここでは、「寝落ちもちもち」の意味、元ネタや由来、誰が使い始めたのか、使い方などついて掘り下げて説明していきます。
また「寝落ちもちもち」をする異性の心理や脈ありサインとなる行動についても解説しています。
「寝落ちもちもち」の意味:電話中に眠ってしまうこと
「寝落ちもちもち」とは、電話中に眠りに落ちてしまう行為を指すインターネット上で使われている言葉です。
このフレーズは、特に親しい関係にある人々の間で深夜の電話でよく使われ、SNS上でのやり取りにおいても頻出します。
「寝落ちもちもち」の行為が持つメリットには、会話を通じて相手との絆を深めることや、心地よい安らぎを感じることがあります。
ただし、睡眠時間の削減やスマートフォンのバッテリー消費など、いくつかのデメリットも伴います。
この言葉は親しい関係での使用が前提であり、公式な場やビジネス関係で使うにはふさわしくありません。
簡単に言えば、「寝落ちもちもち」とは親しい誰かと話している間に眠りにつく経験を指します。
SNSが生んだ「寝落ちもちもち」の由来・元ネタ
「寝落ちもちもち」という言葉は、SNSがその誕生と普及に大きな役割を果たしています。
この言葉は、特にSNSを通じて広まり、今では若者を中心に使われています。
「寝落ち」というのは、本来、活動中に意図せず眠ってしまうことを指します。
アマチュア無線やオンラインゲームで、片方が寝てしまい通信が途切れてしまうことから使われるようになりました。
しかし、今では日常生活で幅広く使われるようになっています。
誰が言い出したのか?
「もちもち」は、本来の「もしもし」という挨拶が、眠気でぼんやりしている時に変化した言葉です。
通話アプリの普及に伴い、電話中に眠ってしまう「寝落ち通話」が増え、「寝落ちもしもし」からさらに進化して「寝落ちもちもち」となりました。
「寝落ちもちもち」という言葉は、最初に誰が言い出したのかは明らかではありませんが、スカイプを通じての会話で自然に生まれたと言われています。
「寝落ちもちもち」使用例
以下は、「寝落ちもちもち」を実際に使った会話の使用例です。
Aさん:「昨日、遅くまで起きてた?」
Bさん:「うん、彼と寝落ちもちもちしてて、寝不足だよ…」
Aさん:「また今晩、電話する?」
Bさん:「寝落ちもちもちはちょっと疲れちゃうから、また別の日にしようね」
Aさん:「昨晩、深夜まで話してたんだね?」
Bさん:「え、寝落ちもちもちがばれちゃった?」
「寝落ちもちもち」をする人の心理とは?
「寝落ちもちもち」を好む人たちの背後には、以下のような動機や感情が存在することが推測されます。
愛する人の声を聞きながら眠ることで得られる安心感。
実際には離れていても、一緒にいるかのような体験を望む。
一人でいる時の孤独や不安を、相手との会話で紛らわせる。
相手についてより深く知りたいという願望。
相手との恋愛感情を深めたい、確認したい。
ただ純粋に会話そのものを楽しむため。
「寝落ちもちもち」、すなわち寝落ち通話は、相手との絆を深めるための効果的な手段となり得ます。
しかし、この行為には配慮が必要で、相手に不快感を与えず、自身も安全に気を付けなければなりません。
通話を楽しむ際は、相手のプライバシーや状況を考慮することが重要です。
通話開始前には、相手のスケジュールや予定を共有し、お互いの時間を尊重する姿勢が大切です。
深夜の通話や長引く通話が相手だけでなく、周りの人にも負担や迷惑をかける可能性もあるため、互いに納得した上で進めることが望ましいです。
付き合っていない異性が寝落ちもちもちするのは脈あり?
付き合っていないのに、寝落ちもちもちする異性について、男性と女性の脈ありサインとなる行動や心理についてご紹介します。
寝落ちもちもちする男性から読み取れる脈あり行動
寝落ちもちもちがただの友情を超えた関心を示している可能性があります。
男性の脈ありサインととれる行動や心理について見ていきましょう。
彼の声が明るく、元気が感じられる時
電話中に彼の声が明るく元気に聞こえるのは、あなたとの会話を心から楽しんでいる証拠かもしれません。
夜遅くでも疲れを見せず、楽しげに話す彼は、あなたに特別な感情を持っているかもしれません。
彼の声のトーンから、その感情を感じ取ることができます。
反応が良い彼の態度
通常、深夜の通話では人は疲れて反応が鈍くなることが多いです。
しかし、彼がしっかりとあなたの話に耳を傾け、適切に反応してくれる場合、それはあなたへの興味が深いことを示しています。
「俺」や「僕」と自己アピールをする
たとえ1対1の会話であっても、彼が話し始める際に自分のことを「俺」や「僕」と頻繁に言及するのは、自分をアピールしようとしていると考えられます。
彼の話し方に注目し、これらのサインから彼の真意を探るヒントを得てください。
下ネタを話す頻度の変化
通常、下ネタを避ける人には気付きにくいかもしれませんが、普段からそういった話題に興じていた人が突然それを控え始めた場合、それはあなたへの興味が深まっている可能性を示しています。
多くの男性は、気に入った女性には礼儀正しく振る舞いたいという心理が働くため、軽率な話題を避けるようになることがあります。
ただし、常に下ネタを繰り返す人は、その意図が単純でないかもしれないので、慎重に見極める必要があります。
他の女性との連絡状況
自由奔放な男性の場合、通常は複数の女性と頻繁に連絡を取っていることがあります。
しかし、彼があなたに本気であれば、他の女性と夜遅くまでの会話は避けるはずです。
共通の女友達がいれば、その友達を通じて彼の最近の振る舞いについて探るのも良い方法です。
寝落ちもちもちする女性から読み取れる脈あり行動
女性があなたにどれだけ関心を持っているか、その脈ありの行動から、彼女の本当の気持ちを見極めてみましょう。
彼女があなたの悩みを聞く態度
彼女があなたに心を開いているなら、あなたの小さな悩みでも真剣に聞き、適切なアドバイスを提供してくれるはずです。
会話を通じて彼女の反応を観察し、どれだけ関心を持っているかを評価してみてください。
ただし、初めのうちは重たい話題を避けるのが無難です。
彼女の声のトーンが変わるとき
会話中に彼女の声が普段より明るく、テンションが高くなる場合、それはあなたへの好意の可能性を示しています。
人は好きな相手と話しているときに自然と声のトーンが上がります。
また、緊張して声が高くなることもあるため、彼女があなたとの会話を楽しんでいるかもしれません。
彼女が「緊張する」と言うとき
電話で話す際に彼女が「緊張する」と言う場合、それは通常の会話とは異なる緊張感を感じている証拠です。
これはあなたに対する特別な興味があると解釈できるでしょう。
異性との寝落ちもちもちの意外な落とし穴
異性との寝落ちもちもちは楽しくて魅力的ですが、同時にいくつかのリスクも伴います。
寝落ちしてしまった際に、寝言やいびきを相手に聞かれてしまう可能性があり、これが思わぬ恥ずかしい事態を引き起こすこともあります。
例えば、無意識にいびきをかいている様子が録音され、それが友達の間で共有されるということも考えられます。
寝落ちもちもちは、ある程度の親密さがある関係でなければ挑戦しづらいものです。
寝落ちもちもちを楽しめるほどの関係であれば、単なる友達以上の感情が芽生えている可能性があります。
特に、好意を持っている相手との通話では、その感情が片思いのままか、お互いに感情が通じ合っている状態かが重要です。
どちらにしても、寝言や大きないびきなどは避けたいポイントです。
もし寝落ちもちもちを行う場合は、寝ているふりをしつつ、上手く寝息を装う技術が求められることもあるでしょう。
「寝落ちもちもち」と類似の言葉、及びその反対語
「寝落ちもちもち」という表現に類似した言葉や、それに対立する言葉を見てみましょう。
「寝落ちもちもち」に類似した言葉
以下に、「寝落ちもちもち」と類似した言葉を紹介します。
インターネット上でよく見かける、睡眠やいびきを示す擬音語です。
例文1.zzz・・・
ネット上での「気絶」は、突然眠ってしまった状態を軽妙に表現する際に使われることがあります。
例文:昨夜は帰宅と同時にソファで気絶したよ。
「寝落ちもちもち」の対義語
「寝落ちもちもち」に対する対義語を考えてみましょう。
「寝落ちもちもち」の対義語は、「飛び起きる」が考えられます。
「飛び起きる」は、突然目が覚めて、慌てて起き上がる状況を指します。
この表現は、「寝落ちもちもち」が無意識に眠りにつく状態を示すのに対し、急に覚醒することを表しています。
夢で大切な会議に遅刻する場面を見て、心臓がバクバクして飛び起きたよ。
悪夢にうなされて飛び起きたよ。
まとめ
「寝落ちもちもち」とは、親しい人同士の電話中に片方が無意識に眠りに落ちる現象を指します。
長電話中の「寝落ちもちもち」に関する調査結果によると、「寝落ち通話をしたことがない」と答えた人が60.75%で最多であり、次いで「週に1~2日は寝落ち通話をする」という人が20.25%でした。
週に3~4日する人は7.5%となっています。
特に10代と20代では、約40%が就寝前の通話で「寝落ちもちもち」を経験しています。