潮干狩りで採集した貝の持ち帰り方|長時間の車での移動と保存方法

潮干狩りで採集した貝の持ち帰り方|長時間の車での移動と保存方法 行事・イベント

潮干狩りで採取した貝を車で長距離移動させる際の保存について、多くの人が頭を悩ませることがあるでしょう。

春の定番アクティビティである潮干狩りは、家族や友人との楽しい時間を過ごした後、「どうやって貝を持ち帰るのか」「少し臭いがするけど大丈夫か」という疑問が浮かぶことがあります。

ここでは、潮干狩りでの貝の持ち帰り方法をご紹介します。

事前に注意しておきたい点:潮干狩りに出かける前に、訪れる海岸の規則をチェックしましょう。

採取可能なエリアや貝のサイズ制限などがありますので、これらを事前に調べておくことが重要です。

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潮干狩りで採取した貝の輸送時に準備するもの

潮干狩りへ行く際に常に持参するものは以下の6点です。

  • クーラーボックスまたは密封可能な発泡スチロール箱
  • 水を満たしたポリタンク
  • 大きなレジャーシート
  • 新聞紙
  • ビニール袋
  • 凍った500mlペットボトルまたは氷

クーラーボックスや発泡スチロール箱は、車内で貝を運ぶ際に欠かせません。

ポリタンクに入れた水は、貝の砂を落としたり、ヌメリを洗い流すのに役立ちます。

新聞紙は貝を包むのに使用します。長い移動時間には、凍らせたペットボトルや途中で購入する氷が役立ちます。

車の荷台をレジャーシートで保護

車の荷台には、海水や砂から守るために大きなレジャーシートを敷くことをお勧めします。

砂がこぼれると後片付けが大変ですので、この対策は必要です。

潮干狩りで採集した貝の処理方法

潮干狩りが終わった後は、持ち帰る貝の準備が重要です。

このステップを怠ると、貝がすぐにダメになったり、ルール違反になることもあり得ます。

拾った貝のサイズと数をしっかり確認しましょう。

たとえば、千葉県にあるビーチでは、ハマグリとアサリは3センチ以上のものだけを持ち帰ることができます。

ペットボトルのキャップを大きさの目安としてください。

加えて、1日の持ち帰り量には制限が設けられています。

潮干狩りを行うビーチの規則をしっかり把握し、守ることで次回も楽しく潮干狩りができます。

収集した貝の状態確認

収集した貝が割れていた場合は、海へ返しましょう

割れた貝を持ち帰ると、自宅に到着する前に腐ってしまう恐れがあります。

腐った貝は悪臭やヌメリを引き起こし、他の健康な貝にも影響を及ぼすことがあります。

割れた貝は食べるべきではないでしょう。

潮干狩りで採集した貝の生きているかの確認

潮干狩りで集めた貝がまだ生きているかどうかを知るには、貝が口を閉じているかどうかを確認します。

口が開いたままで、刺激しても反応しない貝は生きていない可能性が高いので、持ち帰らない方が良いでしょう。

このような状態の貝は、不快な臭いやヌメリの原因になり、他の貝にも影響を与えることがあります。海へ戻すのが最善です。

子供たちにも、口が開いている貝に優しく触れてもらい、反応を見てみるのが良いでしょう。

潮干狩りで取った貝の洗い方

貝についたヌメリを落とすためには、普通の水で洗い流すのが有効です。

貝が口をしっかり閉じていれば、普通の水で洗っても問題ありません。

ヌメリを落とすことで、持ち帰り時の臭いを減らすことができます。

車での長距離移動時の貝の保存対策

海まで車で1時間30分以上かかる場合には、潮干狩りに行く際には特別な準備が必要です。

保存の際に役立つのが発泡スチロールの箱です。

コーナンや100均などにも売っていることがあります。

もし魚市場などで魚を買ったりする場合は、発泡スチロールの箱がもらえたりしますので、そちらを利用すると無料で手に入れられます。

もちろんクーラーボックスでも構いませんが、魚介類のにおいがつきますので、発泡スチロールの箱がおすめです。

それでは、車での長時間移動時の貝の保存方法をご紹介します。

貝が互いに接触しないようにする

縦に長い容器に貝を入れると、下の貝が圧迫されて傷んでしまうことがあります。

貝が密集しすぎないように、洗った貝を入れることが大切です。

スーパーで売られているアサリのパックを想像してみてください。

魚屋さんの発泡スチロールの箱はサイズと高さがぴったりで、非常に便利です。

長距離移動の際は、容器に海水をたくさん入れるのは控えましょう。

海水が多いと、車の振動で貝が動き、互いにぶつかって割れたり、弱ってしまうことがあります。

真水での洗浄後、新聞紙での包装

潮干狩りで拾った貝の持ち運びには、まず真水で洗い流した後、湿らせた新聞紙に包むのが効果的です。冷やしながらの輸送が最良です。

海水を使わない場合でも、貝は口を閉じた状態を保ち、生きたままでいられます。

一般的に市販されている貝も水には浸かっていないものが多いです。新聞紙は十分に湿らせて使います

輸送の流れは次の通りです。

  1. 湿らせた新聞紙で貝を包む。
  2. 包んだ貝をビニール袋に入れるが、完全に密封はしない。
  3. 発泡スチロールの箱に入れる。
  4. 氷や凍ったペットボトルで冷やす。

もし面倒な場合は、コンビニで氷を購入して使うのも良いでしょう。

潮干狩りのシーズン中は、コンビニにも氷がたくさんあります。

まとめ

潮干狩りで集めた貝を車で長時間運ぶ際の方法について説明しました。

小さくて壊れやすい貝や、口が開いたままの貝は避け、海から上がったらすぐにヌメリを取り、湿らせた新聞紙に包んで貝がぶつかり合わないように注意しながら冷やして運びましょう。

潮干狩りを楽しむためには、適切な準備が重要です。

また、潮干狩りのスポットによっては、持ち帰れる貝のサイズに制限が設けられている場合があります。

地域の規則を事前に確認し、守って潮干狩りを行いましょう。