卒園式・卒業式で下の子を連れて行く場合と預ける場合での対応策

卒園式・卒業式で下の子を連れて行く場合と預ける場合での対応策 行事・イベント

年が明け、春が訪れると、子どもたちにとって重要なイベントが目前に迫ります。

それは、保育園や幼稚園の卒園式、そして小学校の入学式です。

これらの式典は、子どもの成長を感じる貴重な瞬間であり、親にとっても感慨深いものです。

「友だちとの関係はどうか」「読み書きのスキルはどれくらい伸びたか」「一人で歩く自信はついたか」

これらは、子どもの成長を実感できる大切な時です。

しかしながら、幼い下の子どもがいる場合、卒園式や入学式に連れて行くべきかどうかは悩ましい問題です。

参加したい気持ちはあるものの、下の子の扱いについては頭を悩ませることでしょう。

この問題に対して明確な答えはなく、保育園や学校、地域の慣習や保護者同士の意見の違いによって、幼い子どもを同伴するかどうかのスタンスは異なります。

では、どのように判断すればよいのでしょうか。以下では、そのためのポイントについて考えてみましょう。

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卒園式や入学式に幼い兄弟を連れて行く際の検討点

まず最初に、幼い兄弟を連れて行っても良いかどうかを、保育園や学校に問い合わせることが肝要です。

小さな子どもが大きな声で泣いたり、じっとしていられないことが、式の進行を妨げることがあります。

そのため、施設によっては幼い子どもの同伴を制限していることもあります。

この点を確認した上で、卒園式や入学式に幼い兄弟を連れて行くかどうかを具体的に検討しましょう。

卒園式の際の対応策

卒園式は入学式と比較して、静かで厳かな雰囲気が特徴です。

参加する人々は卒園する子どもの親ばかりでなく、この大切な瞬間をビデオカメラで撮影する人も多くいます。

幼稚園や保育園では、小学校に比べて会場が狭いため、子どもたちの動きが撮影を妨げたり、他の人にぶつかる可能性もあります。

しかし、保護者同士のコミュニケーションが取りやすい環境であるため、下の子を連れて行くことは比較的しやすい面もあります

多くの園では、卒園式の間も保育を提供している場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

ただし、園によっては在籍する子どものみを対象としていることもあるので、詳細はしっかりと確認が必要です。

入学式の際の対応策

一方で、入学式は卒園式と異なり、少しの騒がしさも許容される場面が多いです。

小学校の場合は参加者も多く、会場も広いので、子どもたちの騒ぎ声が目立ちにくいです。

下の子を連れていく場合は、ポロシャツとベスト、またはカーディガンなど、ややフォーマルな服装を選ぶと良いでしょう。

ただし、入学式の後にはクラス会や保護者会、PTAの説明会などが行われることが多いため、予定は余裕を持って立てることをおすすめします。

幼い兄弟を連れて行かずに預ける際の対策法

卒業式や入学式に幼い兄弟を同伴せずに預ける場合、どう対応すれば良いか、またどこに預けるべきかについて考える必要があります。

選択肢としては、「祖父母にお願いする」「父親が家で見る」「友人や知人に預ける」「託児サービスや地域の子育て支援センターを利用する」といった方法が挙げられます。

祖父母に預ける

幼い子どもを祖父母に預けることは、多くの家庭で考慮される選択肢です。

特に同居していたり近くに住んでいる場合は、祖父母への預けが容易になります。

祖父母に孫を預けるのは、お互いにとって嬉しい経験であり、信頼関係にもつながります。

しかし、祖父母の年齢や体調も考えなければならない点です。

高齢であれば体力の面や緊急事態に対応できるかどうかが気になるところです。

また、現代の育児方法に慣れていない祖父母もいるため、子どもの食事の好み、生活のリズム、特有の習慣やアレルギーについて事前にしっかり説明しておくことが大切です。

子どもが普段使っている食器やおもちゃ、お菓子、必要な薬に関しても、使い方や注意点を伝えておくと良いでしょう。

自宅で父親に子守をしてもらう

一般的に、育児は母親が中心となって行われる家庭が多いですが、卒園式や入学式の際には、父親が自宅で下の子の面倒を見ることで育児経験を深めるチャンスが生まれます。

しかし、普段から育児に参加していない父親が子守をする場合、安全管理や子供への適切な甘やかしの程度が懸念されます。

通常、母親は子供の行動に対して敏感な反面、父親は必ずしもそうではない場合があります。

子供は瞬間的に視線を外すと、すぐにトラブルに巻き込まれたり、危険なものを口にしてしまうことがあります。

また、父親は子供に対して甘い傾向があり、飲食物やゲームの管理が緩くなることも考えられます。

このため、父親が子守を担当する際は、育児方針を母親と共有し、実際の子守り経験を積むことが大切です。

ママ友や知人に頼む

ママ友や知人に下の子を預けるのも良い選択肢の一つです。

祖父母とは異なり、育児観の共有が必要ない点がメリットとなります。

ただし、相手も自分の予定があるため、事前に相談し、スケジュールを調整することが重要です。

また、各家庭によって育児のやり方が異なるため、自分の子供に合わせた対応ができるかどうかを考慮して、適切な選択をすることが望ましいです。

託児所や地域サポートサービスを利用する

近くに預けられる場所がない場合、プロのサービスを利用することも選択肢の一つです。

最近では、子育てをサポートするサービスが手軽に利用できるようになっています。

例えば、「託児所」は一時的な保育を行う民間の施設で、数時間から一日限りの預かりを行っています。

ショッピングセンター内にあることもあります。

また、「ファミリー・サポート」は、子育て家庭に支援を提供するため、ボランティアやNPOが子どもの預かりを行うシステムです。

市町村や民間団体によって運営されることが多いです。

「託児所」または「ファミリー・サポート」を利用する際には、事前の準備として、説明会の参加や登録、事前打ち合わせが一般的に必要です。

いきなり今日必要だからといって、急に頼めるわけではありません

これらのサービスを利用する場合は、計画をしっかり立てて行動しましょう。

卒園式や入学式で幼児を同伴する際のポイント

卒園式や入学式に出席する際、幼児を連れて行くことが認められている場合はいくつかのポイントに注意が必要です。

重要なのは、「出口の近くの座席を選ぶ」ことです。

また、周囲に迷惑をかけないように「周囲への配慮を忘れずに」行動し、「静かなおもちゃや音の出ないスナック」を持参すると良いでしょう。

これらのポイントに注意すれば、子どもと一緒に式典を楽しむことができます。

式典時の座席を選ぶ際のコツ

卒園式や入学式において、座席の選び方はとても重要です。

特に、出口に近い席を選ぶのがおすすめです。

これは、子どもが泣いたり、大きな声を出したりするのを避けるために必要です。

もし子どもが静かにならない時は、迅速に会場から出られるようにしましょう。

座席を選ぶ際には、出入口や通路の位置を事前に把握しておくことで、必要に応じてすぐに退席でき、他の出席者への迷惑を最小限に抑えることができます。

他の出席者への配慮

卒園式や入学式は、子どもたち、家族、教職員、招待客など、多くの人々が参加する重要なイベントです。

時には、他の在籍中の子どもたちも出席している場合があります。

これらの行事は、すべての出席者にとって特別なものです。

記念すべきイベントとして、他の参加者への思いやりも忘れてはいけません。

子どもの行動や声の大きさ、ビデオ撮影や荷物の置き場所にも配慮し、すべての人が快適に式典を楽しむことができるように心がけましょう。

他の参加者への配慮は、共に素晴らしい思い出を作るために不可欠です。

静かに遊べるおもちゃやお菓子の準備

お子さんがお気に入りのおもちゃで静かに遊べる場合、それを持っていくと良いでしょう。

このような「静かに遊べるアイテム」を持参することで、下の子が騒がしくなるのを防げます。

しかし、鈴のついたり音が出るようなおもちゃ、音がするスナック(例えばお煎餅など)は避けた方が良いです。

また、チョコレートのように周囲を汚す可能性のある食べ物も控えましょう

まとめ

春に迎える卒園式や入学式では、下の子の対応が親にとって課題になりがちです。

「最初に園や学校で子どもの同伴が許可されているかを確認する」ことが重要です。

下の子を預ける場合は、祖父母、父親、友人や知人、託児所や地域の支援サービスなど様々な選択肢がありますが、子どもを預かる人が快適に育児できる環境を整えることが大事です。

下の子を同伴する場合は、「出口の近くの席を選ぶ」「周囲に迷惑をかけないように配慮する」「静かなおもちゃやお菓子を用意する」といった点に気を配りましょう。

これにより、出席者全員にとって心地良い式となるよう努めましょう。

卒園式や入学式に下の子を連れていく際の服装に関しては、以下の記事で詳しく説明しています。