その子供に対して、縄跳びの長さを適切に調整しないと、たくさん練習したとしても思うように上達しません。
縄跳びの適切な長さは、一人一人の子供によって変わってきますので、長さの測定法や調整法についてご紹介します。
子供向けの縄跳びの長さの基準は?
縄跳びの長さは、子供の成長やどのくらい上達しているかによって基準が変わってきます。
幼稚園児や低学年の子供は、まだ思うように縄を回すことができないため、長さを合してあげることは大変重要です。
一般的には、子供が縄の中央を踏んだとき、胸から腰の間が適正な長さとされています。
しかし、色々な技をマスターしたい場合には、それらの技に合わせて縄の長さを調整することが推奨されます。
二重跳び
胸より腰の近くにくるように、少し短めに調整。
腕を交差させる技
交差する分の長さ分だけ長めに調整。
縄跳びの長さの正確な測定法
縄跳びの長さを正確に測る一般的な方法を以下に示します。
1.縄跳びのグリップを両手でしっかりと握ります。
2.縄の中心部分に立ち、グリップを持ち上げて縄を伸します。
3.腕の角度が90度になる位置が、適切な長さになります。
初めて縄跳びをする小学生、幼稚園児は、縄の長さが胸あたりの少し長めに設定するのがおすすめです。
長さのおかげで、力の弱い幼児や幼稚園の子供でも楽に縄を回せるようになります。
そして縄跳びに慣れてきましたら、長さをちょっとだけ短めに調整します。
これによって、頭に触れずに自然に体が前かがみになって、飛ぶことができるようになるでしょう。
身長を基準とした縄跳びの長さ調整法
縄跳びの長さを測る際、子供の身長を基準にする方法もあります。
幼稚園児や小学校の低学年の子供
【身長+40cm】を目安として長さを調整。
高学年の小学校の子供
【身長+50cm】を目安として長さを調整。
縄跳びの適切な長さ調整法と注意点
縄跳びの長さ調整について、親御さんの中には子供が大きくなった時のためにと、余分な長さ分の縄を結んでいることがあります。
それであればハンドルの近くで縄を一回りして固定させるのがおすすめです。
また余分な長さ分の縄をグリップ部分に入れ込んでいることがありますが、こちらもおすすめしません。
縄跳びのグリップ内部は、スムーズに縄を回転させる構造になっているため、余分な縄をグリップに入れ込んでしまうと、縄がうまく回転しないことがあるからです。
もし縄が長かった場合には、ハサミでカットするのがよいですが、少し長さに余裕を持たせるようにカットしてください。
縄跳び選びでは材質も大切!
縄跳びには、さまざまな素材が使用されていますが、特に紐製のものは、高度な技術を必要とする技には向きません。
はじめての子供や幼稚園児には、紐製の縄跳びが良いとされますが、慣れて上手く飛べるようになってきましたら、ビニール製に切り替えると良いでしょう。
特に、前跳び、後ろ跳びといった基本の跳び方ができるようになれば、交差ジャンプなどの技を習得する段階で、ビニール製の縄跳びに変更すると良いです。
また、高度な技である二重跳びには、やや重めの縄跳びがおすすめです。
注意点として、100均などで販売しているような、ねじれやすい素材の縄跳びではなく、ねじれにくい素材の縄跳びを選んであげてください。
まとめ
適当な縄跳びの長さで練習をしても、なかなか上達しません。
その子供にあった、適切な縄跳びの長さに調整して、練習させてあげてください。