赤ちゃんの夜泣きトラブルを防ぐための防音対策まとめ

赤ちゃんを抱っこするママ 育児

夜中に何度も起こされてしまう赤ちゃんの夜泣き。ママにとって睡眠不足は辛いものですね。

夜泣きはただでさえ大変なのに、それに加えて「泣き声が近所に聞こえていないかな…」と、不安を感じてしまうことも大きなストレスとなります。

実際、苦情が来てしまったという経験を持つママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、夜泣きの防音対策についてまとめました。

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背の高い家具を置く

本棚

背の高い本棚や家具を壁に配置すると、防音効果を望めます。可能であれば一室は、壁一面に本棚・家具を並べるといいでしょう。

天井まで届くものならなお防音効果あり。本や衣類など、収納物をびっしりと並べれば音を吸収するのにも一役買ってくれます。

ただし地震などで転倒する可能性があるので、赤ちゃんから本棚・家具までは十分な距離を取ってください。

壁に防音シート・防音ボードを貼る

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出典:amazon.co.jp

防音シートと防音ボードなどの防音グッズを、壁一面に貼るのも効果があります。どちらかだけでも効果はありますが、両方貼るのがベスト。

防音シート、防音ボードは、ホームセンターやインターネットでも販売されています。

防音効果を高める貼り方

両方貼る場合は、まずは防音シートを貼り、その上に防音ボードを貼るようにしてください。また、次のポイントに留意して貼ると防音効果がアップします。

  • 隙間なくびっしりと貼る
  • 防音シートのつなぎ目は重ねて貼る
  • 防音シートを二重に貼る

貼る際の注意点

家の形態により、次の点に注意してください。

集合住宅の場合

天井に防音シート・防音ボードを貼ると上階への防音対策になります。

床は防音シートの上に防音カーペットやコルクマットを敷くようにしましょう。

防音ボードを床に敷いてしまうと歩きにくく、安全面が十分ではないことがあります。

賃貸の場合

取り付ける際は、オーナーに相談するのがベスト。両面テープや接着剤で貼るタイプのものは、はがす時に壁紙がはがれる可能性があります。

引っ越し時に壁紙を修繕するのを前提だと考えた方がいいかもしれません。

窓への防音対策をする

窓

窓からの音漏れを防止するには、次の2つが有効です。

  • 窓用の透明タイプの防音シートを貼る
  • 防音カーテンを使う

どちらか一方ではなく、両方を実施するとさらに防音効果があります。

また、腰窓であっても、床までのカーテンを使うと防音性がアップします。

ドアへの防音対策をする

ドア

ドアからの音漏れは次の2つで防止します。

  • 隙間テープでドアと壁の隙間を埋める
  • ドア面に防音シートを貼る

両方を実施してみてください。特に古いドアの場合は歪みなどから隙間ができ、音漏れしやすくなっています。

隙間テープでドアと壁の隙間をぴったりと埋めることが大切です。

防音室を設置する

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出典:amazon.co.jp

室内に設置するタイプの防音室を利用するのも対策の一つです。

防音室の特徴

防音室には、段ボール製の簡易的なものから、しっかりとしたボックス作りのものまで、いろいろな種類があります。

楽器練習用に作られたものも多いため、防音性に優れています。

広さや材質により値段には幅がありますが、しっかりとした作りのものは高額なことも多いため、レンタル品を利用するのも手です。

注意点

簡易的で軽量のものならあまり心配はいりませんが、重量のある防音室の場合は重さで窓やドアに歪みが生じる可能性があります。

特に木造の家は歪みが生じやすいので要注意です。設置は十分に検討しましょう。

賃貸の場合はオーナーに許可を得てから設置するようにしてください。

また、狭いスペースのものは赤ちゃんを入れっぱなしで過ごさせるようなことはしないでください。

鉄筋コンクリート構造の家に引っ越す

マンション

お金と手間が大きくかかりますが、防音性の優れた家に引っ越すというのは一つの手です。

最も防音効果が望める家は、マンションなどに多い鉄筋コンクリート造の家。壁の厚みがあるため、音が外に漏れにくい構造になっています。

古い家や木造の家はどうしても音が漏れやすいものです。

いくら防音対策を打ってもどうにもならないという場合は、引っ越しを検討してもいいかもしれません。

持ち家の場合の防音対策

持家

持ち家の場合は、自由に手を入れることができる分、これまで紹介した対策以外にもできることが増えます。例えば下記のような対策です。

  • 防音室にリフォームする
  • 防音窓に付け替える
  • 防音ドアに付け替える

ただし大がかりな工事となるため、まとまった金額と期間が必要です。

将来的に楽器を演奏する可能性がある場合などは、検討してみてもいいかもしれません。

まとめ

お金をかけて防音室を作らない限り、完璧な防音をするのはなかなか難しいもの。

したがって、紹介した対策は一つだけをするのではなく、いくつか組み合わせてみることをおすすめします。

また厳密には“防音対策”ではありませんが、両隣のお宅、マンションやアパートであれば上下階のお宅にご挨拶に行くというのは、トラブルの予防につながります。

可能であれば赤ちゃんを連れて行くといいでしょう。

挨拶をする女性

人間は、誰だか分からない人が騒音を出していると不快に感じるものです。

逆に知っている間柄なら、同情や応援をする気持ちを持ちやすいもの。

一度でも顔を見せておけば、「あの赤ちゃんが泣いているのかな」と夜泣きへの理解をしてくれる可能性が高まります。

赤ちゃんは、ママが不安そうにしているとその雰囲気を察してさらに泣いてしまうもの。

適切な防音対策をして少しでもママの不安を取り除き、おおらかな気持ちで夜泣き時期を過ごせるといいですね。

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