大学卒業式を欠席する約10%の学生!その理由と欠席時の注意点

大学卒業式を欠席する約10%の学生!その理由と欠席時の注意点 行事・イベント

多くの人が大学の卒業式の出席について迷っているかもしれませんが、実は卒業式に出席しなくても問題はないのです。

卒業式は学生生活の大切な節目として位置付けられていますが、大学の卒業式は特に練習がなく、開催日時と場所の通知のみで行われます。

「みんなが参加するのか?」や「欠席しても大丈夫か?」などの疑問が浮かぶことでしょう。

実際には、大学の卒業式については知らないことが多いかもしれません。

この記事では、以下の内容を詳しく解説します。

  • 大学卒業式の欠席に問題はなし
  • 大学卒業式を欠席する主な2つの理由
  • 卒業式を欠席した場合の卒業証書の受け取り方

この記事を読めば、卒業式に関する疑問や不安が解消されるはずです。

安心して卒業の大切な時を迎える準備をしましょう。

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大学卒業式の欠席に問題はなし

小学校から高校までは、卒業式の進行を練習して本番に臨みます。

特に小学校では、別れの言葉や校歌、卒業ソング、起立や着席のタイミングなど、細かく練習することが多いですね。

練習中に感極まって涙を流すこともありますよね。

では、大学の卒業式はどのように進行するのでしょうか。

大学卒業式の基本的な流れ

大学の卒業式は、通常3月下旬に行われ、25日前後が最も多い時期です。

大学によって若干の違いはありますが、一般的な流れは以下の通りです。

  1. 開式の言葉
  2. 校歌(学歌)の斉唱
  3. 卒業証書・学位記の授与
  4. 学長の式辞
  5. 理事長や来賓からの祝辞
  6. 閉式の言葉

さらに、在校生からの送辞や卒業生代表の答辞、記念品や賞の授与などが行われることもあります。

校歌について不安を感じる人もいるかもしれませんが、多くの場合は合唱部が歌うか、CDが流されるため、心配はいりません。

卒業証書の授与は、各学科代表者が壇上で行われ、他の学生は式後に受け取ります。

生徒数が多い大学では、個別の授与は難しいのが現実です。

式は通常約1時間で終了し、高校までの卒業式と違い、個別の入退場や呼名、歌唱の必要はありません。

出席は自由、強制ではない

高校までは全員が出席することが一般的ですが、大学の卒業式は自由参加です。

約10%の学生が出席しないというデータもあります。

例えば、2000人の学生がいる場合、約200人が欠席することになります。

出席の有無が単位に影響することはないので、安心してください。

もし迷っているのであれば、一度は参加してみる価値はあります。

人生で最後の卒業式になる可能性もあるため、後悔することなく参加してみるのがおすすめです。

また、多くの卒業式では途中での退出も可能です。

大学卒業式を欠席する主な2つの理由

大学の卒業式に参加しない学生たちが抱える理由は何でしょうか。

実際に卒業式を欠席した会社の同僚たちに話を聞いてみたところ、主に以下の2つの理由が挙げられました。

参加が不可能な事情があった

卒業式に対する興味が持てなかった

これらについて、具体的な事例を掘り下げてみましょう。

出席できなかった事情

卒業式に出席できなかった学生の中には、以下のような事情を抱えている人がいました。

  • 就職活動中の面接が重なった
  • 新しい職場での研修が開始された
  • 引越しの準備や作業で忙しかった

例えば、就職が決まっている学生の中には、3月に入社前研修が始まるケースもあります。

この場合、研修が優先されることが多いです。

会社の同僚たちの話によると、多くの学生は就職先の勤務地への引越しのために卒業式を欠席していました。

新生活の準備で忙しい中、わざわざ卒業式のために大学へ戻るのは困難です。

また、最終登校日の後には、多くの学生が部屋を引き払い実家へ戻ることもあります。

卒業式に興味を持てなかった理由

また、「卒業式に行きたくなかった」という理由も一般的です。

  • 卒業式自体に関心が薄かった
  • 新生活の出費が重なり、卒業式の衣装にお金をかけたくなかった
  • 友達と日程が合わなかった
  • 寒い時期であり、卒業式のためだけに出席するのが面倒だった

友達と一緒でなければ参加したくない、あるいは大学院進学を考えているため卒業式に特別な意味を感じない学生もいます。

高校までの卒業式とは異なり、大学の卒業式では個々の学生の名前を呼ばれることもなく、イベントに対する関心が薄いことが一因です。

実際に欠席した同僚たちに後悔しているか尋ねたところ、多くが「どちらでも良かった」と答えていました。

卒業式に参加しない場合でも、その後の謝恩会や打ち上げにだけ参加する学生もいます。

卒業を迎えたことを自分なりに祝う日として楽しむことも大切です。

卒業式を欠席した場合の卒業証書の受け取り方

大学の卒業式に参加しない場合でも、卒業証書と学位記を受け取る必要があります

受け取りの期限を逃すと手に入れることができなくなるので、手続きを忘れないようにしましょう。

大学で直接受け取る

卒業式に参加しない場合、普段卒業式の際に配布される卒業証書は別途受け取りが必要です。

卒業式に出席しないと決めた場合は、事前に学生課に連絡することが大切です。

春休み中は学生課が休みになることがあるため、受け取り期間を確認しておく必要があります。

郵送での受け取り

遠方に引越しなどで大学に行けない場合は、郵送での受け取りが可能です。

手続きの方法は通常大学のホームページに掲載されていますが、不明な点は学生課に電話で問い合わせると良いでしょう。

必要な書類や返信用封筒、切手などの準備が必要になります。

大学によって手続きが異なることがあるので、事前に確認しておくことが重要です。

卒業証明書について

卒業証明書は就職活動や転職の際に必要になることがあります。

必要な時には大学に発行を依頼しましょう。

発行に際して手数料がかかる場合があるので、詳細を確認することが大切です。

欠席時の挨拶を忘れずに

卒業式を欠席する場合、卒業証書の受け取りだけでなく、お世話になった教授や大学関係者、友人や後輩への挨拶も忘れてはいけません

特に親しい教授には、卒業式を欠席することを伝え、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。

大学生活を通じて支えてくれた人々への感謝の気持ちを示すことで、新しい生活へスムーズに移行できます。

まとめ

  • 大学の卒業式は出席が任意で、欠席する理由は人それぞれ
  • 卒業式に参加しなくても、その後のイベントに出席する選択肢もあり
  • 卒業式を欠席する際は卒業証書や学位記の受け取り手続きを忘れずに
  • お世話になった人たちへの挨拶は、大学生活の締めくくりとして大切なエチケット

卒業式に参加しなくても、大学生活を有意義に終えることは可能です。

これから社会人として新たなステージに進むにあたって、過去4年間の経験を胸に新しい人生を歩み始めましょう。